カメラマンになるには? 年齢を重ねてから目指すのは厳しい?

カメラマンを目指すにあたっては、カメラや写真に対する熱意があること、集中力と根気強さがあることなどが求められます。

基本的に年齢は問われませんが、プロとしての高度なスキルを身につけるには時間がかかるため、できるだけ早いうちから経験を積むに越したことはありません。

ここではカメラマンになるための道のりや学校の種類、目指せる年齢などをご紹介します。

カメラマンになるまでの道のり

プロのカメラマンになるために、絶対に必要とされる学歴や資格はありません。

また、なる方法もひとつではなく、さまざまな道のりでカメラマンになっている人がいます。

カメラマンになる一般的なルート
  • 写真を学べる大学や専門学校、スクールに進学し、撮影の基本的な知識・技術を身につけてから写真スタジオなどに就職する
  • フリーランスのカメラマンのアシスタントになり、修業しながら現場経験を積む
  • アルバイトとしてスタジオに勤務し、働きながら撮影に関する知識・技術を身につける
  • 独学で撮影の知識や技術を学ぶ

ここで紹介する方法が必ず正解というわけではありません。参考にしながら、自分なりの道を模索してください。

カメラマンに資格は必要? どんな資格がある?

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カメラマンになるための学校の種類

写真やカメラについて学べる学校には、以下のようにさまざまなものがあります。

写真やカメラについて学べる学校
  • 大学(写真学科など)
  • 専門学校
  • 民間の写真スクール・講座

大学であれば、美術系・芸術系の学校のうち、「写真学科」や「写真コース」を設けているところを選ぶとよいでしょう。

専門学校は、写真学科などカメラマン志望者向けの学科・コースを置く学校が全国にいくつかあります。

大学や専門学校では、1~4年という長い時間をかけて写真を学びます。

撮影技術だけでなく、カメラや写真の歴史、さまざまな芸術について広く知識を深めていくことができるのがメリットです。

もっと手軽に学びたいということであれば、民間スクールに通う方法が考えられます。

民間スクールの選択肢は幅広く、数ヵ月~1年程度の講座もあれば、なかには1日や数日程度の短期間で学べる単発の講座もあります。

学校で学ぶことで、基礎からしっかりと知識を身につけやすく、また技術面などについて独学で悩みにぶつかってしまったときに、すぐ先生や周りの学生に相談することができます。

また、求人情報を手に入れやすいこともメリットといえるでしょう。

ただし、学校を卒業したからといって、自動的にカメラマンになれるわけではありません。

卒業後、どのようにカメラマンとして生きていくかは、学びながら自分で考える必要があります。

カメラマンになるためにはどんな学校に行けばいい?(大学、専門学校・スクール)

カメラマンに向いている人

カメラや写真が好きであること

一人前のカメラマンになるまでの道のりは容易ではありません。

通常、カメラマンは必ずアシスタントなどの「下積み」からスタートします。

下積み期間中は、先輩から叱られたり雑用ばかり任されたりすることも多く、何よりも忍耐力が求められます。

多くの一流カメラマンが下積み時代を乗り越えているため、これからカメラマンを目指す人も、厳しさを乗り越えられるくらいカメラや写真が好きで、熱意があることが望ましいです。

明るく、笑顔でいられる人

撮影現場では、モデルや編集者など、たくさんの人と協力して仕事を進めていきます。

いつも明るく元気なカメラマンがいることで、よりよい現場の雰囲気を作り出し、質の高い作品を撮ることにつながります。

静かで落ち着いたカメラマンが悪いわけではありませんが、多くのスタッフとコミュニケーションをとる上でも、明るく笑顔でいることは大切です。

周囲の人々に対して気が利く人もカメラマンには向いています。

集中力と根気強さがある人

カメラマンが撮影に臨む際には、必ず「こういうシーンを撮影したい」という目的を持っています。

撮影中はしっかりと集中力を保ち、いざという決定的なシーンを撮り逃さないようにする必要があります。

また、撮影は長時間におよぶ場合もしばしばあるため、根気強さ、粘り強さも大切な要素になるといえるでしょう。

カメラマンに向いている人・適性・必要なスキル

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カメラマンのキャリアプラン・キャリアパス

カメラマンの世界では、まず「アシスタント」としてキャリアをスタートするのが一般的です。

アシスタント時代は、先輩の下で仕事を覚えていく大事な期間です。

プロのカメラマンのアシスタントになることで、現場経験を積みながらカメラマンに必要な知識・技術、現場での立ち回り方などが身につきます。

写真関連の学校を卒業後にアシスタントとして勤める人もいれば、いきなりアルバイトなどの形でスタジオに勤務し、アシスタントになる人もいます。

一般的な就職活動をする例だけでなく、知り合いのフリーランスのカメラマンにアシスタントとして雇ってもらう人もいます。

どんなアシスタントを採用するかは個々のカメラマンによって考え方が違うことも多く、スタジオなどでの現場経験がまったくなくても、熱意があれば採用される可能性はあります。

アシスタントとして何年も経験を重ね、確かな技術を身につけて自分ならではの写真が撮れるようになると、正社員としての転職や独立への道が見えてきます。

カメラマンを目指せる年齢は?

カメラマンを目指すにあたり、基本的に年齢は問われません。

ただし、実際にカメラマンとして現場で働くことを考えると、できる限り若いうちに仕事を始めたほうがベターだといえるでしょう。

その理由としては、カメラマンはアシスタントとしての下積み時代を経て一人前になるケースが多いこと、そしてアシスタント時代は多忙なわりに給料が安い場合も多く、年齢を重ねてからアシスタントになるのは厳しいと考える人が多いことです。

独立すれば、ある程度は自分で思うように動きやすくなりますが、アシスタント時代は先輩の仕事内容によって生活パターンも左右されてくるため、ときにつらいと感じてしまう人もいます。

また、もし就職を目指すとしても、できるだけ伸びしろや将来性のある若い人を採用したいと考える企業は少なくありません。

フリーランスのカメラマンは、40代や50代でもバリバリと活躍している人が少なくありませんが、カメラマンの道を志すのであれば、20代前半のうちにスタートするのがおすすめです。

カメラマンは女性でもなれる?

カメラマンは、もともと男性が多く活躍してきた職業ですが、近年は女性のカメラマンの数も増えているようです。

20代~30代の比較的若手の女性カメラマンもたくさんおり、各分野で活躍しています。

プロフェッショナルとしてカメラで撮影をすることに性別は関係ないため、仕事に対する情熱を持ち、きちんと撮影技術を磨いていけば、どのような人でもカメラマンとして働けるといえるでしょう。

女性のカメラマンの強みは、美容分野など女性の感性が必要とされる場で活躍できるチャンスがたくさんあることです。

最近は女性向けのサービスも増えていることから、女性カメラマンが求められる場が増えています。

しかし、カメラマンは重い機材を持ち運ぶなど体力勝負で、勤務時間も不規則になりがちです。

安定しない生活スタイルや体力面の不安を、どう乗り越えていくかがカギになってくるでしょう。

女性のカメラマンのキャリアパス・結婚後の生活

カメラマンになるにはのまとめ

カメラマンは、基本的には資格や年齢は問われず、どのような人でも目指すことができる仕事です。

大学や専門学校などで写真を学んでから就職する人もいれば、未経験の状態でアシスタントになって現場で修業を重ねていく人もいます。

女性カメラマンも活躍しており、気力や体力、技術がともなえば、年齢・性別に関係なく活躍することができます。