損害保険会社社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

損害保険会社に向いている性格・適性

相手の気持ちに寄り添える人

損害保険会社の社員にまず必要なのは、お客さまの話にしっかりと耳をかたむけ、その気持ちに寄り添ってコミュニケーションができる能力です。

たとえば個人営業を担当する場合であれば、「顧客の家族構成」「普段どんな生活を送っているのか」「何に対して不安やリスクを抱えているのか」などをヒアリングするところから仕事は始まります。

これらはお客さまに最適な保険商品を提案するうえで必須の情報ですが、相手の気持ちに寄り添う姿勢がなければ深い話は聞き出せないでしょう。

また事故や災害の査定を担当するケースでは、お客さまが精神的に動揺していたり不安定になっていたりすることも多いため、この場合も根気強く冷静に話を聞きとる姿勢が何よりも大切です。

目標に向かって努力できる人

損害保険会社で営業を担当する社員にとって大変なのは、言うまでもなく「保険の契約数を増やすこと」です。

現在は少子高齢化社会で日本全体の人口が減少しており、今後この市場において顧客の減少は避けられないでしょう。

また昔のように「知り合いがすすめてくれたから」「仕事上の付き合いのため」などの理由で保険に加入する人は減っており、損害保険業界を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。

損害保険会社同士の激しい顧客の奪い合いが始まるなか、いかにして新規の契約を取り付けるかが各社員の重要な課題となっているのです。

個人やチームに対して厳しい営業ノルマが課される場合もあり、そうした目標達成に向けて努力できる人が向いている仕事です。

自主的に勉強し続けられる人

損害保険は「金融」に属する専門的な分野であり、業務関連知識の勉強は必須です。

自社で取り扱う保険商品の理解はもちろん、世の中の経済的な状況についてもこまめに追っていく必要があるでしょう。

入社後の研修期間などで最低限の知識は身につけられますが、業界を取り巻く環境はどんどん変わっていくなかで継続的に知識をアップデートしていかなければなりません。

業務時間外にも保険や経済に関するニュースをチェックしたり、金融関連の資格にチャレンジしたりなど、自主的に勉強し続けられる人が活躍できる業界です。

損害保険会社で働くには(大学学部・学歴)

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損害保険会社に向いていないのはどんな人?

「感情的になりやすい人」は損害保険会社の仕事には向いていないでしょう。

保険加入者が事故や災害による被害を受けて保険を申請し、それがお客さまにとって思い通りの査定結果にならなかった場合は、怒声や罵声を浴びせられることも少なくありません。

「どうして保険が適用されないんだ!」「今まで支払ってきた保険料が無駄になった!」「もう一度査定をやり直してくれ!」などの言葉をかけられることもあるでしょう。

そうした状況でも感情的になることなく、慎重に言葉を選んで応対ができる人が損害保険会社の仕事に向いてるのです。

お客さまからのクレーム対応がきっかけで退職に至ってしまう人は多いため、精神的なタフさがなければ働き続けるのは厳しいといえます。