【2023年版】損害保険会社社員に必要な資格・スキル

損害保険会社で働くのにおすすめの資格は?

損害保険は、事故や災害などが起きたときに保険加入者のその後の人生を左右するほど重要なものであり大きな責任が伴います。

損害保険会社の社員には専門知識が求められ、お客さまに対して重要事項を正確に説明できるスキルが必要不可欠です。

そのスキルを証明するものとして、損害保険の仕事にたずさわる者は日本損害保険協会が実施する「損保一般試験」に合格しなければなりません。

損保一般試験には「基礎単位」と「商品単位」があり、商品単位はさらに「自動車保険単位」「火災保険単位」「傷害疾病保険単位」の3つに分かれます。

参考:日本損害保険協会 損保代理店試験 損保一般試験

基礎単位の合格は必須であり、それとあわせて取り扱う保険商品に応じた商品単位にも合格しなければ、その商品の販売はできません。

この損保一般試験は損害保険会社の社員だけでなく、生命保険会社不動産会社、自動車販売店の社員など、損害保険の代理店となる企業に勤める人も数多く受験しています。

入社前に合格しておく必要はなく、採用後に会社の指導を受けながら勉強し受験に臨むのが一般的です。

なお、2011年までは「募集人試験」と「商品専門試験」に分けて試験を実施されていましたが、現在は「損保一般試験」として統合されています。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

損害保険会社の営業職に有利な資格

日本損害保険協会では、損保一般試験合格者のステップアップを図るための試験として「損保大学課程」と呼ばれる試験も実施しています。

営業を担当する部署で働く場合はこちらも目指すと良いでしょう。

損保大学課程はさらに「専門コース」と「コンサルティングコース」の2つに分かれます。

試験に合格して所定の要件を満たすことで、専門コース合格者は「損害保険プランナー」、コンサルティングコース合格者は「損害保険トータルプランナー」として認定されます。

参考:日本損害保険協会 損保代理店試験 損保大学課程

損害保険に関する専門的知識・スキルを有していることの証明になり、試験を通してより高度なコンサルティング技術を身につけられるでしょう。

損害保険会社の総合職に有利な資格

「総合職として入社しグローバルに活躍していきたい」と考える場合は、当然英語力が必要になります。

英語力を証明するうえでもっとも一般的な指標が「TOEICのスコア」です。

「総合グローバル職」などの国際事業にたずさわることを前提とした募集の場合、応募条件として「TOEICテスト900点相当以上」など高いハードルを設けている企業もあります。

現在は保険市場の成熟化や少子高齢化などの問題により、損害保険会社においても海外進出が加速している状況です。

英語力を鍛えておくことは大きなチャンスにつながる可能性が高いでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

損害保険会社のアジャスターに有利な資格

損害保険会社の「アジャスター」とは、自動車の物損事故の際に、事故の原因や状況、損害額の調査などを行う仕事です。

このアジャスターとして働く場合は、日本損害保険協会の実施する「アジャスター試験」に合格し、所定の手続きを経てアジャスター登録をしなければなりません。

アジャスター試験には「技術アジャスター」と「特殊車アジャスター」の2種類があり、技術アジャスターにはさらに「見習・初級・3級・2級」の4ランクが設定されています(1級は停止中)。

見習技術アジャスターと特殊車アジャスターは基本的に誰でも受験できますが、見習技術アジャスターでさえ合格率は2割程度であり、難易度の高い試験となっています。

参考:日本損害保険協会 アジャスター制度の概要

技術アジャスターの仕事