専門商社の勤務・労働時間・休日・残業

専門商社は激務と言われるけれど…

商社には激務のイメージがあり、専門商社でももちろん長時間労働があたり前という企業はあります。

とくに大手総合商社の子会社で給料が高い専門商社では、残業や接待で毎日深夜に帰宅、というケースが多いようです。高収入には残業代と業績給が含まれているというカラクリです。

また、川下産業(消費者に近い段階の産業)の専門商社の場合、長時間労働になる傾向が高いようです。食品系やアパレル系がこれにあたります。

反対に、川上産業(消費者から遠い産業)の一次産業(化学系やエネルギー系)を扱う中小専門商社は、中小企業であればそれほど激務というわけではないようです。

専門商社とひと言で言ってもさまざまな事業規模や営業形態、取扱商品があり、企業によって労働条件は異なります。

そのため、激務でも高収入を望む場合は大手総合商社の子会社を目指す、給料面はそれほど良くなくても激務を避けたい場合は川上産業の中小企業を目指す、といった方針を持つのもいいかもしれません。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

激務の専門商社の労働実態は?

大手総合商社の子会社で、年収が高い専門商社の営業職を例に上げてみましょう。

専門商社はいわばサプライヤーと顧客との仲介役ですから、双方からさまざまな要求を突きつけられます。これに逐一応え、実務仕事をこなしていくため、通常の勤務時間では足りずに長時間残業を繰り返すことになります。

さらにサプライヤーと顧客双方への接待も必要です。接待はお酒の席であることが多く、深夜にまで及びがちです。

休日の取り方

しかし休日に関しては、激務の専門商社社員でもメリハリのついた休み方ができるようです。

というのも専門商社は特定産業の企業間取引を扱いますから、他の企業が休みになるお盆や年末年始、GWなどは営業する必要がないためです。そのため比較的まとまった休みを取得してリフレッシュすることも可能です。

土日に関しても同様の理由で比較的しっかり休むことができます。しかし取引先が時差の大きい海外企業である場合、ときに仕事が土曜日にずれこんでしまうことはあるようです。