生産技術と製造技術の違い

両者のおもな役割は?

生産技術」と「製造技術」は、どちらも「ものづくり」を行う製造業の会社には欠かせない職種です。

両者は似たところがありますが、細かくいうと、生産技術は「どうやったらそれができるか」を考えることで、製造技術は「実際のつくり方や、その技術内容」について考えることです。

より具体的に見ていくと、生産技術は「品のよい製品を、より効率的に、できるだけ安く作ること」や「生産性を上げるためのしくみを考えること」がおもな役割となります。

一方、製造技術は、「原材料や製造方法を検討し、効率的な生産を行うための技術を向上させる方法を研究していくこと」をおもな役割としています。

両方の考え方が必要になる

ものづくりの現場では、どのような材料を使い、どのような技術を使って製品を完成させていくのかを考えることが不可欠です。

どうしても「技術そのもの」に焦点が当てられがちですが、会社として安定的に生産を続け、きちんと利益を上げていくには、技術の内容に加えて「速く、多く、安く」という視点も取り入れていかなくてはなりません。

どれだけ素晴らしい技術で製造を行っても、需要に対して生産スピードが極端に遅かったり、コストがかかりすぎて赤字になってしまうようでは、会社はうまく回っていかないからです。

簡単にいえば、製造技術では製造に必要とされる技術を検討しますが、いかに生産性を高めてコストを下げる生産を行うかを考えていくのが生産技術です。

両者は、どちらも密接に関わり合いながら仕事を進めていくことになります。

同じような意味で使われる場合もある

「生産」と「製造」という言葉を考えると、生産はものを作りだすこと全般を、製造は材料から製品を作ることを指しており、生産の中に製造が含まれるともいえます。

ただし、製造技術は現場の技術そのものに深く関わっていくため、現場により近い位置で仕事をすることが多くなるでしょう。

会社によっては、生産技術と製造技術を同じ意味で使っている場合もあるようです。