内部監査のやりがい・楽しさ・魅力
内部監査のやりがい・楽しさ
適切な会社運営に貢献できる
内部監査は会社の規定や部署のルールが守られ、不正が行われていないかをチェックするのが役割です。
監査の範囲や内容は会社や業界によって変わりますが、内部で起こるリスクへ減らし、不正を未然に防ぐという目的に違いはありません。
会社運営を正常に行うために不可欠な仕事であると同時に、結果的に社会的な信用を得ることにもつながります。
内部監査は、監査した部門の体制や業務が改善すると、大きなやりがいを感じることができる仕事です。
社内全体を見渡せる
内部監査は社内の部門でありながら、第三者の立場で各部門の監査を行います。
他部門の人と多く関わり、抱えている課題や問題も共有し改善につなげていく役割をになっています。
会社全体を見渡せる数少ない職種であり、監査や改善提案を行う中で、全社的に解決すべき問題点も見えるでしょう。
会社全体をより良くするような改善案を経営層に提案できることも、やりがいにつながります。
成果を共有できる
内部監査は各部門の業務をチェックするのが職務ですが、「ミスを指摘して終わり」では他部署の社員と信頼関係を築けません。
コミュニケーションを密に取り、どうすれば改善できるか、このやり方で部門に負荷が掛からないかなど、問題点があれば一緒に考えていく姿勢も求められます。
そうした課程や得られた成果を共有できるのも内部監査のやりがいといえます。
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内部監査の魅力
知識が広がる
内部監査は社内のあらゆる部門が対象です。
監査は内部統制がきちんと機能しているかの「モニタリング」が基本なので、監査対象、例えばシステムや経理、製造などに関する深い知識は必要ありません。
しかし、多様な部門と関わり合うため、おのずと知識も広がります。
知識が広がれば、社内に向けた改善提案にも生かせます。
キャリアアップにつながる
内部監査は上場企業や大企業には義務付けられているため一定のニーズがありますが、全般的に内部監査を担当できる人材は不足している傾向にあります。
一般的にある程度の業務経験がなければ務めることが難しく、新卒が配属される可能性もほぼありません。
社内の限られた人員から捻出しなければならず、どの企業でも内部監査に配属させるための人材確保に苦労しています。
しかし、一度経験すれば貴重な人材となります。
ガンバナンスの強化やコンプライアンスの徹底などを守るのが当然の世の中になっており、内部監査の役割もより一層重要度が増していくでしょう。
そうした背景から転職する際も有利になると考えられ、キャリアアップするにも役立ちます。
資格取得も目指せる
担当する内部監査によって会計や財務などの知識が必要になるケースもあります。
つちかった業務経験は将来的に役立つのはもちろん、「公認内部監査人」や「公認会計士」といった難易度の高い資格取得を目指す際にも役立ちます。
資格を取得すれば担当できる業務が広がるほか、社内評価が上がり、給与にも反映されるでしょう。
転職する際にも大きな強みになり、監査法人への転職などキャリアアップの道も広がります。