内部監査に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

内部監査に向いている性格・適性

客観的に物事を見られる

内部監査は他部門の業務フローなどをチェックするのが仕事です。

そのため同じ会社の部門、スタッフ同士ですが正しい判断を行うには客観性が求められます。

監査する部門に関わらず、公平な視点を持ち、自分の判断に対しても客観的な判断ができる人は向いています。

経営にも興味がある

内部監査は組織全体を改善するため、重要な部門と考える企業もあります。

客観性を大事に組織を俯瞰して見られる部門ですし、組織の将来についても考える機会も多いでしょう。

役割は裏方になりますが、経営層と近い位置で仕事に取り組めるため、会社経営に少しでも貢献したいと思う人に適した仕事です。

裏方が苦にならない

内部監査の仕事はクライアントと直接やり取りすることはあまりなく、営業や広報などに比べると地味な印象があります。

また、モノやサービスをクライアントに提案したり、顧客の手に渡る物を製造したりすることもなく、直接的な成果が見えづらい面もあります。

しかし健全な企業運営のために欠かせない仕事をになっており、そうした仕事をやりがいにできる人は向いています。

内部監査部門で働くには

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内部監査に必要なスキル・能力

コミュニケーション能力

内部監査の仕事は社内のあらゆる部門、人と関わるためコミュニケーションスキルが求められます。

監査で見つかった問題点を伝え、必要なら改善策も提案します。

対面、メールなど伝達方法はさまざまですが、いずれの場合も正しく伝えなくては意味がありません。

また、正しい判断をするために、正確に物事を聞き出すこともポイントです。

監査の時だけでなく、日ごろからコミュケーションを大事にすることが重要です。

観察力のある人

内部監査の基本は会社や部門が定めたルールに沿って業務が進んでいるか? 

会社の不利益になるような不正が行われていないかなど、「正しくないことを見つける」ことです。

多少ルールから外れていても、業務を効率的に進めるため部門の人は目をつぶっていることもあるかもしれません。

そのような細かなケースに対しても目を光らせ、リスクを除外するために改善を求めるため観察力が大切です。

内部監査に向いていないのはどんな人?

あえて挙げるなら上記で紹介したタイプとは逆の人といえます。

・俯瞰するのが不得意で目の前の物事を見がち
・経営に興味がない
・直接利益を出せるような仕事がしたい
・コミュニケーションが苦手
・細かな問題を見つけるのが苦手

あくまでも一例ですし、自分で思っていても実は適性があった、または克服できたなども考えられます。

内部監査人として活躍したいと意識していれば、気にすることはないでしょう。

付け加えるなら、ブレない心も必要かしれません。

内部監査では言いにくいことや嫌なことも指摘しなければならず、相手が年上であったり、役職が上であったりするケースも多いです。

業務の特性から嫌われ役を買ったり、面倒なことを押し付けられたと思う人もいますが、会社や部門をよくするための監査ですので、物おじせず指摘する姿勢が求められます。

そうした姿勢で取り組めないタイプだと苦労するでしょう。