マーケティングのつらいこと・大変なこと・苦労

マーケティングのつらいこと・大変なこと

プライベートも仕事を意識せざるを得ない

マーケティングに携わる人、つまりマーケターは、常に生活の中からトレンドの兆しを探してしまうものです。

そのため、休日でも、終業後だとしても、いつの間にか頭の中が仕事モードになることが少なくありません。

会社帰りなどに、同じ部署のメンバーと調査を兼ねて話題の店をはしごすることも少なくありません。

楽しい時間でもありますが、常に流行の秘密を探ろうと頭がフル回転してしまい、純粋な楽しみ方ができないという人も多いです。

仕事のプレッシャーが大きい

マーケターの仕事は、社会動向やトレンドの背景を読み取り、それを商品コンセプトや広告企画、営業戦略に役立てることです。

時には社運をかけた商品の企画を担当することもあり、その重圧は並大抵のものではありません。

また、調査や企画が必ずしも成功につながるとは限らず、結果が出るまでは心配で胸がいっぱいになることもあります。

いい結果が出なければ社内でも評価されず、厳しい目を向けられてしまいます。

とにかく忙しい

会社によって事情はさまざまですが、忙しいマーケターは本当に忙しいです。

調査や提案だけでなく、製品作りや広報、販売戦略にまでタッチするようなマーケティング部門の場合、その仕事量もずっと多くなります。

さまざまな部門の仕事を一緒に行ったりできるのはおもしろい反面、仕事量も多く残業も増えがちです。

また、必要な知識量やキャッチアップすべき情報やトレンドも多く、その勉強も大変で、心身ともにハードな状況に追い込まれることがあります。

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マーケティングの悩み

仕事の成果が評価されにくい

マーケティング部門は、さまざまな部署に関わって仕事をしますが、製品・サービスの生産や販売を直接行うわけではないため、その仕事の成果がわかりにくい面があります。

そのため、周囲から評価されにくい場合も少なくありません。

せっかく顧客満足を高めるための仕組みを作っても、それが売上の向上に寄与しなければ、ただのコストアップと評価されることもあります。

また、マーケティング施策は効果が出るまでに時間がかかる場合が多いことも、マーケターの成果や評価をわかりにくくさせている原因のひとつです。

華やかなイメージをもたれがち

マーケティング部門は企業の中でも「花形」といわれるなど、華やかなイメージをもたれがちです。

しかし、実際には細かなデータの収集や整理、資料作成、打ち合わせといった細かな作業が多く、期待していたようなイメージと距離を感じている人もいます。

「マーケティングってかっこいいよね」と言われても、企画提案や意思決定といった上流の業務でなく、調査や資料作りといった下流の業務が中心になっているとそのギャップに苦しんでしまいます。

マーケティングを辞める理由で多いものは?

人間関係に疲弊する

マーケティング部門では、多くの関係者とのコミュニケーションなしには業務が回りません。

しかし、それだけに人間関係の悩みも多く、業務効率やモチベーションに大きな影響を与えてしまうことも少なくありません。

社内の人間関係のトラブルや、周囲への気遣いに疲れてしまい、休息を求めて退職する人も多いです。

他の仕事がしてみたい

マーケティングの仕事は多くの業務を経験できることも多いですが、だからこそさらに他の仕事がしてみたいと感じることも多いようです。

「直接顧客に触れる営業や販売がしたい」「別の業界で活動してみたい」「直接ものづくりができるポジションに行きたい」といった退職理由はやや多く見られます。

ただ、マーケティングが嫌いになったというよりも、マーケティングの経験を生かして他の仕事をしたいといった前向きな理由が多いようです。