マーケティングの需要・現状と将来性

マーケティングの現状

かつて、日本では海外と比較してマーケティングの重要性はそれほど高くないと言われていました。

国土が狭く、交通網が発達している日本においては、セールスマンが直接顧客に物を売り込む方が素早く顧客を獲得できたからです。

しかし、昨今ではわかりやすいセールスを嫌がる人が増え、購買時には複数の競合と当然のように比較されます。

とくにインターネットによる情報化は顧客行動に大きな変化を与え、なかでもインターネットを使った「デジタルマーケティング」は年々重要性を増しています。

また、直接の対面を伴わない「インサイドセールス」と呼ばれるセールス方法にも注目が集まっており、現在のマーケティング部署はインサイドセールスの司令塔としての期待も大きいです。

マーケティングの需要

マーケティングを専門とするマーケターの需要は高まりつつあります。

とくに、デジタルマーケティングに強い人材と、マーケティング全般をコントロールできる人材の需要が高いです。

デジタルマーケティングでは、インターネット上の顧客行動をデータから読み取り、関係構築や商材購入などを促します。

オウンドメディアやSNSなどを使ったデジタルマーケティングだけでなく、旧来のさまざまなマーケティング手法を組み合わせてマーケティング活動を総合的にプロデュースできる人材は「CMO(最高マーケティング責任者)」候補としての需要も多いです。

ビッグデータの分析やマーケティング案にAIが用いられるようになりつつあるため、今後、最新のテクノロジーに強い人材はいっそう歓迎されるでしょう。

マーケティングの将来性

販売活動の主軸として期待大

今後の購買活動は「営業マンによる販売」から、マーケティングによって「顧客が選んで購入する」形に変わっていくと予想されています。

日本では生活に必要なものがほぼそろい、各社の商品価値にそれほど差がなくなる「コモディティ化」がさまざまな分野で生じている現状があります。

コモディティ化した市場では、企業や商品のもつブランドイメージや販売戦略が商品そのものよりも重要になるため、マーケティング部門は企業の行う販売活動で重要な役割を期待されるでしょう。

果たすべき責任が大きくなり、仕事も多くなる可能性もありますが、それに伴った評価や待遇が期待できます。

国内外のさまざまな業界で活躍できる

マーケター人材は、いわば「物を売るための仕組みを作る」ことができる人材であるため、国内外のさまざまな業界で活躍を期待できます。

マーケティングでは、事実にもとづいてさまざまな企画や提案を行います。

そのため、しっかりとした情報収集さえできれば、別の地域、業界だとしてもマーケターは成功しやすいのです。

とくにデジタルマーケティングは、ツールや手法もかなり確立されており、すでに海外進出を果たしている日本企業も多いです。

本人の能力と意欲次第で、さまざまな活躍が期待できるでしょう。