マーケティングに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
マーケターに向いている性格・適性
数字に強い人
マーケティングでは、調査データの分析が仕事の出発点です。
集めた大量のデータを統計手法やツールで分析することも多いため、数字に強い人ならマーケター向きといえます。
また、数字を見ながらさまざまな事象を想像できるタイプの人も適性が高いです。
トレンドに敏感な人
マーケターにとって大きな武器になるのが自分の感覚です。
優れたマーケターは、普段の生活で触れるさまざまな製品やサービス、情報からも社会や顧客のニーズを感じ取ります。
流行りのスイーツやアクセサリー、心に残る広告のコピー、政治や経済などいろいろな方面から社会の流れを感じて分析します。
そのため、少しミーハーに見える人もマーケターには多いです。
人と接するのが好きな人
一般的にマーケターは、商品開発部、営業部、宣伝・販促部などと連携して仕事を進めます。
マーケターは各部署の意向を汲みながら、顧客目線で望ましい商品・サービスのコンセプトの提案を行います。
そのため同僚とは違った意見になることも多いのですが、その際には、上手に提案をする力や複数の立場の意見をうまくまとめる力も必要です。
もともと人と接するのが好きで、皆でわいわい仕事をするのが好きな人はマーケターへの適性が高いといえます。
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マーケターに必要なスキル・能力
コミュニケーション能力
マーケターは多くの人とコミュニケーションを取る必要があるため、コミュニケーション能力が必須です。
とくに聞くことが上手な人は、人の心理の深い部分にも触れることを得意としやすく、マーケター向けといえるでしょう。
論理的思考能力
マーケターは分析から仮説を立ててマーケティングプランを作りますが、その仮説は論理的な正しさが求められます。
マーケターを目指すなら、普段から物事を筋道立てて考えることができるように訓練しましょう。
ITスキル
マーケターは多くのデータを処理するためにパソコンを利用しますし、各種のITサービスを使いこなせなければなりません。
表計算ソフトやデータベース、統計ソフトや解析ツールなどを上手に使いこなせるITスキルが必要です。
近年はデジタルマーケティングの重要性が増しているため、ITに強いことは大きな武器になるでしょう。
マーケターに向いていないのはどんな人?
適当な人
マーケティングの仕事では企業全体の成績を大きく左右するため、失敗は許されない側面があります。
失敗しないためには、調査から分析、提案にいたるまでのすべてのプロセスを真剣に、正確に行うことが必要です。
マーケターは華やかなイメージをもたれがちですが、コツコツとした粘り強さが求められる地味な作業も多いため、物事を適当にしがちな人は注意が必要です。
流行に関心がない
マーケティングの仕事は流行に敏感でなければ務まらない側面があります。
マーケターの中にも流行に左右されない人はいますが、それは自分のスタイルがはっきりしているだけであって、決して流行に関心がないわけではありません。
マーケターを目指す上で必要以上に流行を追う必要はありませんが、その流行を見守り、考えるくらいには関心をもつことが大切です。