AIエンジニアの求人状況・就職先の選び方

AIエンジニアの就職先にはどんなところがある?

代表的な就職先

AIエンジニアの代表的な就職先としては、次のようなものが挙げられます。

<AIエンジニアの就職先の例>
・一般企業、メーカー系企業など:トヨタ自動車、パナソニックなど
・IT業界のSIer:NTTデータ、日本ユニシスなど
・AI開発会社、AIベンチャー:Shannon Lab、リープマインドなど
・Web系大手企業:DeNA、サイバーエージェントなど
・大学の研究職
・研究機関の研究職:産業技術総合研究所、理化学研究所、人工知能研究センターなど
・外資系IT企業:google、IBMなど
など

この他にも、AIエンジニアの就職先は続々と広がっています。

今後は、金融、医療、農業、物流業など、さまざまな業界の企業でAIエンジニアの手が必要になるともいわれています。

さらに、政府の掲げる「AI戦略」によって、AI教育が一般化する予定のため、将来的には講師やアドバイザーとしての就職先も増えてくる可能性が高いでしょう。

開発エンジニア職と研究職

AIエンジニアの就職先として一般的に多いのは「開発エンジニア職」です。

主にSIerやAI開発会社などに就職すると、この開発エンジニア職として、AIサービスやAIアプリなどを開発することになるケースが多いです。

それとは別に、大学、研究機関、一部の大手メーカーなどでは「研究職」として、まったく新たなAI技術の基礎研究や応用研究に携われることがあります。

ただし、その手の研究職に就くには、大学での研究実績や論文実績が必要となるケースも多く、求められるポテンシャルの水準も高くなるため、採用は狭き門となってくるでしょう。

AIエンジニアの勤務先・就職先の種類

AIエンジニアの求人の状況

全体的には売り手市場

AI技術は、今後私たちの生活のあらゆる部分に普及してくるといわれており、社会は「AI時代」に突入しようとしています。

そのため、AIエンジニアに対する需要は大きく増えていますが、なにぶん高度なスキルが必要な職業のため、世界的に成り手が不足している状況です。

特に日本国内では、AI人材の育成が諸外国に比べ遅れていたこともあり、AIエンジニア不足が目立ちます。

そのような状況であるため、AIエンジニアは全体的に売り手市場の傾向です。

特に伸びしろのある20代のAIエンジニアを欲しがる国内企業は多いため、若手は引く手数多な状況ともいえるでしょう。

大手企業の求人はハードルが高い

売り手市場な状況といえども、大手企業や研究機関などは高いポテンシャルをもつ人材を求めている傾向であり、求人の応募ハードルは高いです。

たとえばインターネット系大手「DeNA」は、「AIスペシャリスト職」の新卒採用を行っていますが、学歴の制限はないものの、研究者としてトップレベルなのが前提であり、学生時代に国際会議に論文を通しているのはほぼ最低条件とされているようです。

経験者採用の場合は、より具体的な経験が求められる求人が多くなります。

たとえばインターネット系大手「楽天」の「データサイエンティスト採用(経験者向け)」では、「Unix環境の経験」、「Python等のプログラム言語の経験」、「大学院,企業,研究機関などにおける研究開発経験」などが、必須の条件とされています。

中小やベンチャーの求人は未経験も可能

対して、中小やベンチャーのAI開発会社、もしくはsIerやSES(システムエンジニアリングサービス)など大量の人手が必要になる会社であれば、求人の応募ハードルは低めな傾向です。

未経験者をゼロから育てようとする会社も少なくはなく、「未経験可」、「年齢不問」、「IT業界外からの転職歓迎」などの、緩い条件で募集されていることもあります。

求人は都心部が多め

AI開発会社やIT系企業は、東京や大阪などの都心部に集中している傾向のため、求人の分布も都心部が多めとなっています。

ただし、AI開発において「リモートワーク」を採用している会社も多く、のちのちリモートワークに切り替え、在宅勤務が可能になることもあるでしょう。

AIエンジニアの就職先の選び方

やりたいことで選ぶ

ひと言にAIエンジニアといっても、その仕事内容はさまざまです。

自動車メーカーでAIを用いた自動運転技術を作る
電機メーカーでお掃除ロボットに搭載するAIシステムを作る
・Web系の会社でスマホアプリに用いるAIを作る
・sIerでIT+AIのサービスを開発する
・研究機関でAIの新技術を研究する

など、AIエンジニアの仕事はそれぞれの環境で変わってきます。

また、その環境によって伸ばせる知識やスキルや、将来のキャリアプランなども変わってきます。

そのため、まずは自分がAIエンジニアとして何をやりたいか、どのようなAIを作りたいのかを明確化し、それが実現できる企業であるかという視点で就職先を選ぶのも一つの方法といえるでしょう。

研修や教育環境に注目

AIエンジニアは、機関学習やディープラーニングなどの専門的知識が多々必要になるため、未経験者が教育を受けずに、いきなり業務をこなすというのは難しいものがあります。

そのため、未経験で就職する場合は、「研修」や「教育環境」がどの程度充実しているかも重要なポイントとなってきます。

「入社〇年は研修期間」、「定期的な技術セミナーの開催」、「資格取得の料金負担」など手厚い教育環境を用意している会社もある一方で、ほとんど教育なしに仕事を任せる会社というのもあるようですので、教育面もよくチェックしておくことが大切でしょう。

社外or社内

システムエンジニアやプログラマーと同じように、AIエンジニアの場合も「社外」と「社内」、大きく2タイプの働き方が存在します。

「社外」は、いわゆる常住型のエンジニアと呼ばれているタイプであり、クライアント先の企業に常駐して直行直帰する働き方となり、自社にはほとんど戻りません。

対して「社内」は、いわゆる自社開発型のエンジニアと呼ばれているタイプであり、一般的なサラリーマンのように自分の会社のオフィス内が職場となり、自社の人間に囲まれながら開発を進めていきます。

社外か社内で、働く環境は大きく変わってきますので、自分がどちらに合っているかよく考慮した上で決めることが大切でしょう。

AIエンジニアの志望動機・面接

AIエンジニアの志望動機には、以下3つの要素を盛り込むのが効果的です。

1.「なぜAIエンジニアなのか」の理由
2.その会社を選ぶ理由
3.将来的な「ビジョン」や「目標」

1つ目の「なぜAIエンジニアなのか」は、採用担当者側がとくに知りたがっている部分です。

AIエンジニアを目指すことになったきっかけのエピソードを交えるなどして、AIエンジニアでなければならない自分ならではの理由を明確化できると、高評価に繋がりやすいでしょう。

AIエンジニアの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

就職サイトで探す

新卒の就職活動は「就職サイト」経由で行うのが最もポピュラーです。

今の時代、新卒採用を行っている企業のほとんどは、大手就職サイトに求人を掲載しています。

なお、どの就職サイトに掲載をしていない企業に限っては、企業公式サイト内の採用ページからエントリーする形となります。

就職課、学校推薦

大学や専門学校には、学生の就職をサポートする「就職課(キャリアセンター)」が用意されています。

就職課では、特定の企業への就職活動を有利に進められる「学校推薦」の受付も行っており、特に理系の大学では、学校推薦を利用できることが多いです。

その他にも就職課では、学校独自のルートで入手した求人の提供や、面接やエントリーシート作成の指導など、多彩な就職サポートを受けることもできます。

研究室経由

大学や大学院の「研究室」に入ると、AI分野の人脈を形成しやすく、教授やOB、同期のつながりで就職先を紹介されることもあるようです。

また、大学の研究室と企業がタッグを組み研究活動などを行うこともあり、その際の交流がきっかけとなり採用に繋がることもあるようです。

ビジネスSNSを利用する

最先端のAI業界では、採用媒体としてSNSも積極的に活用されています。

「LinkedIn(リンクトイン)」や「Wantedly(ウォンテッドリー)」などのビジネスSNSが活用されることが多いですが、「Twitter」や「フェイブック」など一般的なSNSで採用を行う企業もあるようです。

誰もが知るような大手企業であっても、AIエンジニアの採用はSNS経由で行っていることもありますので、見逃せないところです。

技術イベントに参加する

現在、毎月のようにAI関連の技術イベントが開催されています。

各企業が自社のAI技術をPRするようなイベントもあれば、AI勉強会やセミナー関連のイベントもあり、内容はさまざまです。

そのようなイベント会場には、AI開発会社の社員なども多数参加しているため、イベントでの交流がきっかけとなり採用に繋がることもあるようです。