声優になるには

まずは養成機関で学ぶ

声優になるために、必ずこの道を歩まなくてはならないというものはありません。

しかし、声優を目指す人のほとんどは、声優の養成所や各種スクールに入って学んでいます。

その大きな理由として、声優として活動していくうえでは基本的に「声優プロダクション」という組織に所属しなければならず、その声優プロダクションは、声優養成所や声優コースのある専門学校の卒業生を採用することがほとんどだからです。

こうしたことから、声優の養成所で声優としての技量を高めていき、卒業後にプロダクションへ所属という流れが一般的なものとなっています。

声優養成所の種類

声優の養成機関としては、プロダクション付属の養成所のほか、劇団付属の養成所、また専門学校や各種スクールなど、さまざまなものがあります。

養成所では、正しい発音や発声、呼吸の仕方や演技などについても学びます。

アニメーションのキャラクターの口に合わせて声を出すのにも技術が必要であり、素人が簡単にできるものではありません。

養成所で学んでいる人の年齢は10代後半から20代前半がもっとも多いといわれますが、とくに年齢制限を設けていない学校では、もっと上の年代の人も在学しています。

だいたい1年から2年程度のレッスンを受け、声優に必要なスキルや知識を身につけていきます。

なお、養成所やスクールを卒業しても、必ずしも声優プロダクションに所属できるとは限りません。

在学中に実力を高めるための努力が求められます。

プロダクションに所属

上記のような養成機関で学んだ後、声優プロダクションのオーディションを受験し合格すれば、マネジメントをしてくれるプロダクションに所属することができます。

しかし、はじめは「ジュニア・仮所属」と呼ばれる立場になり、給料については新人のギャラが適用されます。

しばらく下積み期間としてさまざまな仕事を経験して実績を作ると「正所属」という形になり、ようやくここで一人前の「声優」といえます。

とはいえ、正所属になったとしても、安定的に仕事をもらえる人はほんのわずかです。

声優プロダクションでは、芸能プロダクションと同じようにマネージャーが営業を担当しますが、仕事を獲得するためにはオーディションに合格することが必要です。

たとえプロダクションに入ることができてもオーディションに合格できなければ仕事つながりません。

そのため、オーディションを受けながらレッスンを続けて、技量を高める努力が必要です。

なかには、いくつかの養成所を渡り歩き、学びながら、プロダクションのへ所属を目指す人もいるようです。

努力を重ね、さまざまなオーディションに合格し、声優として実績を積んでいくことで、ようやく安定して仕事を得ることができるようになります。

声優を目指す人はたくさんいますが、安定して仕事をもらうことができている人はごくわずかです。

大学に行ってからでは遅い?

声優になるための年齢制限はないため、見聞を広めたり、一般常識を身につけたりするという点では、まず大学に進むのもひとつの選択肢になるでしょう。

四年制大学や短期大学の演劇学科では、発声や演技の基本を学ぶことができます。

ただし、大学で声優の仕事に必要なことをすべて学べるわけではないため、卒業後はあらためて専門的な養成機関に入らざるを得ないのが実情です。

養成所のなかには入学の際の年齢制限を設けているところもあるため、それだけは注意しておきましょう。

今後の見通し

アニメの人気は衰えることを知らず、声優の人気はますます高まっています。

実力勝負の厳しい世界であり、狭き門であることに変わりはありませんが、海外ドラマやゲームなど声優が活躍できる場は広がっているようです。

確かな実力を磨き、個性豊かな声優になれば、長年第一線で活躍することも夢ではありません。