声優が演技力をつけるには? どんなセリフ練習が必要?

声優が演技力をつけるには?

発声や滑舌などの基礎練習

声優として活躍するうえで、最も大切となるもののひとつが「演技力」です。

演技力を高めるための基礎的なものとしては「発声」や「滑舌」の練習が挙げられます。

仕事で発するセリフの読み方は、私たちの日常的な会話のやりとりとは大きく異なるものです。

アニメや映画を見ている人に対して言葉をわかりやすく伝えなければなりませんし、そのうえで、さまざまな役の個性や感情を上手に表現しなくてはなりません。

セリフを読むことは一見簡単そうに見えても、実際にはしっかりとした訓練を積まなければ、声優として求められる発声や滑舌は身に付かないとされています。

そのため演技をしていく前提として、まずはきちんとした基礎練習を繰り返すことが必要になってきます。

さまざまな感情を表現できるようにする

声優は役を演じるうえでさまざまな感情を表現するため、まずは自分自身が人の心の動きに敏感であり、感情豊かな人間になっておくことも大切です。

「うれしい」「悲しい」「楽しい」など日頃から自分自身の感情としっかりと向き合い、その気持ちをどう表現するかということまで考えるようにすると、嘘のない演技ができるようになっていくでしょう。

日常生活で味わうあらゆる感情が、声優としての糧になっていくといっても過言ではありません。

プロの演技に触れる

さまざまなプロの演技に触れて研究することも効果的です。

できるだけ多くのアニメや映画を見て、ほかの声優がどのような演技をしているのか自分なりに考えたり、ドラマや舞台などで活躍する俳優や役者の演技を参考にしたりすることもできます。

観客の気分ではなく、自分がもしその役を演じるとしたらどうするかということを考えながら、日々練習を続けていくことも大切です。

ダンスや演劇の練習をする

演技力を高めるために、ダンスや演劇のレッスンを受けている人もいます。

踊りや舞台でのセリフの言い回しは、声優の仕事とは直接関連がないと思うかもしれませんが、さまざまな表現方法を身につけていくことで、応用力が増すとともにさまざまな感情を上手に表現しやすくなります。

声優のセリフ練習

声優の感情表現

さまざまな役を演じる声優は、キャラクターの感情を上手に表現できなければなりません。

もともと感情表現が豊かな人もいますが、演じる役と場面に合った感情を声で表現していくためには、日頃からセリフ練習をすることがとても大事になってきます。

声優のセリフ練習の方法の一つとして、「同じ言葉を違う感情を込めて言う」というものがあります。

たとえば、「こんにちは」というあいさつでも「元気よく」「落ち込んだ様子で」「怒った様子で」「照れている様子で」と感情を変えて言うのです。

同じ言葉でも違う気持ちで表現しようとすれば、その言葉がどんな時に使われているのかシーンやシチュエーションを想像する必要があり、自然と表現力は高まっていきます。

映像を見ながらセリフを言う

テレビでアニメや映画の映像を流しながら、そのシーンのセリフを実際に読んでみるという練習方法もあります。

音量を消し、代わりに字幕を出しセリフを読み上げなら自分の声を録音し、改めて聞き直してみることで、客観的に発声方法や感情の込め方を確認することもできます。

自分では上手にできているつもりでも、人が聞けば聞きづらかったり、滑舌が悪かったりする可能性もあります。

普段から「他人に自分の声がどう聞こえているか」をよく把握しておくことは、声優として活躍していくうえでとても重要になってきます。

オーバーリアクションを意識する

声優が演技をする場合、自分では大げさに感じるくらいがちょうどいいといわれています。

慣れていないうちは、どうしても恥ずかしくなってしまい、リアクションが小さくなってしまいがちですが、中途半端な表現では、本当に相手に思いを伝えることは難しいものです。

声優は役者と違い、身体を動かしながら演技をすることはありませんが、セリフ練習をする時は自分が役者になった気分でやるという人も多いようです。