漁師の給料・年収・収入

遠洋漁業の収入は

漁師の年収は、漁業の種類や獲る魚の種類によっても大きく変わります。

まず、「遠洋漁業」の場合です。遠洋漁業は大型船で世界各地の海をめぐり大規模な漁を行う漁業のことで、マグロ漁船で知られる漁のことです。

一度航海に出ると数ヶ月〜1年ほど帰ってくることができないうえ、肉体的にも非常にハードなことで知られています。そのため、給料も水準より高く、月給で平均的には30〜35万円ほどになります。(水揚げ量によって金額は変わります)

経験を積み、海技免状を取得して船長となると、年収1000万も夢ではありません。

また、遠洋漁業の場合は船の上で過ごしている間は生活費がほとんどかかりません。家賃や光熱費や食費が必要ないため、収入のほどんどの額を貯金に回すことも可能です。このため、一般的に遠洋漁業はお金が貯まる仕事だとも言われています。

沿岸漁業の収入は

一方、沿岸漁業の年収は平均的には200万円ほどと言われています。ただし、漁業の場合はそのときどきの漁獲高によって収入が大きく変化するので、あくまで目安ということになります。

漁業をするうえで一番やっかいなのは、自然災害です。大雨や台風がくると船を出すことができないため、どうしても漁獲高が落ち込み収入が減ってしまいます。また、東日本大震災のときのような津波の被害も、漁業には大きな影響を与えます。

さらに、燃油の価格の変動によっても船のガソリン代がかさみ、収入が減ってしまうこともあります。

このように、漁業従事者の収入は非常に不安定なので、安定した稼ぎを得るために干物などの水産加工品を販売して収入の足しにすることもあります。

また、漁業と同時に農業も行ったり、旅館や飲食店を営み獲ってきた魚を料理として出したりして「兼業漁師」として収入を得ることもあるのです。