漁師の給料・年収

漁師の平均年収・給料の統計データ

漁師の年収は、漁業の種類や獲る魚の種類によっても大きく変わります。

漁業ではそのときどきの漁獲高によって収入が大きく変化するため、と仕事に収入が大きく変わることも特徴です。

漁師の平均年収・月収・ボーナス

農林水産省が発表している漁業経営に関する統計によると、平成29年度の沿岸漁家の平均所得は348万円です。
沿岸漁船漁家は219万、海面養殖漁家では1,166万円となっています。

また平成30年度の漁業経営調査によると、漁船漁業をしている個人経営体の漁労収入は840万円、また漁労支出は591万円で、この結果、漁労収入から漁労支出を差し引いた漁労所得は249万円です。

参考:農林水産省 漁業経営に関する統計
参考:農林水産省 漁業経営調査

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
カニ漁船漁師
(給料バンク)
1390万円~1845万円 20代の給料:100万円
30代の給料:120万円
40代の給料:125万円
初任給:30~万円
マグロ漁師
(給料バンク)
526万円~693万円 20代の給料:30万円
30代の給料:40万円
40代の給料:60万円
初任給:30~万円
カツオ漁師(一本釣り漁師)
(給料バンク)
490万円~645万円 20代の給料:31万円
30代の給料:40万円
40代の給料:50万円
初任給:20~万円
漁師
(Indeed)
342万円 月給22.2万円
日給8,142円
時給1,163円

各社のデータより、漁師の年収は400〜1800万円の間となる実態が見えてきます。

漁師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

農林水産省の統計から、仮に年収を約250万円だと仮定すると、月収は約20万円、手取りは17~18万円ほどとなるでしょう。

なお、漁業組合等に就職して漁師となる場合、給与は歩合で決まることが多いため、採用時には年収で給与体系を説明することが多いようです。

漁師の初任給はどれくらい?

漁師には初任給という考えはなく、新人だとしても一定の給料がもらえるわけではなく仕事ぶりや漁獲量に応じた歩合制となっています。

一般的には18万円~20万円ほどが相場といわれていますが、地域によってはさらに安い場合もあります。

また漁業協同組合などに就職したり、一から漁師としての知識を教わるために弟子入りした場合も、同程度のことが多いようです。

漁師の福利厚生の特徴は?

漁師の福利厚生の特徴として、遠洋漁業の場合は船の上で過ごしている間は生活費がほとんどかかりません。

家賃や光熱費や食費が必要ないため、収入のほどんどの額を貯金に回すことも可能です。

このため、一般的に遠洋漁業はお金が貯まる仕事だとも言われています。

漁師の給料・年収の特徴

自然災害に影響される

漁業をするうえで一番やっかいなのは、自然災害です。

大雨や台風がくると船を出すことができないため、どうしても漁獲高が落ち込み収入が減ってしまいます。

また、東日本大震災のときのような自身や津波の被害も、漁業には大きな影響を与えるため、毎年同じように漁をしても収入が得られるとは限らない不安定な仕事です。

燃料の高騰や設備の維持費

燃油の価格の変動によっては、船のガソリン代がかさんでしまうこともあります。

また、漁師は自ら船や網、漁に関する設備などを維持していかなくてはならないため、支出が多いのが特徴です。

たとえ売上が多かったとしても、その分維持費がかさめば収入が大きく減ってしまうこともあります。

漁師の施設別の年収

遠洋漁業の年収

遠洋漁業は大型船で世界各地の海をめぐり大規模な漁を行う漁業のことで、マグロ漁船で知られます。

一度航海に出ると数ヶ月〜1年ほど帰ってくることができないうえ、肉体的にも非常にハードです。

そのため、給料も水準より高く、月給で平均的には30〜35万円ほどになります。(水揚げ量によって金額は変わります)

経験を積み、海技免状を取得して船長となると、年収1000万も夢ではありません。

沿岸漁業の年収

沿岸漁業は、日帰りできる程度の沿岸部で行われる小規模な漁業です。

遠洋漁業に比べ天候や漁獲高に左右されやすいのが特徴で、年収は平均は200万円ほどといわれています。

漁師が収入を上げるためには?

兼業漁師になる

漁業従事者の収入は非常に不安定なので、安定した稼ぎを得るために干物などの水産加工品を販売して収入をアップさせる方法があります。

また、漁業と同時に農業も行ったり、旅館や飲食店を営み獲ってきた魚を料理として出したりして兼業漁師となれば、より安定した収入を得ることができます。

漁業組合等に入る

一般的に、漁師は自営業で働くのが収入アップへの一番の近道です。

ただし、自営業では不漁や自然災害などのために、一気に年収が減る恐れがあります。

一番収入が安定しているのは、漁業組合等に入ることです。

売上に関わらず定期的にお金がもらえるため、はじめは漁業組合に所属し、その後自営業に切り替えるという人もいます。

漁の方法を見直す

漁師の中でも年収が高いといわれているのは、カニ・マグロ・カツオなどの遠洋漁業です。

こうした高収入を得られるような漁に転換したり、漁師から魚介類の養殖業に切り替えたりなど、漁の方法を見直し新たな活路を見出す方法もあります。