舞妓になるには

舞妓には年齢制限がある

舞妓を志願するにあたって、資格・学歴などは一切必要とされません。

最年少で舞妓となる場合、中学卒業後の15歳からとなります。舞妓は芸妓の見習いという身分であり、20歳が上限年齢です。

まずは置屋に所属しよう

舞妓として活動するためには「置屋」と呼ばれる舞妓の事務所兼下宿所に所属する必要があります。

かつて、置屋に所属するためには何らかのコネクションが必要であるといわれていましたが、現在ではそのようなことはなく、その門戸は広く開かれています。

置屋が集まる花街が京都には6ヶ所あり、そのうちの5つが組合を所有しているため、まずは直接こちらに問い合わせをしてみましょう。置屋を紹介してくれます。

次に紹介された置屋の女将との面接を突破して初めて舞妓としての第一歩を踏み出したということができます。

女将はここを見ている

面接では舞妓として、またゆくゆくは芸妓としてやっていける素質があるのかどうかを客観的に判断されます。

舞妓は修行を主とするため、毎日厳しいお稽古に耐えられなくてはなりません。また置屋では他の舞妓との共同生活になるため、自分勝手な行動も許されません。

舞妓は古くから伝わる伝統的な日本文化の象徴であるため、現代の生活とはかけ離れたしきたりなどもあります。舞妓にはその華やかな姿からは想像できないほどの苦労があるのです。

置屋は、毎日の食費、衣装代や化粧代、衣食住にかかる費用など、舞妓の生活にかかるお金のすべてを出資します。

そのため、舞妓としてものになる人物を求めるのは当然のことです。志願者の熱意や人間性を女将は面談で厳しくチェックします。

舞妓になるためには何が必要?

舞妓になるために行かなければならない学校などは存在しません。志願者が厳しい修行に耐え芸の道を生きていくという決心があるのかどうかが一番大切です。

しかし舞妓として活動する上で容姿や体型は重要なポイントであるといえます。

たとえば舞妓はおぼこと呼ばれる高さが10cmもある下駄を履くため、身長があまり高すぎない方がいいといわれています。しかし明確な基準があるわけではないので要相談事項であるといえるでしょう。

すべては各置屋の女将の判断にかかっているのです。また舞妓は芸事で身を立てていく立場であるため、日本舞踊や唄、三味線などを習っておくと良いスタートが切れると考えられます。

一人前の舞妓になるためには

舞妓の本分は修業です。舞妓は後に芸妓になる前の段階であり、いわば「芸妓のさなぎ」段階ということもできます。

舞妓として一人前になるということは芸妓としてもやっていけるようなスキルを身につけるということです。そのため、舞妓である期間は常に向上心を持って芸事に励まなければなりません。

舞妓であるうちから高い技術を持ち、客から人気を得ることができれば、おひねりや贈り物をもらえるだけではなく、今後芸妓となった後も馴染みの客としてお座敷に呼んでもらえる可能性が高くなります。

もちろん女の世界

舞妓は女性のみであり、業界は女性社会そのものです。この特性に合わず、悩む人も少なからずいるのが現状です。

さらに置屋では他の舞妓と共同生活をすることになるため、気を使う場面も多くあるでしょう。

舞妓の華やかな面だけを見て、憧れを感じる人も多いと思われますが、一人前になるまでの修行の道は厳しいため、生活のすべてを芸の道に捧げる覚悟を持って志願すべきです。