舞妓に向いている人・適性・必要なスキル

舞妓に向いている性格・適性

何事も諦めずに取り組める人

舞妓の本分は、芸妓になるための修行です。

そのため、毎日多くの習い事をしなければなりません。

お客さまに披露するための唄や踊りを習う上では、センスも求められます。

しかし何よりも大切なのは、毎日の修行に対して根をあげることなく諦めずに取り組めるかどうかということです。

舞妓には修行に対する前向きな姿勢や向上心が求められます。

人と話すのが好きな人

舞妓は踊りや唄などの芸事をお客さんに披露する以外に、お座敷での酌や話し相手などといった「おもてなし」を行わなければなりません。

ここではコミュニケーション能力の豊かさも求められます。

人と話すのが好きな人、場を盛り上げるのが得意な人は舞妓になるための適性があるといえるでしょう。

協調性のある人

舞妓は置屋に住み込んで共同生活をしなければなりません。

そのため、他の舞妓さんや女将さんとの協調性を守れるかどうかも重要なポイントであるといえます。

舞妓の社会は女性だけの縦社会です。

先輩をたて、後輩の面倒を見るといった上下関係を円滑に構築できる人は特殊な舞妓の社会でもやっていけるでしょう。

体力に自信のある人

舞妓は一日のほとんどを芸事の修行に充てています。

それは唄や踊り、三味線など多岐にわたっており非常にハードであると考えていいでしょう。

他にも近隣への挨拶回りやお座敷での接待など舞妓の一日は息つく暇もありませんし、朝も早いので睡眠時間は短くなりがちです。

加えて、置屋での共同生活で常に他者を気づかわなければならず、舞妓の生活は心身ともに大変な重労働であるといえ、体力がない人には厳しい生活となるといえるでしょう。

舞妓になるには

舞妓に必要なスキル・能力

生まれ持った素質やセンス

多くの人を可憐な仕草や芸で魅了する舞妓は、日本を代表する伝統的な文化を担う職業です。

舞妓になるために、資格や学歴は必要ありませんが、その代わり、生まれ持った素質やセンスが大きな武器となりえます。

舞妓になるための第一歩として、置屋の女将との面接を突破しなければなりません。

この時には、体型や身長などの容姿や雰囲気などが舞妓としてふさわしいかどうかを見られます。

各置屋によって採用基準は異なるのですが、長い歴史の中で良いとされてきた舞妓の容姿に合致していると判断された場合、舞妓として順調な滑り出しができたと考えていいでしょう。

また、小唄や日本舞踊、三味線や琴などの芸事の経験がある人も大きなアピールポイントになります。

忍耐力がものを言う世界

舞妓は一般の人々にとって華やかな存在で、そのイメージに憧れを持って舞妓を志す人は全国各地から後を絶ちません。

しかし、舞妓は芸妓を志す修行の過程にある以上、日々稽古事に励み、ときには厳しい指導にも耐えなければなりません。

また置屋に住み込んで女将や他の舞妓との共同生活を送るため、自分勝手は許されず、常に他者を気づかったふるまいをする必要があります。

華やかな姿の陰には血の滲むような努力や我慢があるということをよく理解しなければ志半ばで芸の道を諦めることになりかねません。

舞妓を志望する人には、強い覚悟と忍耐力が必要とされます。

時代を読む力

古き良き日本の伝統文化を担う舞妓ですが、現代人であることには変わりありません。

今、社会はどのような状況にあり、今後どのような時代になっていくのか、アンテナを張り巡らせておく必要があります。

舞妓は接客も大切な仕事です。

客とのどのような会話にも対応できる能力をつけなければなりません。

お座敷の客は世代も幅広く、さまざまな職種の人がいます。

芸事のスキルが高いだけでは馴染みの客を獲得するのは難しく、高いコミュニケーション力が要求されるのはこの仕事の特徴といえるでしょう。

舞妓に向いていないのはどんな人?

最年少の舞妓は中学卒業直後の14歳です。

高校進学率がほぼ100%である現在の日本において、中学卒業で芸の道を志すということは本人の強い覚悟が必要であると同時に、家庭にも十分な理解がなければなりません。

舞妓になるためには、置屋の女将と面談することになりますが、たいていは保護者の同伴を義務付けられます。

つまり、保護者の同意がなければ置屋に所属することはできないのです。

また、芸の道は厳しくつらいもので、叱咤激励してくれる家庭の存在は大きな助けになります。

置屋の女将は、面談の際に「芸の道に娘を入れる」ということをどのようにとらえているのかも見ています。

舞妓を志す人は家庭でよく話し合いをし、保護者の十分な理解と支援を得る必要があるでしょう。