【2023年版】舞妓の年収はいくら? 給料についてくわしく解説
舞妓の平均年収・給料の統計データ
舞妓はお座敷で日頃から技を磨いている唄や踊り、三味線などの芸事を披露して客を楽しませ、お酌などでもてなす言わばサービス業の一端を担っているといえます。
しかし、基本的に舞妓は収入を得ることができません。
なぜなら舞妓は「芸妓」の見習いであり、修業中の身であるからです。
舞妓は給料を得ることができませんが、置屋に住み込み共同生活をするため、衣食住にかかる費用をまったく負担する必要がないので、生活には困らないと考えてよいでしょう。
舞妓の手取りの平均月収・年収・ボーナスは
舞妓は修業中の身のため、定額のお給料をもらうことはできません。
舞妓は置屋に住み込み、他の舞妓や女将と共同生活をし、お座敷で披露する芸事を日々習いますが、この際の生活費や衣装代、習い事にかかる費用はすべて置屋の女将さんが出資してくれます。
舞妓一人に必要となるお金は、各置屋でも異なりますが、なかには一ヶ月に30万円ほどもかかる場合もあり、給料以上に多大な金額がかかっていると考えられます。
舞妓の初任給はどれくらい?
舞妓は自分のお金をまったく持てないのかというと、そうではありません。
女将さんから毎月1〜2万円ほどのお小遣いをもらえます。
また、経験を重ね、お座敷に出るようになれば、お客さんからおひねりや贈り物をもらうことができるようになります。
舞妓の福利厚生の特徴は?
舞妓には福利厚生はほぼないと考えてよいでしょう。
基本的には20歳までの女性と限定されているため、産休や育休などもありません。
舞妓の給料・年収の特徴
舞妓は仕事とはいえない
舞妓は修行が本分であり「仕事」とは言い切れない面もあります。
他の職業に就く同世代の女性と比べれば、決まった収入がない分、自由に使えるお金がほとんどないことを覚悟しておくべきでしょう。
舞妓を途中で辞めてしまったら
舞妓が一人前になるまでに必要な費用は、期間によってもちろん差はありますがおよそ1000万円程度かかるといわれています。
これをすべて置屋が負担してくれています。
舞妓の中には、置屋での生活や習い事に困難を感じて辞めてしまう人もいます。
早期に辞めてしまった場合、置屋からそれまでにかかった費用を請求されてしまうこともあります。
憧れだけでは務まらない厳しさのある立場であるため、続けられるかどうかをしっかりと判断してから、舞妓を目指した方がよいでしょう。
芸妓になるとお金がもらえる
舞妓が無給なのは、あくまで芸妓になるための見習いという立場であるためです。
芸妓になった場合は、舞妓とは違いお座敷に出ると賃金が発生します。
その代わり、一般の社会人と同様に生活費は自分の収入から捻出し、置屋を出て住居も自分で見つけなければなりません。
芸妓は完全歩合制
芸妓の仕事は完全歩合制であり、お座敷1時間につき2〜3千円が時給として支払われるのが相場です。
お座敷は毎日どこかしらで行われているため、定期的に呼ばれればそれなりの収入が見込めるでしょう。
しかし、着物や化粧にかかる費用も賄わなければならないため、場合によっては苦しい生活を強いられる可能性もあります。