国税専門官採用試験の志望動機

面接では志望動機が問われる

国税専門官採用試験は、筆記試験となる「第1次試験」と、人物試験や身体検査となる「第2次試験」で構成されています。

このうち、人物試験はいわゆる面接で、そこでは「人柄、対人的能力」について判断されるものとなっています。

国税専門官採用試験の面接では、税や法に関する知識を細かく答えさせるというよりも、実際に納税者と対面したときの対応の仕方を見たり、そもそも国税専門官を志望した理由を聞いたりといったことが中心になるようです。

もちろんその際に税の知識があやふやであったりすると、面接官によっては減点対象とするケースもあるため、気を抜かず勉強を重ねておくことが大切です。

ただし、人物試験をパスするために何よりも大切なのは、その場に自信を持って臨むために、志望動機を明確にしておくことです。

志望動機を考える際の注意点

志望動機を考える際の注意点としては、国税専門官は悪質な脱税者や税金滞納者を摘発するだけの仕事だと思い込むようなことです。

そして、「そうした社会悪を根絶するために正義感に燃えて志望しました」などと面接の際にいうことは避けておいたほうがよいでしょう。

あまりに極端な考え方は、面接官によっては、納税者とのトラブルの元だと判断されかねません。

国税専門官の一人ひとりの考えや思いは諸々あるでしょうが、配属された国税専門官たちは、あくまでも国税庁の定める業務方針に従って、日々淡々と業務を遂行しています。

組織のルールを守ってきちんと動ける人材であることをアピールしたほうがよいでしょう。

しかしながら、そうした枠組みのなかでも、納税者と直接関わり生の声を聞くことで、できる限り適正かつスムーズに納税が行われるよう日々工夫や改善を凝らすことも大切になってきます。

ですから、面接の際には、「税のシステムは問題があるので自分が現場から改善したい」というような動機を伝えるのではなく、「自分の持つ税や法の知識を現場で生かし、必要とされたい」という前向きな気持ちを自分の言葉で伝えるとよいでしょう。