県議会議員に向いている人、適性

より良い社会への強い想い

県議会議員(県議)という仕事は厳しいもの。多くの人に頭を下げて回っても、当選できるとは限りません。

何度もチャレンジしてやっと議席を得ても、自らの掲げた政策が有権者の賛同を得られないこともあります。

政治活動を真面目にやるほど出費がかさみ、生活のための貯金はままならない。おまけに4年に一度の選挙に落選すれば無職です。

これだけ険しい道にもひるまず歩み続けるには、自分の手でより良い地域社会をつくりたい、困っている人たちの力になりたいという強い想いが必要です。

「全体最適」で行動できる

困っている人を支えたい県議にとって、自らの選挙区の人から頼られ、気軽に要望を寄せてもらえるのは嬉しいことです。

しかし、自分の支援者や地元最優先で動くのは、県議の仕事ではないはず。

状況によっては、地元の案件より県全体に利益をもたらす政策を優先する、私情に流されず、客観的に「全体最適」を判断して行動できる人こそ、県議に向いているといえます。

わかりやすく伝える力

県議の扱う政策は、県全体という広域にかかわるものなので、そのメリットが県民にピンと来ないことがあります。

たとえば、県全域の津波対策。海岸や河川から離れた地域の人たちにとってのメリットは、わかりにくいものです。

県議は、こうした政策について、最終的に県民全てのメリットにつながることを、人々にわかりやすく伝える必要があります。

この手間を省くと、人々の気持ちが県議や県政から離れ、信頼を失いかねないからです。

県議を同じ地方議員である市区町村議員と比べた場合、市区町村議員は、目の前の道路の修繕など、比較的人々にとって身近でメリットがわかりやすい問題への対応が多くなっています。

そのため県議のほうが、一層高いコミュニケーション力が要求されるといいます。

体力に自信あり

県議の仕事は、長時間労働で、ほぼ年中無休です。

夜まで続いた会合を終えて帰宅してから資料を読み込んだり、週末返上で地域のイベントに出席したり、視察のために遠方まで出かけたりする必要があります。

加えて、4年に一度の選挙では、9日間の選挙運動を全力で戦わなければなりません。

気力・体力の充実は県議に求められる最も基本的なことです。