県議会議員の秘書とは

県議会議員の秘書の仕事

県議会議員の私設秘書

県議会議員の秘書の仕事は、車の運転などの日常的なことから選挙選という人生を左右することまで、非常に多岐にわたります。

県議会議員の秘書には、国が人件費を負担するような公設秘書制度はなく、すべて私設秘書扱いとなります。

県議会議員のサポート

秘書のメインといえる仕事です。

車の運転や日々のスケジュール管理、電話や来客対応といったまさに秘書としての仕事から、政策立案に必要な資料集めや整理・作成、後援会の調整やあいさつまわりなど政治的要素の強い業務も担います。

選挙戦

議員のみならず、秘書の将来も左右する大事な仕事です。

法定ビラやポスターの手配、演説原稿の作成、講演会をはじめとした各種日程調整、選挙ボランティアや事務所、専用電話や選挙カーの手配などを短期間に準備しなければいけません。

開票日には会場に大型テレビの設置や紅白幕を下げるなど事務所の設営を一喜一憂しながら行います。

代理出席

県議会議員は多くの人と関わるため、イベントの出席依頼や冠婚葬祭への招待も多くあります。

すべて出席するのは物理的に無理なことも多く、そうした際は秘書が代理で出席することもあるようです。

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県議会議員になる方法

一番多いのは知人からの紹介といわれています。

そのほか、選挙ボランティアを続けるうちに声を掛けられる、議員のホームページで募集していたなどのケースもあります。

また学生であればNPO法人が行っている議員の活動をサポートするようなインターンシップに参加する方法もあります。

必ずしも認められるわけではありませんが、政治の世界に興味があり将来進みたいと思っているなら積極的に利用すればチャンスは広がるでしょう。

ちなみに学歴や経験、資格は不問なことが多いですが、仕事の内容から運転免許は持っていた方が有利です。

現在はパソコンの操作も必要不可欠といえ、書類や資料作りに必要なワード、エクセル、パワーポイントなどのソフトも使えた方がよいです。

県議会議員の待遇は?

採用される際は私設秘書扱いとなり、給与の半分は県議に支給される政務活動費で賄えますが残りの半分は私費で負担しなければいけません。

県議会議員は国会議員ほど資金が潤沢でもなく、公設秘書制度もないためあまり給与は高くありません。

ある秘書募集情報では給与16万円〜26万円という掲載もあり、年収にすれば300万円前後が目安と考えられます。

なお勤務形態ですが土・日・祝日休みの週休二日というのは期待できません。

議員活動に土・日・祝日は関係なく、むしろ休日の方がイベントも多いため、招待される機会も増え、当然秘書も同行することになります。

勤務時間もまちまちになることが予想でき、規則正しい生活を望む場合は秘書に向きません。

また一番大きな懸念点は、議員と運命を共にするといっても過言ではないため選挙に落選すれば自分も仕事を失うということです。

職業として選ぶより、将来政治家を目指すなど何かしらの強い意思を持たなければ務まらないでしょう。