カメラマンになるためにはどんな学校に行けばいい?(大学、専門学校・スクール)

カメラマンになるための学校の種類

カメラマンになるために、決まった道筋はありません。

学校で撮影の基礎から学ぶ方法をとる人もいれば、大変な道のりではあるものの独学でカメラマンを目指していくことも可能です。

そのなかで、カメラや撮影技術について段階的に学んでいきたい、またプロにしっかりと教わりたいというのであれば、やはり学校やスクールで学ぶのがよいでしょう。

カメラについて学べる学校やスクールはいくつもあります。

カメラの専門学校のほか、学校法人ではない民間のスクール、また四年制大学でも写真やカメラについて学べるところがあります。

学校によって在学期間やカリキュラムがだいぶ異なるため、何を学びたいのかをよく考えたうえで、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

カメラマンになるには

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カメラマンになるための大学

写真や撮影について専門的に学べる4年制の大学もあります。

そのような大学は全国にいくつか存在し、一般的には芸術系の大学に、写真を専攻するための学科やコースを置いているパターンが多いです。

ただし、大学では現場ですぐに役立つ撮影技術を軸に学んでいく専門学校に比べると、よりアカデミックに写真論を中心として学んでいく場合もあります。

また、カメラだけではなく、映像やメディア全般まで学べる大学などさまざまな学校があるため、多くの大学を調べて、カリキュラムを比較してみるとよいでしょう。

学費は大学によって多少差がありますが、1年次は入学金もあわせて180万円前後、2年次以降は150万円~170万円程度が相場となっているようです。

他の学校・スクールに比べると高額になる傾向がありますが、大学卒業の学歴が得られることや、写真以外にも幅広く一般教養を身につけられることは大学のメリットといえるでしょう。

写真関連を学べる大学・学部の一例(2019年9月現在)

・日本大学 芸術学部 写真学科
・東京工芸大学 芸術学部 写真学科
・武蔵野美術大学 映像学科
・大阪芸術大学 芸術学部 写真学科
・京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 写真・映像コース
・東京造形大学 造形学部 デザイン学科・写真専攻
・九州造形短期大学 写真系

など。

カメラマンになるための専門学校

カメラマンを目指す人向けの専門学校のなかで、比較的歴史のある有名な学校としては「東京綜合写真専門学校」や「日本写真芸術専門学校」などがあります。

学校法人の専門学校であれば、履歴書などでも学歴としてアピールすることができます。

カメラマンを養成するための専門学校は、2年間もしくは3年間のカリキュラムが組まれている場合が多く、時間をかけて学ぶことができるのがメリットといえます。

ただし、学費はやや高めになりがちで、年間で120万円前後かかる場合が多いようです。

学校によっては、卒業後に進学できる「研究科」などのコースを用意し、さらにセンスや技術を極めていくことも可能です。

同じようにカメラの道を目指していこうとする仲間と切磋琢磨しながら、写真の知識・技術を磨いていくことができるでしょう。

各学校ならではのユニークなイベントも盛んに開かれています。

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カメラマンになるためのスクール

学校法人でない民間スクールでも、写真やカメラについて専門的に学ぶことができます。

有名どころでいえば「東京写真学園」などがあります。

定期的に半年や1年間通うスクールから、テーマに応じて単発で開かれる講座もあります。

このようなスクールには、基本的に学校専属の講師の代わりに、現場のプロカメラマンを講師として招いている場合が多いです。

そのため、より実践的な話や現場の声を聞くことができることが魅力です。

スクールでは夜間の授業も設定されている場合が多いため、社会人が仕事をしながらでも学ぶことができるのがメリットといえるでしょう。

また、大学や専門学校に比べると学費も安く済む場合が多く、ものによっては数万円程度から学ぶことも可能です。

独学でカメラマンになれる?

カメラマンになるための方法に決まりきったものはないため、必ずしも上記で紹介したような学校に通う必要はありません。

若いうちに完全な未経験から先輩カメラマンのアシスタントとなり、現場でひたすら修業していくような道もあります。

ただし、そのような恵まれたチャンスが得られるとは限らず、最近では人材不足の要因もあり、確実に基礎を身につけている人を採用したいと考える企業なども増えているようです。

カメラに関する情報はインターネット上にあふれていますし、たくさんの参考書籍も出ていますので、自分の頑張りや熱意次第で、独学でしっかりと学ぶことも可能でしょう。

しかし、学校・スクールに通うことで、独学では得られない情報を入手できたり、プロの講師からわかりやすく確かな知識・技術を教えてもらえるのは、やはり学校・スクールに通う最大のメリットといえるでしょう。

カメラマンの学校選びのポイントは?

カメラマンという職業は、そこまで学歴が重視されるわけではありません。

どちらかというと、カメラマンとしての専門的な知識・技術、そして実績が重視される世界であるため、学歴があまり高くなくても、一流カメラマンとして活躍している人も多くいます。

そのため、どのような学校に通っても、カメラマンとして成功するチャンスを掴むことは可能です。

一般企業を志望するのであれば大卒が有利とされる場合も多々ありますが、カメラマン志望の場合、自分が学びたいことを学べる学校・スクールを選ぶのがベストだといえるでしょう。

また、カメラマンの学校は、大学と民間スクールとでは学費が年間で100万円以上も変わることもありますし、在学期間なども異なります。

その点も頭に置きながら学校選びをするとよいでしょう。

ある程度の学歴はほしいけれど、一般教養や写真の理論はそこまで深く学ばず、とにかく就職後に生かせる写真技術を中心にできるだけ短期間で卒業したいということであれば、専門学校を選ぶのがよいかもしれません。