出張整体とは
整体師を志す人や整体師として働く人のなかには、出張整体という仕事に関心を寄せる人もいるでしょう。
この記事では、一般的な整体と出張整体を比較しながら、出張整体のメリット・デメリットなどを紹介します。
出張整体とは
出張整体とは、整体師が患者の自宅を訪問し、その場で施術をすることです。
ときには企業のオフィスやホテル・レンタルスペースなどに出張して整体を行うこともあります。
出張整体の場合は、通常の施術料金に加え、交通費や出張料金などを上乗せすることがほとんどです。
出張サービスのメリット
- 整体院を開くより資金がかからない
- 時間の融通が利く
整体院を開院するとなると、さまざまな設備を準備しなければならず開業資金もかかります。
しかし、出張整体ならベッドやマットさえあれば誰でも簡単にはじめられます。
また、予約制の出張整体というスタイルで働けば、その時間だけ勤務をすればよいので、副業や子育て中でも都合がつけやすく、効率よく収入を得られます。
整体院を開業した整体師でも、休診日に出張整体を行い、収入アップを目指す人も少なくありません。
出張サービスのデメリット
- 集客が難しい
- 移動に時間が取られる
実店舗がないため集客が難しく、新規のお客さまを集められなければ、整体院で働くよりも安定した収入を得られない可能性があります。
また、出張の際には移動時間がかかってしまうため、整体院で患者を待っているよりも時間のロスが多く、一日に施術できる人数が限られます。
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お客さま視点からの出張整体
- 整体院まで行かなくても施術を受けられる
- 家を空けずに済む
出張整体を利用する最大のメリットは、自宅で施術を受けられることです。
体の痛みが強かったり、足腰が弱っていて自分の力で整体院まで来られなかったりといった深刻な症状を抱えるお客さまにとっては、非常に便利なサービスです。
最近では産後の骨盤矯正や腰痛改善のために出張整体を利用する女性も多く、子どもの預け先を考えずに利用できる出張整体は、整体院に通うよりも利用しやすいサービスといえるでしょう。
- 整体院に行くよりも割高
出張整体は一般的な施術料金よりも料金が高いというデメリットもあります。
整体の場合、保険適用外のため料金は全額自己負担となりますが、出張を依頼すると施術料金に加えてさらに出張費・交通費などを支払うことになるため、施術料金が高いと感じる人もいるでしょう。
出張整体で安定した収入を得るには
出張整体はお客さまから一定のニーズがあるものの、デメリットもあり、安定した収入を得るには工夫が必要です。
出張整体を本業とするのではなく、副業としてほかの仕事などと両立させたい人にはぴったりの働き方といえます。
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出張整体とはのまとめ
整体師には決まった働き方がなく、整体院を経営しながら出張整体を行ったり、パート・アルバイトとして働きながら出張整体をしたりするという柔軟な働き方もできます。
出張整体を志す場合は、自分とお客さま双方のメリット・デメリットを考慮したうえで、自分に合った働き方を見つけることが大切です。