日本語教師の給料・年収

日本語教師の平均年収・給料の統計データ

日本語教師の給料や待遇は、雇用先や雇用形態などにより大きな違いがあります。

日本語教師は働き始めてからしばらくは非常勤として働き、キャリアを積んで常勤へとステップアップする人が多くを占めています。

そのため、経験が浅い駆け出し時代はあまりよい収入が望めませんが、常勤で雇用されれば少しずつ収入を上げていくことができます。

日本語教師の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
日本語教師
(Indeed)
339万円 時給 1,810円
日給 7,980円
月給 24.0万円
日本語教師
(転職ステーション)
402万円 -
日本語教師
(給料バンク)
346万円~453万円 平均給料:28万円
20代の給料:24万円
30代の給料:28万円
40代の給料:33万円
初任給:18~万円

各社のデータをまとめると、日本語教師の平均年収は340万円~420万円程度がボリュームゾーンになると考えられます。

年代が上がるにつれて平均月収もアップしていることが見て取れ、新人時代はそこまで高い給料がもらえなくても、経験を積むことで昇給できるものと思われます。

専門性が求められる職業であることから、アルバイトの時給はやや高めとなっているようです。

日本語教師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データを基に算出すると、日本語教師の平均年収は380万円前後になると思われます。

日本語学校に常勤として就職した場合の月給は、ボーナスの支給(給料の1.5~2ヵ月分ほど)がある会社で25万円~30万円程度、手取りで23万円~28万円程度がボリュームゾーンになるでしょう。

ただ、ボーナスの支給有無や福利厚生の内容は学校によって異なり、手取り20万円~23万円程度になる人もいるようです。

日本語教師の初任給はどれくらい?

日本語教師の初任給は、雇用形態によって大きく変わってきます。

常勤であれば月給制で20万円ほどになるのが一般的ですが、非常勤であればたいてい時給制なので、時給1,500円くらいからスタートすることも多いようです。

経験の浅い非常勤講師はあまり多くの授業を受け持つことができず、月に10万円台の収入で生活している人もいるといわれます。

日本語教師の福利厚生の特徴は?

日本語教師の福利厚生は、常勤として採用されれば、交通費支給、社会保険完備、ボーナス、残業手当などが一般的です。

非常勤は雇用保険や有給休暇などの待遇面が整っていないことがあるため、不安定な生活を送ることになる可能性があります。

雇用形態に関わらず、勤務先によっては「日本語教育能力検定試験」に合格者していると資格手当がつく場合あります。

日本語教師の給料・年収の特徴

語学のプロとして働くために

日本語教師の給料や待遇は、よほどの日本語の専門家であるか、公的な教育機関で常勤の教師にならない限り、厳しいものになるでしょう。

日本語の需要は世界的に縮小化しており、日本語教師として働く難しさがあるのが現状です。

しかし、日本語教師は語学を教えるプロの職業です。

他の語学の専門家の職業としては「翻訳家」や「通訳」などがありますが、こうした仕事をしている人たちのなかには、専門性を高めて高収入を得ている人がいます。

ただし「語学のプロ」として身を立てていくには、それ相当の努力が必要です。

日本語教師も、日々勉強を続けて自身の専門性を一段高くすることで、キャリアを積むなかでより良い条件で働ける可能性は高まります。

駆け出し時代はあまりよい給料が得られなくても、仕事にやりがいを見出して、コツコツと経験を積み上げていく姿勢が求められてきます。

常勤教師のポストは少ない

日本語学校のほとんどが非常勤教師を雇っており、常勤教師のポストは少ないのが実情です。

非常勤はフルタイムで働くことが難しく、「午前のみ」か「午後のみ」で授業を持つことが多く、さらに週2、3日の出勤というのがよくあるケースです。

担当するコマ数にもよりますが、年収にして150万円~300万円くらいになる人が多いようです。

収入にあまりこだわりを持たない人や経済的な問題がない人、他の仕事を掛け持ちする人などは、週に2~3日ほどの仕事は、むしろ働きやすいと感じるかもしれません。

授業以外の仕事もある

日本語教師は、配布するプリント準備やテスト採点など授業以外の準備に時間がかかります。

たとえ非常勤であっても、自分が受け持つ授業の準備や、クラスの管理などの仕事はしなくてはなりません。

常勤になれば、さらに生徒の進路相談にのったり、学習につまづいていることをフォローしたり、学校運営全般に関わる業務を担当したりと、やることは山積みです。

一般的な学校の先生(教師)も同様ですが、実際に日本語教師として働く人の意見として、業務量の多さに対して給料が見合っていないという声もよく聞かれます。

日本語教師の勤務先別の給料・年収

国内で働く日本語教師の給料

国内の日本語学校やスクールで働く日本語教師の給料や待遇は、雇用先や雇用形態などにより大きな違いがあります。

日本語教師は働き始めてからしばらくは非常勤として働き、キャリアを積んで常勤へとステップアップする人が多くを占めています。

非常勤として働く場合は、担当するコマ数によって収入が変動するので、どうしても生活が不安定なものになりがちです。

また、学校やスクールが夏休みや春休みに入ると、収入が大幅に減少してしまうことがあります。

常勤になることができれば20万円前後の月収が望めるようになりますが、それまでは厳しい生活になることも覚悟しておいたほうがよいかもしれません。

海外で働く日本語教師

日本語教師の海外での求人は、圧倒的にアジア圏の貧困・低所得の国からのものです。

こうした国では、まだまだ日本語学習者も多く、ネイティブの日本語教師の価値は高くなっています。

「日本人」というだけで、現地ではすぐに採用が決まることもあります。

ただし給与や待遇面は、国や勤務先によってさまざまです。

現地の国の所得水準並み、またはそれよりも少しよいぐらいのところが多いといわれています。

待遇面では、住居を提供または紹介してもらえるくらいで、そこまで恵まれた生活は期待しにくいのが実情のようです。

現地の物価は安く、贅沢さえしなければ現地の給料で生活は可能ですが、途上国となると医療・衛生面やインフラは整っておらず、日本のような快適な暮らしは望めません。

日本語教師正社員以外の給料・年収

派遣社員

派遣として働く日本語教師は、一般企業などで、外国人社員に対して日常会話やビジネスの場で必要な日本語を指導したり、全国の日本語学校・スクールなどで外国人の学生に指導を行います。

基本的に、即戦力になれる人材が求められるので、時給はやや高めに設定されることが多いです。

個人の実力や経験によって、時給2,500円以上くらいで働けることもあるようです。

アルバイト

日本語教師は、「非常勤講師」としてアルバイトやパートの形で働く人が多くいます。

日本語学校によっては、最初は非常勤からスタートし、経験や実力が認められると常勤へステップアップできるスタイルをとっているところもあります。

非常勤の場合、自身が担当する授業のコマ数に応じた給料を受け取ることになり、1コマあたり1,800円~2,000円ぐらいが相場となっているようです。

フリーランス

日本語学校に就職せずにフリーランスで働く場合、自分で生徒さんを集める必要があります。

日本語教育に関しての確かな知識・スキルを持っていることはもちろんですが、いかに生徒さんから支持される教師になれるかどうかがポイントになってきます。

この形で働く場合、収入は生徒さんからいただくレッスン料が中心になります。

そのため、どれだけレッスンをするかによって収入が変動しやすいです。

実績を積み、人気教師になれば多くの生徒さんが集まる可能性はありますが、厳しい競争の中で安定的に稼いでいくのは簡単なことではありません。

日本語教師の働き方の種類・雇用形態

日本語教師が収入を上げるためには?

日本語教師は非常勤で働く人が多いため、限られた時間しか働くことができず、どうしても収入が低めになりがちです。

もし収入アップを求めるのであれば、専任や常勤になる道を目指すのがよいでしょう。

専任や常勤であれば月給として決まった給料を受け取れるようになるため、生活も安定してくるはずです。

また、勤務先での評価を高め、ポジションを上げていくことで昇給も期待できます。

さらに収入を上げていく方法として独立(フリーランス)の道もあります。

どこにも所属せずに働くのは楽なことではありませんが、日本語教師としての経験を積み、たくさんの生徒さんを集められるようになれば大きく稼ぐことも可能です。