塾講師の給料・年収

塾講師の平均年収・給料の統計データ

塾講師の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

塾・予備校講師の平均年収_2019

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、個人教師・塾・予備校講師の平均年収は36.9歳で394万円となっています。

・平均年齢:36.9歳
・勤続年数:8.4年
・労働時間:167時間/月
・超過労働:8時間/月
・月額給与:290,300円
・年間賞与:453,300円
・平均年収:3,936,900円

また、男女別でみると、男性の方が年収が高いことがわかります。

これは、男性の方が塾長や教室長などの管理職につきやすいこと、結婚や出産により仕事を辞めてしまう人が多いからと考えられます。

出典:厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
塾講師
(転職ステーション)
176万円 -
塾講師
(Indeed)
382万円 時給 1,659円
日給 1.1万円
月給 23.4万円
塾講師・家庭教師
(転職会議)
342万円 時給 1,659円
日給 1.1万円
月給 23.4万円

上記のデータから、塾講師の年収は100万円台から300万円台までと幅広く差があることがわかります。

これは塾講師に非正規雇用が多いということも影響していると考えられます。

塾講師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

勤務先の塾の規模や給与体系にもよりますが、厚生労働省のデータを元に考えると、年収は390万円、月収で29万円あたりが相場でしょう。

月の手取りを考えると、24~25万円、年収では320万円前後になると考えられます。

日本人の平均年収が420万円と考えると、それほど高いわけではないことがわかります。

塾講師の初任給はどれくらい?

塾講師は一般的に初任給が高めに設定されています。

額としては、月給でおよそ20万円から25万円ぐらいの間に設定されているところが多いようです。

年収で考えると、年2回のボーナスを見込んで350万円ほどからスタートするのが大半です。

しかし、その一方で給料の上がり方は比較的なだらかになります。

10年勤続した場合、月給で30万円前後、年収で500万円程度までしか伸びないことも珍しくありません。

塾講師の年齢別・男女別の年収(平成30年度)

男性の個人教師・塾・予備校講師の平均年収は418万円、女性の平均年収は338万円となっています。

男性は年齢とともに年収が徐々に上がっていきますが、女性はあまり変化がない傾向にあります。

個人教師・塾・予備校講師の年収(年齢別)_r1

塾講師の勤務先の規模別の年収(平成30年度)

個人教師・塾・予備校講師の年収は勤務先の規模とあまり相関がないようです。

10人〜99人の事業所に勤める個人教師・塾・予備校講師の平均年収は400万円、100〜999人規模は374万円、1,000人以上規模は404万円、10人以上規模平均は394万円となっています。

個人教師・塾・予備校講師の年収(規模別)_r1

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

塾講師の福利厚生の特徴は?

待遇については、社会保険完備、退職金制度なども完備している塾も多いため、比較的整っているといえます。

また、経験や年齢に応じた研修が定期的に受けられるよう制度が整っているところも多いです。

塾講師の給料・年収の特徴

苦労が多い仕事

塾講師として働き始めは給料が高めですが、それに見合った仕事量ではないと考える人も多いです。

日々授業におわれるなかで、予習や教材研究の時間を確保することに苦労することは間違いないでしょう。

また生徒の将来がかかっている仕事のため、重い責任が課せられる覚悟も必要です。

また勤務時間がどうしても夕刻から夜に及ぶため、生活リズムが乱れやすいこともデメリットとして挙げられます。

塾講師が所属する代表的な企業の年収

※大手企業がある場合のみ

会社名 平均年収 平均年齢
ナガセ 755万円 36.7歳
リソー教育 684万円 41.6歳
早稲田アカデミー 512万円 37.8歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

塾講師の正社員以外の給料・年収

アルバイトの塾講師

最近ではメイン講師がアルバイトであるという塾も少なくありません。

もちろん、そこから正社員を目指すことも可能ですが、雇われる側もより良い条件での雇用先を求め、あえて非正規のままでいるという場合もあるのです。

非常勤講師やアルバイトの場合、一コマでの時給換算となります。

この業界の時給は比較的高く、1500円~2000円になります。

経験や実力によっては3000円近くまで上ることもあります。

非常勤講師の場合の年収は、230万円~250万円ほどとなるでしょう。

副業・兼業の塾講師

非常勤として登用されている場合、複数の塾で勤務している人も珍しくありません。

もちろん、塾によってはWワークを禁じているところもありますが、非常勤の場合は比較的規定が緩やかであるのが一般的です。

副業は塾講師に限らず、通信教育の添削や家庭教師、あるいはまったく別の職種であることもあります。

もちろん、予習や教材研究を疎かにしない範囲で、ということにはなりますが個人の裁量で収入を伸ばすことも十分に可能であるといえるでしょう。

塾講師の働き方の種類・雇用形態

塾講師が収入を上げるためには?

塾講師として収入を伸ばすにはまず、塾内で責任のあるポストにつき、役職手当の部分を大きくさせるという方法があります。

講師として入社した後、経験を積み、勤続10年前後で主任職、その後塾長や教室長といった管理職をまかされるのが一般的です。

管理職に就くと講師としての職務から離れ、経営者という要素が強くなるため、抵抗を感じる人も多いようです。

しかし、現在の生徒の動向や周囲の学校の様子、受験傾向など講師の視点とは違った立場で教育に関われることは大きなやりがいであるといえます。

また保護者や生徒から相談を受けたり、講師の指導をしたりとコミュニケーションの機会も多く、全体の精神的支柱として機能する立場であるため、長い目で考えて大きなスキルアップになるということができるでしょう。

給料についても塾長クラスになると700万から1000万といった年収を得ることも可能になってきます。

大規模展開している塾の場合、塾長としてさらにキャリアを積んだ後、いくつかの塾をまとめるマネージャー職についたり、少数ではありますが本社勤務となったりする場合もあります。

こうなってくると講師としての要素は極めて薄くなってきますが、収入アップという面から考えた場合は、このような道も考えておくとよいでしょう。