日本語教師の1日・生活スタイル
目次
日本語教師の業務スケジュール
日本語教師の1日の過ごし方は、大きく「授業をする時間」と「授業以外の時間」に分けることができます。
出勤~授業はどんな流れ?
日本語学校・スクールなどに勤務する場合、常勤か非常勤かによってスケジュールは異なりますが、常勤であれば朝9時頃に出勤し、夕方過ぎにかけて働くことが一般的です。
学校に到着すると、朝の職員会議で、その日の連絡事項や報告事項が教員全員に伝えられます。
短時間ではありますが、情報交換をする大切な時間です。
授業をする時間は、言葉の通り、自分が受け持つクラスの生徒に対して日本語を教えていくことが業務内容です。
ひとことで授業といっても、ときにはクイズを取り入れたり、テストを実施して理解度を確認したりと、さまざまな工夫をしながら楽しんで日本語を学んでもらえるように心がけます。
外国人にとって、日本語を理解するのは決して簡単なことではありません。
だからこそ、いかに前向きに授業に取り組んでもらうかを考えることが大事になってきます。
授業以外の時間にもさまざまな業務がある
また、授業以外の時間にもさまざまな業務があります。
たとえば、次回の授業の内容を考えて教材を用意したり、常勤の教師であれば郊外活動の企画を考えたりすることもあります。
とくに、授業の準備やテストの採点、宿題のチェックなどは日常的に発生する業務で、とても大事なものとなっています。
また、ときには生徒から「授業についていけない」「日本での生活に不安がある」などの相談を受け、アドバイスやフォローをすることもあります。
以上のように、日本語教師の仕事は多義に渡ります。
1日の仕事は、ただ与えられたことをこなすのではなく、外国人学習者との関わりの中で、毎日新しい発見をすることができる仕事です。