【2021年版】通訳の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

通訳の平均年収・給料の統計データ

通訳の平均年収・月収・ボーナス

通訳の収入は、実績やスキルなどによって非常に幅があります。

また、正社員で企業に属している場合と、フリーランスで活動している場合でも差が出やすくなっています。

賃金構造基本統計調査

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると、通訳の平均年収は、41.5歳で497万円ほどとなっています。

・平均年齢:41.5歳
・勤続年数:10.8年
・労働時間/月:163時間/月
・超過労働:9時間/月
・月額給与:334,200円
・年間賞与:957,800円
・平均年収:4,968,200円

出典:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
通訳
(Indeed)
4,831,212円 時給 1,697円
日給 21,138円
月給 342,058円
通訳
(求人ボックス)
449万円 時給(派遣社員) 1,447円
時給(アルバイト・パート) 1,092円
月給 37万円
初任給 21万円
通訳
(転職ステーション)
441.2万円 -
通訳・翻訳
(転職会議)
388万円 20代前半 320万円
20代後半 336万円
30代 456万円
40代以上 353万円
翻訳/通訳
(DODA)
350万円 男性 366万円
女性 343万円
20代 311万円
30代 384万円
40代 416万円
50代以上 446万円

各社の統計を見てみても、400万円代の年収を平均値としているサイトが多いようです。

通訳の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社のデータをもとに平均収入を額面とすると、実際の手取りは250〜380万円前後が平均値といえそうです。

企業に就職し、正社員として働いている場合は、社会保険料や年金の掛け金に企業負担分があります。

また、企業によってはボーナスが支給されたり、各種手当が設定されていることもあります。

一方で、フリーランスや非正規雇用の場合、社会保険料はすべて自分の負担となります。

そのため、額面ではほぼ同じ水準の収入であった場合、正社員以外の働き方をしている方が手取り額は少なくなってしまう傾向にあります。

通訳の初任給はどれくらい?

通訳として企業に就職し、正社員として働く場合は、働き始めた時から安定して給料を受け取ることができます。

専門職であるため、他の職種に比べてやや高めの設定になっている企業もあるようです。

一方、最初からフリーランスや派遣会社に登録して通訳デビューする場合、最初のうちはなかなか思うように仕事を得られないこともあります。

働いた分が収入になりますから、依頼がなければ収入を得ることはできず、ときには収入が全くない月があったなどということもあります。

そのような場合には、他の仕事やアルバイトを兼業しつつ、できるだけ多くの仕事を請け負って実績とスキルを磨くこともひとつの方法です。

通訳の勤務先の規模別の年収(令和2年度)

通訳の年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10〜99人規模の事業所に勤める通訳の平均年収は435万円、100〜999人規模は496万円、1,000人以上の規模では558万円、10人以上規模の事業所平均は497万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「他に分類されない専門的職業従事者」で司書、行政書士など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

通訳の勤務先の年齢別の年収(令和2年度)

令和2年度賃金構造基本統計調査によると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、55~59歳の672万円です。

全年代の平均年収は497万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「他に分類されない専門的職業従事者」で司書、行政書士など他職業を含むデータです。

通訳の福利厚生の特徴は?

正社員や派遣社員など、企業に所属している通訳の場合、雇用元である企業の福利厚生を受けることができます。

内容は企業によって異なりますが、特別休暇やリフレッシュ休暇などが一般的です。

また、通訳という仕事は、常にスキルアップを目指して知識や技術を磨き続ける必要がある専門職であり、社外の研修や学習会に参加することや、講座を受講することもあります。

こうした自己学習やスキルアップのための支援制度を設けている企業もあります。

通訳の正社員以外の給料・年収

企業に就職し、正社員として働くことができれば、収入は安定しますし、社会保険や福利厚生といったメリットもあります。

一方、第一線で活躍している通訳の中には、派遣社員やフリーランスとして働いている人もたくさんいます。

正社員以外の働き方を選択している通訳は、どの程度の収入を得ているのでしょうか。

派遣社員

派遣社員として通訳をしている人の多くは、通訳専門の派遣会社に登録し、仕事の紹介を受けて働いています。

報酬は月給制ということはあまりなく、基本的に働いた分だけが収入となります。

最初のうちはあまり単価の大きな仕事は回してもらえないかもしれませんが、小さな仕事にもしっかりと向き合うことで、クライアントや派遣会社の信頼を獲得し、徐々に収入アップにつなげていくことができます。

アルバイト

中にはアルバイトとして通訳を行っている人もいます。

一般的な募集に応募する形式もあれば、以前派遣社員やフリーランスとして通訳をしていた頃のネットワークから、個人的に依頼されて請け負うようなケースもあります。

アルバイトの時給はその通訳のスキルによって様々ですが、専門的な技術が必要な仕事ですから、一般的なフリーターが得ている時給よりは高めに設定されていることがほとんどです。

フリーランス

通訳の中には、フリーランスとして働いている人もたくさんいます。

フリーランスの場合、時給もしくは日給、あるいはプロジェクト単位で契約することが一般的です。

フリーランスで働いていく場合には、語学能力に加えて、得意分野を持つことが大変重要です。

医学や法律など特定の専門分野に強みがあると、希少価値があり、時給も上がる傾向にあります。

通訳者の年収は、スキルと仕事量によって大きく変わります。

人脈があって仕事がつねにあり、国家レベルでの仕事を任せられるようなベテラン通訳者の場合、数千万円の年収を得ている人もいるのです。

通訳の働き方の種類・雇用形態

通訳が収入を上げるためには?

通訳の仕事は専門職であり、個人の資質によって収入が大きく変化します。

そのため、より多くの収入を目指すのであれば、「これならば誰にも負けない」という専門分野を持ち、その分野の知識や理解を深め続けることが有効です。

特にフリーランスの場合、他のフリーランスに負けず、自分を選んで発注してもらう必要があります。

他の通訳者に比べて単価が高くても、それに見合った専門性と高いスキルがあれば、顧客に選ばれ続けることができます。

そのためには、自分だけの付加価値を確立し、それを明確にアピールすることが大切です。

通訳の価値を決めるものは、何より実績とスキルです。

通訳としてデビューしたばかりの頃は、なかなか仕事を回してもらえず大変な時期もあるかもしれません。

しかし、そのような時期にこそ、専門分野や語学に関する学習を続け、与えられた仕事=チャンスに誠実に向き合ってコネクションを作っていくことで、徐々に通訳としてステップアップすることができます。

人に負けない自信を持ち、自分と自分のスキルを信じてくれるクライアントとの関係を構築できれば、収入はおのずとあがっていくでしょう。