日本語教師を目指す人へのメッセージ(体験談)

日本語教師になる前

日本語教師になる前は、毎日、会社と家の往復でした。定期的な給料が入り、好きなものを買って、食べて、同年代の友人といつも一緒にいて、そこには異なる文化などありませんでした。

人と違うようであってはいけないように思っていました。自分の考えを相手にはっきりと言ってはいけないのではないか、周りとの歩調を大事にすることでなんとなく過ごしていたように感じます。

海外で日本語教師となって

日本語教師の勉強を始めてから少しずつ考えが変わりました。そして、いざ、海外に出ると、そこは全て自分の責任の上の行動しかありませんでした。安全面や人間関係、いろいろなことに気を張って必死で生活していたように思います。

日本語教師の仕事は、決して楽なものではありません。授業の準備や教案作りなど、目がまわるほど大変です。

しかし、それ以上に、思いもしないような出会いがあったり、日本の中で普通に生活していては目に入らなかったことを不思議に思えたり、考え方や経験が豊かになると思います。帰国後、少し自分が強くなったように感じています。

日本語教師として学んでおくべきことは

私にとって日本語教師の仕事は初めてのことだったので、授業の前は毎回緊張の連続でした。だけど、実際に授業に入ってしまうと、学習者たちとのやりとりは楽しく、時間が経つのがとても早く感じました。

学習者は、日本についていろんなことを知りたがります。もっと日本についてよく勉強しておけばよかったとつくづく思いました。

もし、日本語教師として教壇に立つ前に十分な時間があったなら、歴史、文化、料理、折り紙、歌など、日本についての知識を増やしておくとよいでしょう。

そして、日本での全ての経験が大切なのです。それをどうやって学習者に伝えるのか、人を育成するこの仕事は学ぶことが大切だと実感しています。

これから日本語教師を目指す方は、日々の生活において感じたことや学んだことを、どのように学習者に伝えるのか考えるトレーニングをしておくと、日本語教師になってから役に立つと思います。

日本語教師は異文化と触れ合うことができるだけでなく、日本に対しての発見もある、やりがいのある仕事です。ぜひ、日本語教師を目指してみて下さい。