国家公務員の階級・役職

国家公務員にはたくさんの役職が

役職の種類・名称は各省庁でも異なる

国家公務員のおもな活躍の場となる各省庁には、さまざまな役職が存在します。

役職の種類や名称に関しては省庁ごとに若干異なりますが、まず各省庁のトップにあるのが「大臣」という役職です。

その下には「副大臣」「大臣政務官」と続き、ここまでは国会議員によって構成されます。

大臣政務官の次の役職が「事務次官」です。

ここから下は国家公務員で構成されるため、実質、国家公務員としてのトップは「事務次官」ということになります。

事務次官以下の役職は、おおむね以下の通りです。

事務次官→外局長官→官房長→局長→部長→局次長→課長→課長補佐→室長→企画官、専門官→係長→主任

一般的な行政事務に携わる場合は、ここまで見てきた役職名に触れることが多くなるでしょう。

役職はどうやって上がる?

このように挙げていくと、国家公務員の役職は非常に細かく分かれていることがわかります。

基本的に、年齢や実績等によって昇進していきますが、総合職として採用されている「キャリア」であれば、昇進スピードも速く、30代で課長補佐クラス、40代で課長クラスにまでなるのが一般的とされています。

それ以外の、いわゆる「ノンキャリア」の人の場合、昇進できるのは中央省庁であれば課長補佐までとされており、そこまでの昇進スピードも総合職より遅めであることが多いです。

役職が上がるごとに、俸給表に従って給料が上がったり、担える仕事の幅が広がったりします。

どのような種類で採用されたかによって、国家公務員としてのその後のキャリアパス、出世スピードにも影響が及んでくるというわけです。

専門職には独自の「階級」が存在する

上記で挙げた役職のほか、国家公務員専門職である「海上保安官」「皇宮護衛官」「検察官」などでは、職責の上下を示すうえで、それぞれ独自の階級的な呼び方が使われています。

たとえば、海上保安官であれば、上から順に
・組織長(海上保安庁長官、次長、警備救難監)
・海上保安監(一等海上保安監(甲・乙)、二等海上保安監、三等海上保安監)
・海上保安正(一等海上保安正、二等海上保安正、三等海上保安正
・海上保安士(一等海上保安士、二等海上保安士、三等海上保安士)
といった具合です。

また、検察官であれば、上から順に「検事総長」「次長検事」「検事長」検事」「副検事」という階級が定められています。

階級ごとに役割や職域が定められており、給料は階級が高い人のほうがたくさんもらえます。

また、これらの専門職に就く人は、組織や階級ごとに定められた「階級章」が与えられる場合が多く、一目でどの階級に属しているのかがわかるようになっています。