【2022年版】回路設計の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

回路設計の平均年収・給料の統計データ

回路設計の年収は、一般的なサラリーマンの平均年収に比べ、やや高めの水準です。

電子回路の特化したスキルが求められる職種であるため、「機械設計」に比べて、平均収入はわずかに高くなります。

ただし会社によっても給料事情は異なり、大手メーカーと中小メーカーでは給料の額に差が生じます。

回路設計の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

回路設計の平均年収_2021

厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、回路設計の平均年収は、42歳で611万円ほどとなっています。

・平均年齢:42歳
・勤続年数:14.8年
・労働時間/月:165時間/月
・超過労働:19時間/月
・月額給与:394,800円
・年間賞与:1,372,900円
・平均年収:6,110,500円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
回路設計の平均年収の推移_2021

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
回路設計
(Indeed)
3,990,938円 時給:1,401円
日給:17,471円
月給:282,565円
回路設計
(求人ボックス)
472万円 月給: 39万円
初任給: 21万円
全体の給与幅 :332〜789万円
派遣社員:平均時給2000円
アルバイト・パート:平均時給1,001円
回路設計・実装設計
(転職会議)
507万円 20代前半:平均 392 万円
20代後半:平均 444 万円
30代:平均 5324万円
40代以上:平均 683万円
回路設計・半導体設計
(マイナビエージェント)
502万円 20代の給料:397万円
30代の給料:563万円
回路/システム設計
(DODA)
538 万円 生涯賃金: 2億6,880万円
20代:414 万円
30代: 568万円
40代: 639 万円
50代~: 719 万円

これら各社のデータを見ると、回路設計の平均年収は約400万円~550万円が中心であることがわかります。

40代以上であれば年収700万円以上になることもあり、大手企業であれば年収1000万円以上の収入を得る回路設計エンジニアもいます。

回路設計の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

20代前半の回路設計を例とすると

・月収23万円
・ボーナス92万円(夏冬1回ずつ、計4か月分)
・月収にボーナスを足すと年収368万円

各種社会保険料や所得税など差し引いた「手取り額」については、約19万円~20万円が目安です。

回路設計の初任給はどれくらい?

回路設計の初任給は、大手企業であっても約21万円~約22万円となります(4年制大卒の場合)。

大学院卒であればプラス1万円~2万円ほど初任給が上乗せされ、高校や専門学校卒であれば1万円~2万円低くなる会社もあります。

回路設計の勤務先の規模別の年収(令和3年度)

回路設計の年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10〜99人規模の事業所に勤める回路設計の平均年収は506万円、100〜999人規模は582万円、1,000人以上の規模では656万円、10人以上規模の事業所平均は611万円となっています。

回路設計の年収(規模別)_r3

上記グラフの基タイトルは「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」で半導体設計、電子工事施工管理技士など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

回路設計の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

回路設計の年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、50~54歳の776万円です。

全年代の平均年収は611万円となっています。

回路設計の年収(年齢別)_r3

上記グラフの基タイトルは「電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)」で半導体設計、電子工事施工管理技士など他職業を含むデータです。

 

回路設計の福利厚生の特徴は?

「メーカー」系の会社は、次のように充実した福利厚生を用意している会社が多いです。

・各種健康保険
・年2回以上のボーナス
・財形貯蓄
・退職金制度
・社宅完備

基本的な福利厚生は用意されており、さらに大手メーカーでは全国保養所利用や従業員持株会制度、自社製品の優遇購入制度などを用意している会社もあります。

一方、回路設計事務所などの場合、法律上必要な社会保険制度は整っていても、メーカーのような手厚い福利厚生は期待できません。

回路設計の給料・年収の特徴

年功序列となることが多い

成果よりも勤続年数や年齢が給料に響く「年功序列」を採用している会社が多めです。

勤続することで毎年着実に基本給が底上げされていき、30代40代になると入社時の1.5倍、2倍以上もの基本給となることもあります。

ただし近年は、回路設計職にも「成果主義」にシフトする会社が少しずつ増えているため、状況は変わりつつあります。

管理職や残業代で給料アップ

チームリーダーや部課長職などの「管理職」に任命されると、同じ年齢でも給料水準がひと回り高くなることが多いです。

また「納期」前などは残業が増えやすい業界のため、連日遅くまでの残業が続いた月などは、残業代によって給料が大きく底上げされることもあります。

回路設計の勤務先別の給料・年収

大手メーカーの給料

「トヨタ自動車」や「SONY」など、業界を代表する大手メーカーの回路設計職でれば、年収1000万円以上の年収をもらっている人も少なくはありません。

ボーナスに関しても、中小メーカーであれば月収の1.5~2ヶ月分程度が相場ですが、大手メーカーであれば月収の3~4カ月分のボーナスが支給されることもあります。

設計事務所の給料

設計事務所や中小メーカーの給料は、大手メーカーに比べるとひと回り少ない傾向であり、年収500万円前後の会社が目立ちます。

また、ボーナス・退職金・各種手当(家賃手当や家族手当など)も大手メーカーと比べて低いことが多く、生涯収入でみると大きな差となります。

回路設計が所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
SONY 1044万円 42.2歳
日立製作所 890万円 42.6歳
トヨタ自動車 858万円 40.0歳

出典:2022年現在(各社有価証券報告書より)

SONYの平均年収

SONYは大手メーカーの中でも収入水準がずば抜けて高く、平均年収が1000万円を越えています。

なかには1200万円以上の年収を得る人もいるようです。

日立製作所の平均年収

日立製作所は2014年より、年功序列から成果主義にシフトしている会社です。

優秀な成果を上げた社員であれば、年収1000万円を越えることも珍しくありません。。

トヨタ自動車の平均年収

トヨタ自動車も年収1000万円に近い収入を得ている社員が目立ち、ボーナスも100万円以上支給されている社員もいます。

豊富に用意された福利厚生の中から自分に合ったものを選ぶ「ウェルチョイス」と呼ばれる制度を採用しているのも注目点です。

回路設計の正社員以外の給料・年収

派遣社員・アルバイト

派遣社員の場合、時給は1500円~2500円程度の求人が目立ちます。

プロフェショナル向けの求人では、時給3000円を越えるものもあります。

アルバイトの場合は、時給1000円~1500円程度のものが多く、設計職というよりは「CADオペレーター」の位置付けで募集されることが多いです。

フリーランス・開業

回路設計はフリーランスとしても働けますが、ソフトウェア系のエンジニアほど案件の数は多くありません。

月単価50万円~60万円のフリーランス案件がいくつか出回っていますが、月単価は本人のスキルや担当する業務によっても変わってきます。

独立して回路設計事務所を立ち上げた場合は、事業として大きな収入を狙うことも可能ですが、大口の設計作業を受託するための人脈なども必要になります。

回路設計が収入を上げるためには?

年功序列の会社が多いため、まずは一つの会社に長く勤め、基本給を上げていくことが一般的な方法となります。

周囲からの信頼を獲得し、サブリーダー、チームリーダー、課長、部長と「役職」を上げ、役職手当などを得ることも収入の底上げには重要です。

どうしても今の会社では給料が頭打ちになる場合は、給料水準の高い大手メーカーや外資系メーカーへの転職も選択肢となります。