回路設計のやりがい・楽しさ・魅力

回路設計のやりがい・楽しさ

機械の「頭脳」を作れる

回路設計が担当する電子回路というのは、いわば機械の「頭脳」にあたる部分です。

たとえばオーディオには音量調整や音質変更などさまざまな機能がありますが、リモコンで入力したとおりにスピーカーが動作するのは、電子回路があるからです。

機械の中でも重要となる部分の設計が行える仕事であり、「自分の設計がこの機械を動かしている」という充実感を感じることができます。

また、回路設計のスペシャリスト(専門家)としてひとつの分野に没頭、追及できるのも魅力です。

最新技術にふれられる

回路設計エンジニアがあつかうIC(集積回路)や半導体などの技術は、テクノロジーの進化のスピードがとても早い分野です。

ライバル会社の製品に負けない高性能な回路を設計するには、つねに最新の技術知識を身に付け、自分のものにしていく必要があります。

苦労することもありますが、その分、エンジニアとして技術の最先端を追っているという刺激を味わいやすいのがこの仕事の面白さでもあります。

今後、回路設計にはIoT(Internet of Things)やAI(人工知能)の技術も求められてくるため、先端分野にふれられるという魅力もあるでしょう。

モノづくりのおもしろさ

回路設計が考え出した機械は、いずれ市販され、世の中で使われることになります。

自分の作ったモノがお店で販売されていたり、誰かの役に立っている姿をみると、この上ない満足感や達成感を味わえます。

特にスマホやカメラのような一般向けの「民生品」の設計であれば、街などで普段から目にする機会も多いため、エンジニアとしての満足感を得やすいでしょう。

皆でひとつのモノを造る喜び

回路設計は、プロジェクトやチームを組み、周囲のチームメンバーたちと協力しならが進めていく仕事です。

機械設計チーム、ソフトウェアチーム、デザイナーチームなど、他のチームや部門と連携することも多く、それぞれ役割はちがえど、多くの人が協力して一つの機械をつくっていくことになります。

皆で一つのことに取り組み目標を共有し達成するとチームプレイが好きな人であれば、やりがいを感じるでしょう。

回路設計の仕事内容

回路設計の魅力

特化した技術が身につく

回路設計があつかう技術は、電子回路の分野に特化しています。

他の仕事に転職する場合にはなかなか役立てることは難しくなりますが、その分、回路設計の分野では専門家としての強みとなってくれます。

中でも「アナログ回路」の設計で問われるのは、長年つちかった職人的な感覚です。

そのため、経験豊富なアナログ回路設計者の需要は高く、同業への転職は有利に進めやすくなっています。

年功序列で着実に給料が上がる

「年功序列」というのは、能力や成果よりも、勤続年数や年齢を重視して給料や役職などを決める評価制度です。

回路設計は年功序列を採用している会社が多く、同じ会社に長い間勤めることで、公務員のように着実に給料が上がるでしょう。

そういった事情もあってか、転職はあまりせずに(1回程度)、同じ会社で働き続ける人が目立ちます。

福利厚生の充実した会社が多い

回路設計の働き先の多くは、経営の安定した「メーカー」系の会社です。

とくに大手メーカーは福利厚生面が充実しています。

各種社会保険、年2回以上の賞与(ボーナス)、退職金制度、保養施設、社宅、独身寮の完備など、生活をしていく上で心強い制度が多々用意されています。

ただし、回路設計事務所や小規模なメーカーでは、社会保険など必要最小限の福利厚生しか用意されていない会社もあるので、注意しましょう。

高齢になっても仕事を続けやすい

回路設計の仕事はデスクワークが中心であるため、歳をとって身体能力が衰えてきても続けやすい仕事です。

人手不足も深刻化しているため、「定年後再雇用」などを実施する会社も増えてきており、60代以降のシニア層でも現役のエンジニアとして働いている人もいます。

とくに「アナログ設計」分野は長年の経験が問われ、働き手も不足しているため、技術さえ身に付ければエンジニアとして生涯働き続けられるでしょう。