人事の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

人事を目指すきっかけで多いものは?

人事の志望動機としては「人に興味がある」「人に関わる仕事がしたい」というものが多く見られます。

人事のあらゆる業務は、「組織で働く人」を対象としたもので、イメージが湧きやすいことから、志望する人も多いです。

自分の経験上、同級生や兄弟、後輩など、人が成長することや活躍することに喜びを感じた経験があるという人も多く見られます。

中途の場合には、企業の成長において人事の仕事がどれほど大事かを実感し、責任とやりがいのある仕事を求めて就職を希望する人もいます。

人事を目指すきっかけはさまざまですが、他の職種と比べると、仕事内容や醍醐味をしっかりと理解して希望する人が多いです。

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人事の志望動機の考え方

人事は役割や仕事内容が明確だからこそ、どうしてその仕事がしたいのかを深く考えて言葉にすることが大切です。

それほど深く考えずに作った志望動機は、説得力が乏しく、意地の悪い質問で揺らぎかねません。

面接などで「人が好きで、人の成長に関わりたい」という志望動機の人も多く、「他の部署でも人には多く関わり、後輩や部下の成長に関わることができる」と言われると困ってしまう人も多いです。

仕事の内容や他職種との違いは何か、自分が人事として何がしたいのか、しっかりと自分に問いかけながら志望動機を考えましょう。

人事はあくまで経営者や社員のサポートを行う位置ですので、周囲への貢献の意識が求められます。

人事をしたい理由や、どのような貢献がしたいのかをよく考えて志望動機を考えましょう。

人事の志望動機の例文

メーカー企業の人事(採用)の志望動機の例文

「私が貴社を志望したのは、貴社の「良質な商品を低価格で提供する」という理念に強く共感したからです。

実際にそのような商品を市場に提供し、成長を続けている点も魅力的に感じています。

私は学生時代に陸上部のマネージャーをしていた経験があり、人を支える仕事が得意です。

人材の採用・育成の仕事を通し、貴社の成長ならびに社会への良質な商品の供給に貢献できたらと思います。」

ベンチャー企業の人事の志望動機

「私が貴社を志望したのは、経営者との距離が近く、人事らしい仕事ができると感じたからです。

私は300人ほどの企業で労務担当をしていましたが、仕事が細分化されるにつれ、経営者との距離が遠くなって業務の処理ばかりを行うようになっていました。

増える問題に対し、経営者に相談する機会を作ることも難しく、人事の仕事として物足りなく、ふがいなく感じていました。

実務経験を生かし、貴社で経営者に近い、社員に貢献できる人事業務を目指したいと考えております。」

大企業の人事の志望動機

「私は貴社で、人事の仕事がしたいと考えています。

企業の紹介映像や説明会、OBOG訪問などを通し、貴社の人材の人間力に大変感心しました。

多くの方が貴社に入ってから「人間的に大きく成長できた」と述べており、人材を育てる仕事に強い関心を抱くようになりました。

人事への配属を希望していますが、人材の採用や教育に関わり、企業に貢献できる人材を輩出していきたいです。

中学高校とバスケットボール部のキャプテンを務めた経験を生かし、貴社や社員の皆様に貢献できればと思います。」

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人事の面接で聞かれること・注意点

人事の面接は、企業の顔になる職種であることから身だしなみやビジネスマナーなどを厳しく見られることが多いです。

清潔感のある髪型や服装を心がけ、失礼のない振る舞いが自然に行えるように練習しておきましょう。

また、人事の面接では「一緒に働きたい人か」という特有の観点があります。

採用や面接には人事が関わりますが、担当者が現在の人事メンバーとの相性などを考える傾向があります。

年齢や雰囲気などは変えることが難しくても、人事の人に多く見られる柔和な雰囲気や清潔感を出せるよう意識しておいて損はありません。

質問では「なぜ人事でなければならないのか」という質問も想定されるため、自分の経験や考えからしっかりとした回答を準備しておいてください。

人事の自己PRのポイント

人事を目指す人は、自己PRのときに何をアピールするかをよく考えましょう。

「人に興味がある」ことをアピールするために、学生時代に多くの人に会ったエピソードを語ったり、心理学やカウンセリングを学んだといったエピソードをアピールする人もいますが、「人への興味」そのものは企業のメリットではありません。

自己PRを通して、企業に採用することのメリットを伝えることが大切であり、自己PRでは「何ができるのか」を中心にしたアピールを考えましょう。

同じエピソードからも、多くの人に実際に会った「行動力」、多くの人と会話して培われた「コミュニケーション能力」など別の方向でアピールもできるため、企業への貢献を期待させる自己PRを作成しましょう。

人事の履歴書で気をつけるべきことは?

人事は外部に対する企業の顔になることも多いため、履歴書に貼付する顔写真は清潔感があり、明るい表情のものを選びましょう。

清潔感があり、表情がよくわかるよう髪型にも工夫が必要ですし、服装やアクセサリーも清潔感を重視してください。

手書きの履歴書やエントリーシートがある場合は、字を丁寧に書くことはもちろん、誤字脱字にも注意してください。

職歴や資格などは何ができるのか、何をしてきたのかがわかる範囲で短くまとめるようにします。