IT企業社員のつらいこと、大変なこと、苦労
納期に追われ続ける
IT業界、とくにソフトウェア開発の仕事は「きつい」といわれることが多いようですが、この大きな理由のひとつとしては、プロジェクトがつねに納期ありきで動いていくことが考えられます。
最近では短納期での納品を求められるプロジェクトも増えているとされ、どうしてもカツカツの状態で仕事を進めなくてはならない場合が多くなっています。
また、仕様が確定してからも、顧客の要望が追加されたり変更されたりすることで、手戻りが発生することも日常茶飯事です。
あまりに無理な納期の場合は調整してもらうこともできますが、それほどの日程に余裕がないケースも多々あり、いつでも厳しい納期のことを考えながら働かなくてはなりません。
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労働時間が長くなりがち
IT業界は勢いにのって大きく伸び続けている企業もたくさんありますが、少人数で莫大な案件を回している職場も少なくありません。
個々の社員が抱える業務量が多く、どうしても労働時間は長くなりがちなようです。
とくに、SEやプログラマーなどのITエンジニア職は忙しく、納期が近くなると夜遅くまで残って仕事をする人も多いようです。
また、ひとたびバグなどのトラブルが発生すれば、解決するまで帰れなかったり休日出勤をして対応しなくてはならないこともあります。
ただし、最近は従業員の健康状態に深く気を配り、定時退社日を設けたり、一定の時間になると強制消灯したりして、残業時間を減らす取り組みをする企業も増えつつあるようです。
目まぐるしく変化するのが当たり前の世界
IT業界は、驚くほど速いスピードで変化を続けています。
今、主流である技術が1年後には他の新しい技術に取って代わられていることも決して珍しくはなく、IT企業では必然的に「新たなものを取り入れる」という価値観を大事にしながらビジネスを展開していく必要に迫られます。
当然、そこで働く人にも変化に対する適応性が求められ、どんどん新たな知識やスキルを身につけていかなくてはなりません。
変化を楽しめる人ならよいのですが、同じ場所でずっと留まっていたいというタイプの人には、厳しい、大変だと思うことが多いかもしれません。