仕事体験談 子どもたちとの信頼関係が仕事のやりがいに繋がる 回答者 : HANAさん(女性/32歳) 職業名 : 保育士現在の状態 : 経験者経験年数 : 9年 仕事内容 私は福岡県と鹿児島県の3か所の保育園で保育士をしてきました。 福岡県の保育園は大規模保育園で園児が300人程で職員が30名でした。 鹿児島県の市内の保育園は、小規模保育園で、園児46名の保育士14名、鹿児島県市外の保育園も同じく小規模保育園で園児26名の保育士10名でした。 この仕事を目指したきっかけは、中学校の職場体験である保育園に行き、保育の内容だけではなく、子どもたちの虐待等の実情を園長先生にお聞きして、子どもたちだけではなく、子育てを頑張っている親の助けになりたいと思ったからです。 なので、大学は保育士の免許だけでなく心理学の勉強が出来るところに進学し、心理士の免許と保育士の免許両方を取得しました。 仕事のやりがい 仕事のやりがいは、何といっても子ども達の成長です。 子ども達が出来なかったことが出来るようになっていく姿を目の当たりにするので、頑張ってよかったなと思える出来事が多いです。 例えば、運動会の行事をする前は、人前で踊ることが恥ずかしくて泣いていた子どもも、表現することの楽しさを伝え続け、一緒に踊ったりして楽しい気持ちを引き出したことで、その後のお遊戯会では堂々と踊ってくれたりと、関われば関わっただけ子どもたちは裏切らずに成長していってくれます。 そういった子ども達の成長を保護者と共に悩みながらも分かち合い、成長を一緒に見守って行けることが何より嬉しいことでした。 子ども達との絶対的な信頼関係が仕事のやりがいに繋がります。 覚悟しておいた方がいいこと まず毎日子どもと遊んでればいいというような単純な仕事でないことだけは覚えておいてもらいたいです。 保育をするためにはもちろんその準備が必要で、子ども達と関わっている日中に準備はできないので、休日返上で準備をしなくてはならない時期もあります。 書類等も多いので、事務作業もしなくてはなりません。 脅すわけではありませんが、持ち帰りの仕事も多いので、本当に子どもが好きで、保育士という仕事にやりがいを感じられる人でなくては続けることができない仕事だと思います。 ただ保育士という仕事は全国どこでも出来ますし、求人情報も多くみられるので、結婚してもパートタイムなどで続けられる仕事だと思います。 給料・待遇 25歳~30歳まで鹿児島県の市内の保育園で正規職員として5年間務めた時の給料は、月収24万円で手取りは19万程でした。 賞与は年に2回あり、夏は15万、冬は30万程です。 なので年収は約330万程になります。 年に1000円ずつ程は給料も上がっていた気がします。 少ないと思われるかもしれませんが、鹿児島県では、保育士としての給料はこれでも高いほうです。 ちなみに新卒で22歳から3年務めた福岡県市内の保育園は月収25万の手取り20万、賞与は夏が30万冬が50万でした。 都道府県によって給与も違ってくるので、求人情報を見る時はその辺りも気を付けて見たほうがいいと思います。 この職業の恋愛・結婚事情 基本的に女子ばかりの職場なので、平均結婚年齢は比較的遅いほうだと思います。 仕事場では出会いがほぼないので、知り合いの友達と等飲み会をして出会うのが一般的でした。 保育士は基本的に世話好きの子が多いので、ちょっと手のかかるどこか抜けた男性に惹かれてしまう傾向があるように感じます。 もしくは、仕事柄人を良く観察することが多いので、よく見て堅実な男性と付き合うかの両極端な気がします。 もし結婚しても、子どもを育てることに前向きですし、世話好きでもあるので、主婦能力は高いと思います。 また、全国どこでも出来る仕事なので、共働きで保育士を続け、兼業主婦になる方が多いようです。 この職業を目指す人へのメッセージ 子どもが好きだけで勤まる仕事ではありませんが、何よりもそこが根底にあることで成し遂げられる仕事ではないかと私は思っています。 保育は時代に即応し、日々変化していっているので、その変化を敏感に感じ取って取り入れていくことが重要となります。 大学や専門学校の机上での勉強も大切ですが、現場に出て肌で感じるのが一番の勉強になると思いますので、積極的にボランティアや実習等に参加されることをお勧めします。 子ども達の将来に関わる、とてもやりがいのある素敵な仕事だと思うので、大変なことも沢山あるとは思いますが、ぜひ素敵な保育士さんを目指して頑張って欲しいと思います。 前の記事へ 次の記事へ
福岡県の保育園は大規模保育園で園児が300人程で職員が30名でした。
鹿児島県の市内の保育園は、小規模保育園で、園児46名の保育士14名、鹿児島県市外の保育園も同じく小規模保育園で園児26名の保育士10名でした。
この仕事を目指したきっかけは、中学校の職場体験である保育園に行き、保育の内容だけではなく、子どもたちの虐待等の実情を園長先生にお聞きして、子どもたちだけではなく、子育てを頑張っている親の助けになりたいと思ったからです。
なので、大学は保育士の免許だけでなく心理学の勉強が出来るところに進学し、心理士の免許と保育士の免許両方を取得しました。
子ども達が出来なかったことが出来るようになっていく姿を目の当たりにするので、頑張ってよかったなと思える出来事が多いです。
例えば、運動会の行事をする前は、人前で踊ることが恥ずかしくて泣いていた子どもも、表現することの楽しさを伝え続け、一緒に踊ったりして楽しい気持ちを引き出したことで、その後のお遊戯会では堂々と踊ってくれたりと、関われば関わっただけ子どもたちは裏切らずに成長していってくれます。
そういった子ども達の成長を保護者と共に悩みながらも分かち合い、成長を一緒に見守って行けることが何より嬉しいことでした。
子ども達との絶対的な信頼関係が仕事のやりがいに繋がります。
保育をするためにはもちろんその準備が必要で、子ども達と関わっている日中に準備はできないので、休日返上で準備をしなくてはならない時期もあります。
書類等も多いので、事務作業もしなくてはなりません。
脅すわけではありませんが、持ち帰りの仕事も多いので、本当に子どもが好きで、保育士という仕事にやりがいを感じられる人でなくては続けることができない仕事だと思います。
ただ保育士という仕事は全国どこでも出来ますし、求人情報も多くみられるので、結婚してもパートタイムなどで続けられる仕事だと思います。
賞与は年に2回あり、夏は15万、冬は30万程です。
なので年収は約330万程になります。
年に1000円ずつ程は給料も上がっていた気がします。
少ないと思われるかもしれませんが、鹿児島県では、保育士としての給料はこれでも高いほうです。
ちなみに新卒で22歳から3年務めた福岡県市内の保育園は月収25万の手取り20万、賞与は夏が30万冬が50万でした。
都道府県によって給与も違ってくるので、求人情報を見る時はその辺りも気を付けて見たほうがいいと思います。
仕事場では出会いがほぼないので、知り合いの友達と等飲み会をして出会うのが一般的でした。
保育士は基本的に世話好きの子が多いので、ちょっと手のかかるどこか抜けた男性に惹かれてしまう傾向があるように感じます。
もしくは、仕事柄人を良く観察することが多いので、よく見て堅実な男性と付き合うかの両極端な気がします。
もし結婚しても、子どもを育てることに前向きですし、世話好きでもあるので、主婦能力は高いと思います。
また、全国どこでも出来る仕事なので、共働きで保育士を続け、兼業主婦になる方が多いようです。
保育は時代に即応し、日々変化していっているので、その変化を敏感に感じ取って取り入れていくことが重要となります。
大学や専門学校の机上での勉強も大切ですが、現場に出て肌で感じるのが一番の勉強になると思いますので、積極的にボランティアや実習等に参加されることをお勧めします。
子ども達の将来に関わる、とてもやりがいのある素敵な仕事だと思うので、大変なことも沢山あるとは思いますが、ぜひ素敵な保育士さんを目指して頑張って欲しいと思います。