ファッションデザイナーの給料・年収

ファッションデザイナーの平均年収・給料の統計データ

はなやかなイメージのあるファッションデザイナーですが、待遇が恵まれているかというとそうでもありません。

近年は多くの家庭でファッションにかけるお金が減りつつあり、アパレルメーカーもコスト削減に努めています。

一般的なファッションデザイナーはアパレル企業の会社員として働くため、こうした状況を受けて給与も厳しいものとなりつつあります。

ファッションデザイナーの平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

デザイナーの平均年収_2018

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、デザイナー職の平均年収は、37歳で約433万円となっています。

・平均年齢:37歳
・勤続年数:9年
・労働時間:166時間/月
・超過労働:8時間/月
・月額給与:307,400円
・年間賞与:638,800円
・平均年収:4,327,600円

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
ファッションデザイナー
(給料バンク)
382万円~501万円 20代の給料:20万円
30代の給料:26万円
40代の給料:37万円
初任給:18万円
ファッションデザイナー
(転職会議)
321万円 20代前半:295万円
20代後半:321万円
30代:312万円
40代以上:560万円
ファッションデザイナー
(Indeed)
404万円 時給 1,276円
日給 9,544円
月給 29.8万円
ファッションデザイナー
(求人ボックス)
420万円 月給35万円

各社のデータより、ファッションデザイナーの年収は320〜560万円の間となる実態が見えてきます。

ファッションデザイナーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、ホームヘルパーの平均年収は400万円前後となると考えられます。

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ1.5ヶ月分となっていることから、月額総支給額は28万円、ボーナスは年間45万円ほど支給されていると考えられます。

独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は25~26万円ほどになると見込まれます。

日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、年齢に対しての給与水準は平均的といえ、決して高額な給料ではないことがわかります。

ファッションデザイナーの初任給はどれくらい?

ファッションデザイナー職を新卒で採用するところはほぼありません。

まずは一人前のファッションデザイナーになるために欠かせない修業期間として、店舗での販売やデザイナーのアシスタントとして働かせるのが一般的です。

一般的なアパレルメーカーに正社員として就職した場合、給料は18万円~20万円程度となるようです。

ファーストリテイリングの場合は、ファッションデザイナーの募集は2020年現在は中途採用のみとなっており、給料は350万円~となっています。

令和元年 デザイナーの年収(年齢別・男女別)

デザイナーの年収は年齢とともにゆるやかに上昇していますが、大きくは伸びていません。

男女比で見ると、男性の平均が499万円であるのに対し、女性は372万円となっており、男性のほうが年収が高い傾向にあります。

デザイナーの年収(年齢別)_r1

令和元年 デザイナーの年収(規模別)

デザイナー職全般の年収に関するグラフです。令和元年の賃金構造基本統計調査によると、勤務先の企業規模によって、年収に多少の開きがあります。

1,000人以上の規模の事業所に務めるデザイナー職の人の年収が548万円であるのに対し、10〜99人規模は436万円、100〜999人規模は397万円になっています。

デザイナーの年収(規模別)_r1

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

ファッションデザイナーの福利厚生の特徴は?

一般的なアパレルメーカーに就職した場合、各種社会保険、有給休暇、懐妊・育児休職制度、各種休職・休暇制度などがあります。

アパレルメーカーでは女性が多いため、女性が働きやすい制度を整えることが重視される傾向がありますが、小規模なメーカーやデザイン事務所の場合はこうした福利厚生が整っていないところもあるので注意が必要です。

ファッションデザイナーの給料・年収の特徴

長時間労働が多い

ファッションデザイナーの勤務時間は定時通りとはなりません。

時間が不規則の上、就業時間・拘束時間も長く、これらを考えると年収は決して高いとはいえないと考える人が多いようです。

自分に投資する

ファッションデザイナーとして働く以上は、自分のファッションにも常に気を遣わなければいけないのが大変なところです。

安物の生地で縫製が雑な服や、時代遅れのデザインの服を着ることは許されません。

常にブランドの最新作や流行をチェックしなければいけませんし、ファッション業界の関係者と対等にお付き合いするためにハイブランドの服を揃えることもあります。

またトータルコーディネートをするためには、美容院やネイルサロンに通うこともあります。

たとえ給料が低くても自分のために投資しなくてはならないので、本当にこの仕事が好きでファッションのために多少苦しい生活をするのならば本望だと思えるくらいの人でないと、この業界で働き続けるのは厳しいかもしれません。

フリーで活躍する有名ファッションデザイナー

ファッションデザイナーの場合、最も大きな年収になっているのはフリーで活躍しているファッションデザイナーです。

フリーで活躍するファッションデザイナーの年収は、有名デザイナーでは数千万円以上になり、ブランドが大成功すれば数億円になることも少なくありません。

ただしフリーになれば誰でも年収が上げるというものではなく、高収入を得ている人もいれば、企業勤めのファッションデザイナーよりも低い年収の人もいます。

実力が認められるかどうかで収入に大きな差がでるのが、ファッションデザイナーという職業です。

ファッションデザイナーの代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
ファーストリテイリング 764万円 37.3歳
ユナイテッドアローズ 464万円 31.1歳
しまむら 586万円 39.8歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

ファーストリテイリングの平均年収

ファーストリテイリングの平均年収は764万円となっています。

UNIQLO・GUなどをはじめとするファストファッションで世界から注目を集める企業で、ほかのアパレルメーカーにくらべると年収は高めです。

ユナイテッドアローズの平均年収

ユナイテッドアローズの平均年収は464万円となっています。

United Arrowsなどさまざまなレーベルを抱えるアパレルメーカーで、仕入れ商品と自社開発商品を混合した「セレクトショップ」という形をとっているのが他社との大きな違いです。

しまむらの平均年収

しまむらの平均年収は586万円となっています。

全国に1400店舗以上を展開し、2018年から 2019年にかけてはファーストリテイリングに続き第2位の売上高を誇っています。

施設別のファッションデザイナーの給料・年収

アパレルメーカーで働くファッションデザイナー

アパレルメーカーの場合、ほとんどが一般的な会社員と同じ月給制です。

毎月定額の給料をもらいながら働き、ボーナスもあるため生活は比較的安定しているといえます。

ただしチームでの作業となるため、ヒット商品などを飛ばしたとしてもそれほど給料に反映することはなく、ファッションデザイナーとしてやりがいを感じたい人には向いていないかもしれません。

デザイン事務所で働くファッションデザイナー

デザイン事務所で働く場合は、アパレルメーカーに比べると小規模で経営しているところが多く、給料も低めのところが多いようです。

近年は大量生産の安価な服を購入する消費者が多いため、以前に比べると仕事が減り経営が苦しいところもあるようです。

フリーランスで働くファッションデザイナー

オートクチュールの服をデザインしたり、ファッションデザイナーの名前がそのままブランド名になっていたりするブランドは、自分自身で立ち上げ経営をするスタイルです。

ヒット商品が出れば収入は大幅にアップしますが、逆にデザインしたものが売れなければ収入はゼロになってしまい、収入の増減が激しいのが現状です。

ファッションデザイナーが収入を上げるためには?

ファッションデザイナーとして最も収入を得られるのは、フリーランスで活躍することです。
そのため年収アップを目指してメーカーなどの勤務を辞め独立しフリーランスとなるデザイナーも多くいますが、必ずしも成功するわけではありません。

実力によっては会社勤めよりも高収入を得られますが、人気が出なければより年収が低くなってしまうこともあるため注意が必要です。