【最新】キャリアガーデン人気職業ランキング2020年
キャリアガーデンでは、約600の職業に関する働き方や、なるための方法、仕事のやりがいなどの情報を提供しています。
また、毎年どの職業がよく検索されているのか調査を実施し、いま世の中で人気がある職業、関心を抱く人が多い職業に関する情報を集めています。
本ページでは、2020年1月~12月の年間検索人気上位ランキングを紹介するとともに、2013年から2020年までの1年ごとの調査で、検索数がとくに多かった職業のランキング推移も公表します。
前年(2019年)と大きく順位が変動している職業もありますので、ぜひ職業選びの参考にしてください。
人気職業ランキングの調査概要
キャリアガーデンのサイト内検索のキーワードを集計しました。
・調査方法:Google Analytics サイト内検索キーワード
・調査時期:2020年1月1日〜2020年12月31日
・調査数:222,835(検索クエリ数)
2020年1月〜12月の職業名検索ランキング
順位 | 変動 | 職業 |
---|---|---|
1位 | 0 | |
2位 | 2 |
教師
|
3位 | 11 | |
4位 | 6 | |
5位 | -3 |
公務員
|
6位 | -1 | |
7位 | 2 | |
8位 | 0 | |
9位 | -6 | |
10位 | -4 |
順位 | 変動 | 職業 |
---|---|---|
21位 | -10 | |
22位 | 10 | |
23位 | 18 | |
24位 | 25 | |
25位 | 15 | |
26位 | 19 | |
27位 | 2 | |
28位 | 48 | |
29位 | 5 | |
30位 | - | |
31位 | 66 | |
32位 | - | |
33位 | 22 | |
34位 | 1 | |
35位 | 31 | |
36位 | 12 | |
37位 | 7 | |
38位 | -7 | |
39位 | -2 | |
40位 | -14 |
順位 | 変動 | 職業 |
---|---|---|
61位 | -2 | |
62位 | -34 | |
63位 | 2 | |
64位 | -28 | |
65位 | - | |
66位 | 28 | |
67位 | 11 | |
68位 | -6 | |
69位 | -30 | |
70位 | - | |
71位 | -7 | |
72位 | -15 | |
73位 | -66 | |
74位 | 26 | |
75位 | -5 | |
76位 | -33 | |
77位 | - | |
78位 | -17 |
営業
|
79位 | - | |
80位 | - |
※管理栄養士:「栄養士」を含む
※公務員:「国家公務員」「地方公務員」を含む
※教師:「小学校教師」「中学校教師」「高校教師」含む
2020年職業名検索ランキングの動向
2020年検索人気上位ランキングの結果は、上記の表の通りです。
1位から30位は、例年上位にランクインする職業が中心でしたが、新たに「ウエディングプランナー」「声優」「ユーチューバー」などが大きく順位を上げました。
公務員系や士業系職業の安定した人気が見て取れる一方、「公認会計士」「税理士」「行政書士」のように、やや順位を下げた職業もありました。
ランキング全体で見ると、「プログラマー」「ゲームクリエイター」「Webデザイナー」のように、IT・Webに関連する職業も、前年より順位を上げたものが多いです。
職業名検索ランキングの推移
2020年検索人気ランキング推移の1位は、前年に引き続き「看護師」でした。
なお「看護師」は、調査を開始した2013年から8年間にわたり、継続して2位以上にランクインしています。
2位の「教師」は前年4位から順位を上げ、検索数も約2.6倍に増加しました。
3位の「ウエディングプランナー」は検索数が急増し、本調査で初めて上位10位以内にランクインしています。
このほか、「医師」が前年10位から4位へ上昇した一方、「管理栄養士」は前年3位から9位へ下がるなど、上位10位以内では若干の動きが見られました。
トピックス
2020年に検索数が上昇した職業
個人が活躍する職業の注目度が高まる
2020年は、「ユーチューバー」(前年99位→15位)や「プロゲーマー」(前年184位→54位)など、ここ数年で職業としての認知度が高まり、かつ、個人で活躍する人が多い職業の検索数の増加が見られました。
また「歌い手」のように、前年まではランキング外であった職業も新たに入っています。
この背景には、若者の価値観の変化や、新型コロナウイルス蔓延による社会不安、雇用情勢の変化などの影響が少なからずあるものと推察できます。
新型コロナウイルスによる影響は?
2020年の検索人気上位ランキングでは、「医師」は上昇したものの、その他の医療系・リハビリ系職業は全体的に順位が下がりました。
・作業療法士(前年19位→44位)
・診療放射線技師(前年22位→45位)
・歯科衛生士(前年24位→52位)
・臨床検査技師(前年20位→57位)
・医療事務(前年26位→55位)
また、航空業界やホテル業界では「キャビンアテンダント」や「グランドスタッフ」など前年よりも順位を下げた職業がある一方、「パイロット」や「ホテルスタッフ」など順位が上がった職業も見られました。
「臨床心理士」から「公認心理師」へ
心理系の専門職「臨床心理士」は、2019年は7位でしたが、2020年には73位まで順位を下げました。
一方、新しい心理職として2018年に初の国家試験が実施された「公認心理師」は、前年97位から31位へ大きくアップし、初めて「臨床心理士」の検索数を超えました。
両者の検索数を合わせると15位ほどになり、注目度の高い職業であることがわかります。
なお、現時点では「公認心理師」よりも、誤表記である「公認心理士」として検索されることのほうが多い状況です。
2020年の動向をまとめます。
・上位10位の職業は、若干の順位変動はあるものの、ほとんどが前年に引き続き高い順位にランクインしました。
・医療系やリハビリ系の職業は、「看護師」や「医師」など一部を除き、順位を下げたものが多く見られました。
・IT・Web系の職業や個人で活躍できる職業への関心の高まりが見られ、「ユーチューバー」や「プロゲーマー」など、数年前にはランキング外であった職業も上位に入りました。
本調査によって、人々の職業に対する興味や関心の移り変わりは、少なからずその年の時勢を反映していることが見えてきます。
キャリアガーデンでは今後も同様の調査を続け、情報公開をおこなっていきます。