【2021年版】CADオペレーターを目指す人におすすめの資格

CADオペレーターを目指そうと考えたとき、まずは資格を取ろうと考える人もいるでしょう。

本記事では、CADオペレーターを目指す人におすすめの資格を紹介します。

CADオペレーターにおすすめの資格は?

CADオペレーターになるにあたって、資格は必須ではありません。

募集要項では「資格不問」「専門知識は不問」などと掲げられることもありますが、好待遇の企業への就職・転職を目指したいのであれば、事前に資格を取得しておくことでライバルに差をつけることができるかもしれません。

CADオペレーターには国家資格はないものの、民間資格で最も代表的なものとして「CAD利用技術者試験」「建築CAD認定試験」があります。

こうした資格取得を目指して勉強をすることで、自分の知識習得やスキルアップにもつながります。

お金や時間に余裕があるならば、実務に生かせる勉強と資格取得に向けて、専門学校や民間スクールに通うことを検討してみるとよいでしょう。

CADオペレーターの資格の種類は?

CAD利用技術者試験

未経験者でこれからCADオペレーターを目指す人に最もおすすめしたい資格は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する「CAD利用技術者試験」です。

この試験制度は、CADの利用技術を評価・認定するもので、「2次元CAD利用技術者試験」「3次元CAD利用技術者試験」の2種類があります。

一般社団法人 コンピュータ教育振興協会ホームページ

2次元CAD利用技術者試験

「2次元CAD利用技術者試験」は、CADを利用するための知識を持ち、さらに図面を正しく理解できること、CADを利用した作図ができることを証明するための試験制度です。

  • 基礎
  • 2級
  • 1級

の3つの種類に分かれています。

2次元CAD利用技術者試験基礎は、これから本格的にCADを学びたい人や3ヶ月程度の就学者に向けた試験制度です。

将来、設計や製図、CADソフトの販売、営業を目指す人などが受験対象となります。

2次元CAD利用技術者試験2級は、CADを利用した設計・製図業務を目指す人、もしくは従事して日が浅い人に向けた試験制度で、CADシステムの運用やデータ管理業務を目指す人が受験対象となります。

合格後は、設計事務所やメーカーの営業、派遣・在宅のCADオペレーター、CADインストラクターとして活躍できます。

2次元CAD利用技術者試験1級は、さらに

  • 機械
  • 建築
  • トレース

に分かれています。

CADを利用した設計・製図業務に従事して1年以上の実務経験者、または1年以上の就学経験者に向けた試験制度で、将来、設計者やCADオペレーターの管理業務を目指す人が受験対象となります。

1級(機械)合格者は、機械設計事務所、機械・設備メーカー、CADインストラクターとして従事できます。

1級(建築)合格者は、建築設計事務所、住宅・設備メーカー、CADインストラクターとして従事できます。

1級(トレース)合格者は、建築・土木設計事務所、機械・アパレル・インテリアメーカーへの就職が期待できます。また、在宅のCADオペレーターとして独立を目指すことができます。

なお、1級は、2級有資格者および過去の1級合格者でなければ受験資格がありません。

3次元CAD利用技術者試験

「3次元CAD利用技術者試験」は、3次元CADの利用者が身につけておきたい技能と知識の証明ができる試験制度です。

  • 2級
  • 準1級
  • 1級

に分かれています。

3次元CAD利用技術者試験2級は、3次元CADを利用したモデリング・設計・製図業務を目指す人が受験対象です。

合格後は、準1級・1級へと試験合格を経て、機械・自動車メーカーの設計者、設計補助、3次元CADソフトの営業や製品管理などの関連業務に従事できます。

3次元CAD利用技術者試験準1級は、3次元CADを利用したモデリング・設計・製図業務を目指す人、もしくは従事して日が浅い人に向けた試験です。

3次元CADを利用した設計補助や、3次元CADオペレーターを目指す人が受験対象となります。合格後は、自動車、機械メーカーの設計補助やオペレーターとして活躍できます。

3次元CAD利用技術者試験1級は、3次元CADを利用したモデリング・設計・製図業務に従事して半年以上の実務経験者、または1年以上の就学経験者に向けた試験です。

将来、設計者やオペレーターの管理業務を目指す人が受験対象です。合格後は、自動車、機械メーカーの設計者、設計補助として活躍できます。

なお、準1級および1級は、2級合格者でなければ受験できません。

建築CAD検定試験

「建築CAD検定試験」は、一般社団法人全国建築CAD連盟が認定する資格試験です。

CADの資格試験というと、機械系CADをイメージされる人が多いでしょうが、この試験はCADを利用して建築用図面を描く技術とスキルを測定するものです。

CAD教育を実施する大学、短大、高専、専門学校、高校、職業訓練校、民間スクールなど、幅広い教育機関で採用されている資格試験です。

  • 4級
  • 3級
  • 2級
  • 准1級

に分かれ、CADを使用して建築図面をいかに正しくトレースする技能があるか、CAD技術のみでなく基礎的な建築知識が問われます。

4級および3級は、与えられた建築図面を正しくトレースするスキルを備えているかが問われます(※4級は、高校による団体受験のみ実施しています)。

試験時間は2時間です。合格基準は4級が200点満点中130点~140点、3級は140点~150点を目安としています。

2級は、自らの建築知識をもとに、CADを使用して建築図面を作成するスキルを備えているかどうかを問うものです。

試験時間は5時間です。合格基準は250点満点中190~200点を目安としています。

準1級は、試験時間4時間10分内に課題として与えられた建築図面のトレースを、自らの知識とCADの経験を駆使したうえで完成させることが求められます。

一般社団法人 全国建築CAD連盟ホームページ

スキルを証明する手段としての資格

CADオペレーターとして就職・転職する際に重視されるのは、資格よりも「実務経験」であることが多いです。

とはいえ、未経験でCADオペレーターを目指す人には、当然ながら実績がありません。

まずは、CADを勉強して、提示できる資格を取得することが、仕事への意欲や一定のスキルを証明することにつながるでしょう。

CADオペレーターを目指す人におすすめの資格のまとめ

CADオペレーターになるために必須とされる資格はありません。

しかし、CADオペレーターを採用する際に企業が重視するのは、実務経験や高い技術力です。

実務経験がない場合は、技術がある程度の水準に達していることを示すために「CAD利用技術者試験」「建築CAD認定試験」などの資格を取っておくとよいでしょう。

もちろん、資格取得のために勉強したことは、実務をスタートしてからも役立ちます。