CADオペレーターの働き方の種類・雇用形態

CADオペレーターの働き方は、パート・アルバイト、派遣社員から正社員、フリーランスまでさまざまです。

本記事では、CADオペレーターの雇用形態や、アルバイトからCADオペレータ-を目指す流れなどを紹介します。

CADオペレーターの雇用形態

CADオペレーターには多様な働き方があります。

なかでもハローワークの求人票などで見かけることが多いのは、派遣社員としての募集です。

建築、機械メーカーなど業界を問わず、CADオペレーターの求人の雇用形態は、多くが派遣社員となっています。

この背景には、製図業務が発生する繁忙期のみ期間限定で派遣スタッフを雇い、閑散期はできるだけ人件費を削減したい、という企業の意向があるものと考えられます。

業界や企業によって繁閑期は異なりますが、上記のような理由もあって、派遣のCADオペレーターの需要は大きいです。

正社員のCADオペレーター

将来、設計士やデザイナーなどキャリアアップを目指す人や、企業の即戦力となれる人は、最初から正社員として採用されるケースも多いです。

未経験者の場合は、事務処理や雑務など、他の業務と兼任することでCADオペレーターとして採用されることもあります。

入社数年間は業界知識をいちから学び、設計士やデザイナーの補助業務を中心に行います。

正社員として働くCADオペレーターの平均年収は300万円~400万円程度、平均月収は24万円~32万円程度だといわれています。

業界を問わず、CADのスキルと実務経験が最重視される職種であるため、経験が長くなるほど給料や年収の差が出ることが特徴です。

なお、未経験者のCADオペレーターの採用率が最も高いのは20代前半だといわれています。

大学で建築学やCADを学ぶのもひとつのルートですが、学校で実務経験を積むことはできません。

学生のうちに建築・土木業界などでアルバイトとして現場で経験を積んでおけば、就活の際にもアピールできる強い武器となります。

派遣のCADオペレーター

派遣会社から建築業界、機械メーカーなどの企業に派遣されて働くCADオペレーターもいます。

製図業務が発生する繁忙時期に合わせて短期間雇用されるケースが多いようです。

設計士やデザイナーの指示をもとに製図し、必要に応じて修正するのがおもな業務です。

派遣のCADオペレーターの時給は、未経験で1,300~1,500円程度、平均月収は22万円~28万円程度が相場といえます。

とくに関東近郊では1,600円以上の高時給が平均です。

CADのスキルと実績がある人は、時給3,000円以上という求人もあり、未経験者と経験者の時給の差は2倍です。

派遣社員として働くメリットは、働きながらCADのスキルを身につけ、キャリアアップを目指せることです。

ただし、未経験者の場合は事務作業やアシスタント業務がメインとなることも多く、CADのスキルがなかなか身につかないこともあります。

アルバイト・パートのCADオペレーター

アルバイト・パートで働くCADオペレーターは、フルタイムや時短勤務などを選べるのが特徴といえます。

仕事内容は、採用される業界や職場によって異なります。

CADの基礎からしっかり学べるところもあれば、雑務程度しか任されない職場もあるようです。

アルバイト・パートのCADオペレーターは、未経験者OKの求人も多く、未経験者や経験が浅い人でも採用されやすいというメリットがあります。

働きながら少しずつCADを学び、業界の知識を身につけたり、資格取得を目指したりすることも可能です。

アルバイト・パートの時給は、未経験者であれば1,000円~1,200円程度が相場ですが、スキルと実績を積めば時給アップのチャンスも期待できます。

フリーランスのCADオペレーター

建築業界を中心に活躍するCADオペレーターのなかには、独立してフリーランスとして働く人もいます。

会社勤務を経て、資格を取得したのちに独立するといったケースが目立ちますが、はじめからフリーランスとして働く人もいます。

フリーランスの魅力は、場所や時間に拘束されることなく自分のペースで自由に仕事ができることでしょう。

しかし、製図業務のほか、営業や経理、雑務にいたるまで、すべてひとりでこなさなければならず、仕事量によって収入が変動しやすいことがデメリットといえます。

フリーランスのCADオペレーターの平均年収は300万円~400万円程度といわれています。

ただし、フリーランスの報酬は完全歩合制であるためクライアントの数や仕事量によって月収や年収は大きく変動します。

副業・在宅のCADオペレーター

会社員など本業がある人が、週末や空いた時間を活用して副業としてCADオペレーターの仕事をする人もいます。

働き方改革を背景に、テレワークを推奨する企業も増えてきました。

副業でCADオペレーターとして働く大きな魅力は、パソコンとマウス、CADソフト、インターネットに接続できる環境さえあれば、自宅に限らずどこでも作業ができることでしょう。

もちろん副業であってもCADの技術と実務経験が必要です。ただし、実績があっても、副業向けの求人自体が少ないことはデメリットといえます。

副業のCADオペレーターの報酬は、時給制で1,000円~1,200円程度が相場です。

CAD利用技術者試験資格取得者や「AutoCAD」の実務経験者など条件を満たせば、副業向けの求人にも採用されやすいですし、時給2,000円以上の求人に応募することも可能です。

CADオペレーターの働き方の種類のまとめ

CADオペレーターの働き方は、パート・アルバイト、派遣社員から正社員、フリーランスまでさまざまです。

いずれの雇用形態にしても、CADの知識や実務経験は求められてくるため、学生のうちからアルバイトをしてスキルを身につけたり、資格を取ってアピール材料を増やしたりすることをおすすめします。

実力をつければフリーランスとして活躍するチャンスもめぐってくるでしょう。