キャビンアテンダントが気をつけている身だしなみは?
キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)は質の高いサービスを提供するためにスキルを磨くほか、外見を整えることも欠かせません。
本記事では、キャビンアテンダントが日頃から気をつけているメイクや髪型、その他アクセサリーなどについて紹介します。
目次
キャビンアテンダントのメイク
キャビンアテンダントのメイクは、お客様に与える第一印象を大切に考えられています。
誰からも好感を持たれるようなメイクが基本で、極端に奇抜なカラーやラメの入ったものなど派手すぎるメイク方法は避けます。
研修中に化粧品メーカーの担当者などからメイクの基本を教わり、それに則って各自がメイクをします。
使用する化粧品のブランドまでは指定されませんが、色はナチュラルなピンク系やコーラル系、またはブラウン系を使用している人が多いようです。
機内は照明が暗くなっているため、暗くても顔がはっきりとわかるように濃い目のメイクが基本です。
キャビンアテンダントは、長時間のフライトでもメイクを直す時間を取れないことが多いため、ベースメイクに気を使ったり、ウォータープルーフのマスカラを使用したりと、さまざまな工夫をしている人が多いようです。
また、乾燥対策としてミストを機内に持参し、空いた時間で保湿をする人もいます。
キャビンアテンダントの髪型
髪型には各社で規定があり、キャビンアテンダントはそれに従って整えます。
多くの航空会社では、
- 前髪が眉にかからないこと
- 肩についた場合はまとめること
- まとめる場合はお団子や夜会巻きなどのアップスタイルにすること
などが決められています。
そのため多くのキャビンアテンダントは、前髪をサイドに流し、お団子用のネットを使用したアップスタイルにしています。
髪をまとめやすいようにカールやパーマをせず、ストレートヘアにしている人が多いようです。
毎日アップスタイルにするためにヘアスプレーを使用するため、髪が傷みやすいという悩みを持っている人もいます。
ヘアカラーについては、各社で基準がわかれますが、基本的にはナチュラルな髪色が求められ、明るい髪色にすることはできません。
美容室などで使われるカラースケールでは6号程度の色味が一定の基準となっているようです。
LCCや外資系航空会社の場合は、さまざまな人種の人が働くことから、日系航空会社に比べて規定が緩かったり、明確な規定がなかったりするところもあるようです。
キャビンアテンダントのネイル
ネイルについても航空会社各社で細かい規定があります。
- 爪の長さは指先から出ないようにすること
- スカルプチャーやつけ爪は禁止
- 派手なネイルは禁止
というところが多いようです。
これは、キャビンアテンダントがお客さまに触れる際にけがをさせないためや、ミールサービスをする際に衛生を保つためです。
ネイルに関しては、ナチュラルなものであればネイルアートもOKというところもあれば、禁止というところもあります。
ただし実際のキャビンアテンダントは、ネイルよりもお客さまから見られる「手」に気を使っている人が多く、ハンドクリームやネイルオイルなどでこまめにケアをしている人が多いようです。
キャビンアテンダントのピアス
キャビンアテンダントのピアスは、各社で「○ミリ以下のものなら着用可」というサイズの規定があるようです。
基本的には小粒のものやパールのものを使用している人が多く、既にピアス穴がある人は勤務中のピアス着用が必須という航空会社もあります。
イヤリングについてもサイズについての規定は同様で、こちらはしてもしなくてもどちらでもよいというところが多いようです。
キャビンアテンダントのバッグ
キャビンアテンダントは、機内に私物を持ち込むためのバッグを持っています。
これは航空会社によって支給されるほか、自分で用意するところもあります。
どちらの場合も黒でシンプルなものが一般的で、キャビンアテンダント同士で取り違えを防ぐためにタグやキーホルダーなどで区別をしています。
仕事に必要な道具や、メイク用品など身だしなみを整えるもの、地方や海外ステイの場合は私服を持ち込むこともあります。
キャビンアテンダントが身だしなみで気をつけていることは? のまとめ
キャビンアテンダントのメイクは、好感を持たれやすいことを前提に、ナチュラルな色使いで濃い目のメイクをすることが基本です。
髪もナチュラルな色が求められます。各社の規定に沿って整える必要があり、多くのキャビンアテンダントはアップスタイルで前髪は横に流しています。
ネイルやピアスは各社で規定が分かれるようですが、いずれにしてもお客さまにけがをさせたり、不衛生になったりしないことが大切です。