美容師の年収・給料はいくら? 手取り額やスタイリスト・アシスタントの収入の違いも解説

美容師の年収は200万円台後半から300万円台と推定されます。

美容師には正社員以外にも多様な働き方がありますが、勤務先の福利厚生や待遇もまちまちであり、同じレベル・経験の美容師でも年収には差がつきやすい職業です。

基本的には実力勝負の仕事であるため、お客さまから支持を得て指名が多く取れれば、平均を上回る年収を得ることも可能です。

この記事では、美容師の年収・給料事情を紹介します。

美容師の平均年収・給料の統計データ

美容師の年収は、その年によっても異なりますが、「理容師」と合算したデータでは300万円程度とされています。

一般企業の平均年収が400万円ほどであることを考えると、美容師の収入は決して恵まれているとはいえません。

美容師のおもな勤務先は美容室ですが、それらは大手企業が運営する店舗から個人経営の店舗までさまざまであり、ボーナス支給の有無や福利厚生の充実度もまちまちです。

なお、美容師は独立・開業しやすい職業でもあり、企業やフリーランスになると月々の基本給という概念はなくなり、自身がどれだけ活躍するかによって収入も大きく変わります。

美容師という職業は、勤務先や働き方によって給料に差が出やすく、待遇面でもだいぶ異なるといえます。

美容師の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

美容師の平均年収_2023
厚生労働省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、美容師および理容師の平均年収は32.2歳で約380万円となっています。

・平均年齢: 32.2歳
・勤続年数: 8.3年
・労働時間/月: 176時間/月
・超過労働: 3時間/月
・月額給与: 309,400円
・年間賞与: 84,600円
・平均年収: 3,797,400円

出典:厚生労働省「令和5年度 賃金構造基本統計調査」
美容師の年収の推移_r5

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

美容師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

一般的に手取りの収入は、額面の約8割とされています。

したがって、美容師の平均の月の手取りは24万円程度です。

同じく年収の手取りは304万円ほど、ボーナスの手取りは7万円ほどです。

ただし、時給や日給での働き方になると、各種手当や福利厚生などが受けられない可能性が高いため、同じ美容師でも年収に差がつくでしょう。

もっとも美容師業界の給料は、固定給に歩合給を足す形式も多いとされているため、指名が多く取れれば、平均月収や手取り額を上回ることも可能です。

美容師の初任給はどれくらい?

美容師の初任給は約18万円程度がボリュームゾーンと考えられ、勤務先や条件によっては13~17万円という低めの設定も多いようです。

また、都内よりも地方の方が美容師志望の人が少ないため、人手確保のために初任給が高めに設定されている場合もあります。

美容師の勤務先の規模別の年収(令和5年度)

美容師の年収は、勤務先の事業所の規模が1,000人以上である場合、若干高くなる傾向にあるようです。

10〜99人規模に勤める美容師の平均年収は374万円、100〜999人規模は372万円、1000人以上規模は520万円、10人以上規模平均は380万円となっています。

美容師の年収(規模別)_r5

上記グラフの基タイトルは「理容・美容師」で理容師など他職業を含むデータです。

美容師の勤務先の年齢別の年収(令和5年度)

美容師の年齢別の年収は、あまり年収の上昇が見られません。

全年代の平均年収は380万円となっています。

美容師の年収(年齢別)_r5

上記グラフの基タイトルは「理容・美容師」で理容師など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

美容師の福利厚生の特徴は?

個人経営で営業するケースが目立つ美容業界には、そもそも福利厚生がない場合も多いといえます。

これは、個人経営の店舗には社会保険への加入義務がないためです。

外部への研修制度といった福利厚生が用意されている場合はありますが、一般の大手企業でよく採用されているような、住宅や食事などに関する福利厚生は期待しないほうがいいでしょう。

ただし、法人として経営している店舗は、社会保険への加入義務があり、健康保険や厚生年金、労災保険などの法的福利厚生が期待できます。

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美容師の給料・年収の特徴

ここでは、美容師という職業ならではの給料・年収の特徴について紹介します。

特徴1.生存競争が激しい業界

美容師の平均年収は近年上昇と下降を繰り返しており、300万円前後を上下しています。

全国の美容業施設数は1999年以降伸び続けており、26万件を超えている状況である一方、日本国内の人口は減っているため、店舗同士でしれつな生存競争が続いているのが現状です。

美容師免許取得者数も年々増えているため、平均年収が大きく向上するのは考えづらい状況です。

特徴2.固定給+歩合制が多い

美容師の給料システムは、「歩合制」を取り入れている店舗が多いのが大きな特徴です。

大抵の場合、新人(アシスタント)は半人前として「固定給」であることが多いですが、スタイリストになると「固定給+歩合制」という形になるのが一般的です。

お客さまの支持をあつめ、指名を受ければその分だけ給料がアップしていくしくみです。

歩合の割合についてはサロンによって違いがありますが、努力次第で給料もアップしていくことができます。

特徴3.生涯収入をのばせる可能性は高い

美容師の初任給や平均年収、福利厚生について文面だけで見てしまうと、どうしてもネガティブな印象を抱いてしまいがちです。

しかし、美容師は比較的独立が早くできることや、定年がないことから、やり方次第では若い段階から高収入が見込めます。

また、定年がないため長く働くことも可能です。

独立まで考えているのであれば、生涯収入が一概に低いとはいえません。

特徴4.経験を積んだらフリーランスとして収入を上げる人も

腕に自信が持てるようになったら、フリーランスの美容師になるのもひとつの手段です。

昨今はシェアサロンや面貸しなどの新しい働き方が美容師業界でも出てきており、実際にフリーの美容師になる人が増えてきています。

固定給はなくなりますが、売上はすべて自分のものになり、独立開業と違ってテナントや人件費などの経費もかかりません。

確定申告などの事務作業や手間が増えるのは事実ですが、雇用されているときよりも自由な働き方ができるといったメリットもあります。

特徴5.経営者になって年収を上げるならオーナーとフランチャイズ

経営者になって年収を上げる方法として、完全に独立してオーナーになる方法と、フランチャイズで店長になる方法の2つが考えられます。

独立してオーナーになる場合は、売上を自分の自由にでき、従業員を雇って売上をアップできれば、法人にできるほど年収を上げるのも夢ではありません。

ただし、成功するかどうかは全て自己責任ですし、開業資金も必要になります。

フランチャイズで店長になる場合は、ブランド力で集客でき、店舗経営のサポートなども期待できます。

一方で、月々の「ロイヤリティ」という費用がかかり、自由な経営がしづらいことも覚えておきましょう。

年収はサロンの料金によって変わる?

美容師の年収は、勤務するサロンの料金設定によっても変わってきます、

美容師は固定給+歩合制としているところが多いため、サロン自体の売り上げが多ければ多いほど給料が高くなりやすく、施術料金の設定が高いほど客単価が上がります。

歩合の割合はサロンによって違いがありますが、施術料金の10%だと仮定すると、カット代が4000円のサロンと、10000円のサロンでは、積み重なると大きな違いとなります。

ただし、こうした高価格帯のサロンは非常に人気があり、就職するには高度な知識やスキルが求められます。

美容師として勤務する場合は、サロンが設定する固定給や歩合の割合、美容師として活躍できそうかなどをしっかりと考えておくことが大切です。

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地域による美容師の年収の違いは?

美容師の年収は地域によっても差があります。

やはり東京や神奈川などの関東圏が平均年収が高く、都心部であるほど年収は高い傾向にあります。

都市部の物価が高いことや、美容師の数が多くいることなどが理由としてあげられます。

美容師の職位(ランク)別に見る給料・年収

美容師の平均年収が低めの職業とはいえ、ずっと年収が低いわけではありません。

この仕事は実力主義の要素が色濃く、経験と人気や職位により給与は変動していきます。

以下で、美容師の職位(ランク)別の給料や年収について説明します。

アシスタント

アシスタントとは、スタイリストとしてデビューする前、まだ一人前の美容師として認められていない身分です。

カットやパーマを自分だけで行うことはできず、主にスタイリストの補助や店内の清掃などをしながら仕事を覚えていきます。

アシスタント時代は、美容師のなかでも最も給料が低くなります。

東京、とくに青山や表参道などの一等地にある有名店では、初任給の手取りが10万円前後であることも珍しくありません。

逆に、地方の美容室で新卒として採用された場合には、人出不足から初任給が手取りで17万円前後など比較的高い傾向にあるようです。

スタイリスト

アシスタントから昇格試験を経て、一人前と認められるようになったのがスタイリストです。

スタイリストになると、基本給は20万円前後にまで上がることが多いです。

さらに、個人の月の売上に対してのインセンティブがつきます。

多くのスタイリストが自分の年齢と同額の給料を目指してがんばっていますが、ボーナスが別途支給される美容室はごくまれであり、月給だけを頼りに生活することになります。

トップスタイリスト/ディレクター

スタイリストのなかでも、月間の売上げが300万円など「売れっ子」と呼ばれるトップスタイリストになると、年収が1000万を超える人もいます。

ただし、それはごく一部の例であり、通常のスタイリストでは400万円前後が最大年収と考えていたほうがよさそうです。

店長候補・幹部候補(オーナー)

経験年数が10年以上になると、店舗候補や幹部候補となり経営にも携わるようになる人が増えます。

美容室のランクは、サロンのの運用体制によって違いがありますが、大手チェーン店の場合は、店長かディレクターが店のトップで、その次となるポジションです。

一般的には年収が約400万〜500万円ほどで、スタイリストの給料から見ると、大きくアップしています。

美容師の代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
株式会社アルテサロンホールディングス 510万 42.2歳
株式会社田谷 349万 32.1歳

株式会社アルテサロンホールディングス

アルテサロンの平均年収は510万円です。

美容室「アッシュ」軸に、直営の低料金店「チョキペタ」などグループ店舗数は337を超え、スタッフも3000名を超える大手企業で、美容業界においては平均年齢と年収が高めです。

株式会社田谷

株式会社田谷の平均年収は349万円です。

「TAYA」「TAYA&Co.」「Capelli Punto NY」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」等の美容室チェーンを全国に展開しています。

美容師の他の職種との年収の違いは?

厚生労働省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、美容師および理容師の平均年収は32.2歳で約380万円となっています。

統計が同じになっているため、厳密に割り出すことはできませんが、美容師と理容師の年収はほぼ同程度であると考えられます。

一方、メイクアップアーティストは一人で現場を回せるようになると、年収300万円から400万円程度は安定して稼いでいる人が多いです。

こちらも美容師や理容師と同様、下積み時代があり、はじめのうちは苦しい生活が続きます。

美容師、理容師、メイクアップアーティスト、どれも実力が年収に大きくかかわってくる職業であり、努力次第では年収をアップさせることは可能です。

美容師の給料が低くなりがちな理由は?

美容室経営にかかる費用が高いから

美容室には、サロンの賃貸料のほかに、美容に関する機器代など毎月多額の固定費が発生します。

とくにサロンでは大量の水やお湯を使用するため、水道光熱費は一般家庭と比べ物にならないほど高額です。

美容室を経営するにはどうしても固定費がかかり、利益を上げようとした場合は人件費を削らざるを得ないサロンも多くあるのです。

美容師が増加し価格競争が激化しているから

近年、美容業界はサロンや美容師の数が非常に増えています。

美容室はコンビニの5倍あるといわれており、低価格を売りにして生き残りをかけている美容室も多いです。

働く時間が同じだとしても、サロンに入るお金が少なければ、美容師の給料はいつまでも上がりません。

また客が美容室に通う頻度が減ったり、低価格のサロンに客が集中したりするなど、近年の不況は美容業界にも大きな影響を落としています。

アシスタント時代の年収はとくに低め

美容師の年収の低さの理由として、アシスタント時代に給与が抑えられていることもあげられます。

美容師は10代の内から働くこともできますが、スタイリストとして認められるまでには早くても2~3年、長ければ5年ほどかかります。

この期間はどれだけ働いても固定給しかもらうことが出来ず、一人前と認められていないため基本給も低く抑えられています。

誰もが通る道ではありますが、この時期は苦しい生活を強いられたり、副業をしたりしなくてはならないでしょう。

美容師は副業できる?

美容師は技術・経験によって収入に差がつきやすく、とくに見習いやアシスタント期間は収入が少なく、生計を立てるのが難しいのが実情です。

そのため、若年層を中心に副業をする美容師もいます。

美容師が副業をするメリット

美容師が副業をするメリットとしては、収入源を複数つくることによって、収入がより安定することです。

収入が安定すれば、より高額な道具を買ったり、自分でヘアケア用品を試したりなど、本業に良い影響を与えることもできます。

もし美容関係の副業をした場合は、よりスキルや接客力が身につき、本業にプラスとなることも増えます。

美容師とはまったく関係ない仕事をしたとしても、お客さまとの会話のネタになったり、人生経験を増やしたりすることに生かせるでしょう。

美容師が副業をするデメリット

美容師はただでさえ激務といわれる職業のため、時間の使い方を間違ってしまうと、体調を崩して本業に影響が出てしまいかねません。

また美容師の仕事よりも効率的に稼げる副業を見つけてしまった場合、本業がおろそかになったり、美容師をあきらめて別な仕事に転職してしまったりする人もいます。

美容師がする副業は?

美容師は激務のため、副業を見つけるのは難しいですが、それでも少しでも収入を増やそうとさまざまな仕事をしている人がいます。

早朝・深夜のアルバイト

美容室での始業前や終業後の数時間にアルバイトをする人が多いようです。

早朝や深夜のコンビニ・飲食店などはさほど忙しくないため、美容師の仕事よりも楽と感じる人が多いようです。

ただし、体力的には非常にハードになることを覚悟した方がよいでしょう。

美容師のアルバイト・面貸し

休日を利用し、派遣やフリーランス美容師として働くことです。

普段と違う美容室で働くことで気分転換になり、技術向上も図ることができます。

派遣や面貸しの場合は時給が高いため、効率的に稼げるとこちらを本業にする人も少なくないようです。

深夜のヘアメイク

美容室での終業後、夜に働くホストやホステスなどを相手にヘアメイクを行う美容師もいます。

こうしたお客さまを相手にする美容室やサロンは深夜に営業していることが多いため、終業時間後に働くことができ、自身のヘアメイクのスキルアップにもつながります。

深夜の飲食店

他の職業に比べ大変な仕事ではありますが、短時間で高額な給料を得ることができるため、こうした職業を副業としている人もいるようです。

その他

その他の副業として、自宅でパソコンさえあればできるクラウドソーシングやアフェリエイト、仮装通貨や株の売買などをしている人もいます。

こうした副業は時間を気にせずにできるため、多忙な美容師でも収入が得られます。

美容師が副業の場合

美容師とは別の仕事を持ちながら、副業として美容師をする人もいます。

実際、美容専門学校を出て美容師資格を取得したものの、美容師として働いていない人も多くいます。

しかし、せっかくの資格を少しでも生かしたいと思った場合に、休日や空き時間に面貸しや出張カットなどで仕事をする人がいます。

年齢を重ね、第一線の美容師としては引退して経営に回った人が、馴染みのお客さんの施術だけを担当することもあります。

美容師は年収1000万円を目指せる?

美容師は1000万円を目指すことは可能です。

実際に年収1000万円に達している美容師は数少ないですが、指名率が高く、指名売上が高ければ高いほど、年収を増やすことができます。

つまり、より多くのお客さまから指名を受けるような美容師が、年収1000万円を達成できるのです。

また、店長やオーナーとして美容室を経営したり、独立開業してフリーランスとして働く場合も年収1000万円を目指すことができます。

美容師が収入を上げるためには?

昇格して人をマネジメントする役職に就く

美容師は年功序列型の賃金体系にないため、、収入を上げるためには、キャリアアップをしていくことが大切です。

キャリアのスタートとなるアシスタント時代に大きく稼ぐのは難しいですが、スタイリストやディレクターになってくると年収が上がってきます。

また、店長等の管理職になることも給料を大きく増やす方法です。

経営やマネジメントの業務が増えることになりますが、集客がうまくいけばトップスタイリストよりも高い年収にするのも可能です。

指名率を高くして多くのお客を抱える美容師になる

高い歩合給を得るために、いかに指名をとれる人気スタイリストになれるかが、年収を上げる大きな要素です。

近年はSNSやYouTubeなどの動画サイトを利用し、ファンを集めている美容師も増えてきています。

ただ美容室でお客様を待っているだけでなく、積極的に営業をすることも重要になってくるでしょう。

専門的・または得意な技術を持つ

近年では、ショートカット専門、カラー専門、ヘアアレンジ専門など自分の得意分野を売りにして売り上げを伸ばしている美容師も多く見られます。

専門的な知識を持ち、得意な技術を生かしていくことは、多くのお客さまからの指名を得ることにもつながります。

働くサロンを変えるか、独立開業するかを考える

一定の年齢になると、働くサロンを変えるか、独立して経営者になるかを考える美容師も少なくありません。

一度取得した美容師免許は、何らかの理由で取消処分を受けない限り一生涯有効であるため、何歳になっても働くことは可能です。

一方で、美容師は若い世代が中心の職業です。

30代後半や40代になると、体力や年収面を考え、また、美容室の経営者や管理職となって実務から離れる人も多いことから、ほとんどの美容師が働き方を考えるようになります。

高収入を目指して別のサロンに移ったり、思い切って独立したりする美容師も少なくありません。

どちらがよいとは一概にいいきれませんが、自分の力量やお客様からの要望によって判断する人が多いようです。

「美容師の年収・給料」のまとめ

美容師の平均年収は近年上昇と下降を繰り返しており、300万円前後を推移しています。

全国の美容業施設数は2000年代以降も伸び続けていますが、国内の人口は減っていることもあり、店舗同士の競争は厳しいものになっています。

美容師として収入を上げていくためには、アシスタント時代から地道に努力を重ね、技術力を高め、より多くのお客さまからの支持を得ることが重要です。

経験を積み、人気がある美容師になって独立・開業すれば、高収入を得られるチャンスもあります。