財務専門官の仕事内容

財政や金融に関する施策を実施

財務専門官は「財政や金融のプロフェッショナル」として、財務省の出先機関である「財務局」を中心に活躍しています。

財務局はまた「金融庁」からの事務委任も受けており、財政や国有財産(国有地や庁舎

宿舎など、国が負担する財産)、金融等に関する施策を実施する場となっています。

財務専門官の業務内容は、大きく「財政」「金融」「その他」の3つに分類することができます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

財政の業務

予算執行調査

国が行う公共事業や社会保障などの予算編成に対して、予算の使い方が無駄になっていないか、効率的な内容になっているか、といったチェックを行います。

災害立会

地震や台風などの災害によって公共施設が被害を受けた場合、その状況や復旧にかかる費用を速やかに確認し、生活環境の安定を図ります。

財政投融資

国による長期・低利資金の融資や出費の活動のことを「財政投融資」といいます。

地方公共団体が建物や施設(学校・病院・上下水道など)を建設しようとする場合には、財務局がその財政状況を把握したうえで、「財政融資資金」を貸し付けています。

国有財産の有効活用

国有財産の管理や売却等の処分、地方都市や大都市の再生につながる活用ができるような取り組みを行います。

災害時には、国有地を仮設住宅用地等として利用できるよう、各自治体に対して無償で貸し付けます。

金融の業務

地域金融機関の検査・監督

地方銀行や地域に密着した信用金庫、信用組合に対する検査・監督を行い、金融機関の財務の健全性やリスク管理の状況をチェック、必要に応じて業務改善命令の権限を行使して、預金者を守ります。

証券取引等の監視

証券会社等の検査・監督、インサイダー取引等違法行為の監視を行い、投資家の保護に務めます。

その他の業務

企業へのヒアリングや地域経済に関するデータを収集・分析し、財務省へ報告します。その情報をもとに、財務省は経済施策の企画・立案を実施します。

国の施策を地域に浸透させること、地域の意見や要望を国に報告することも、財務専門官の仕事の一部です。