和裁士の就職・求人募集状況

和裁士の求人には、いろいろな種類があります。資格や経験年数などで、応募できる求人が変わる傾向があります。求人の種類と、応募資格についてまとめてみたいと思います。

和裁所の社員の求人

和裁所とは、和裁士が所属し、呉服店などから反物やお直しの和服を預かり仕事をする会社です。和裁所は全国各地にあり、社員の求人も年間を通してあるようです。

和裁所の社員の場合、1級または2級和裁技能士の国家資格を持っていると、そうでない場合よりも給与が高くなる傾向があります。しかしそれらの資格を持っていなくても、和裁専門学校を卒業した、もしくは和裁の経験が何年かあるという経験者募集も行われています。

まったく和裁の経験がない場合でも、和裁を勉強したいという志があれば、見習いとして和裁所の社員になることもできます。見習いの場合も毎月給与は出ることが多いようですが、和裁技能士や経験者と比べると格段に低くなります。

パート職員の求人

和裁所ではパート職員を募集していることもあります。パート職員はひとりで一枚の和服をすべて仕上げるというよりも、検反や仕上がってきた和服のチェック、お直しなど、部分的な仕事をまかされることが多いようです。

部分的な仕事が多い理由は、パート職員であれば時給制になり、残業が発生すれば時間ごとに時給を払わなければいけません。時間がかかる上に納期が決められている仕立ては任せにくい、という事情があるようです。

フリーランスの和裁士の求人

和裁所よりも規模が小さく、個人経営の場合が多い仕立て屋という経営形態があります。仕立て屋は呉服店または個人客から反物やお直しの品を預かります。その仕事を、仕立て屋に登録しているフリーランスの和裁士に外注として回していきます。

仕立て屋でも随時フリーランスの和裁士の登録を募集しています。ある程度自分の裁量で仕事ができるのがフリーランスの魅力ですが、仕事の量が安定しない=収入にダイレクトに影響する、というデメリットがあります。

また、いい加減な仕事をすると発注がなくなるというプレッシャーもあることから、丁寧で納期を守った仕事ができる、プロの和裁士であることが求められます。

未経験でも求人があるのが和裁士の特徴ですが、資格や経験があることで応募の選択肢が広がる傾向があるようです。