パン職人の現状と将来性

老若男女にパンブーム

近年、日本では米の消費量が減ってきており、子どもからお年寄りまで幅広い年代の人たちにパンが親しまれてきています。

朝食や昼食がメインでありますが、ちょっとお腹がすいたときの間食にパンを食べたり、夕飯では洋食やイタリアンのメニューにパンを合わせたり…という食生活を送る人も珍しくありません。

そのような意味では、日本でのパンの人気や需要は高まってきていると言うことができます。

コンビニのパンに負けるな

しかし、パンを好む人たちが町のパン屋でパンを購入しているかと言うと必ずしもそうではないのが現状です。

最近では都会でも地方でもコンビニエンスストアが増えてきており、深夜でも早朝でもコンビニでパンを買うことができるようになりました。

比較的安い値段で豊富な種類のパンが手に入り、味も日々改良されているということもあり、高い人気を集めています。

こうしたコンビニのパンは、大規模なパン工場の機械化されたシステムのなかで作られて配送されているのが一般的です。

手作りのパンで勝負する町のパン屋のなかには、このようなコンビニのパンと闘いながら売り上げを確保するのに苦戦しているところもあるようです。

抜群の味や香り、食材への高い信頼、商品のオリジナリティーなど、コンビニのパンにはない魅力を打ち出すことが、町のパン屋で働くパン職人にとって、これからの何よりも大切な課題となるでしょう。

経営者としての能力も必須

パンというのは、小麦粉やイーストなどを原材料に作られており、その多くを輸入のものに頼っています。このため、他国との貿易や関税の影響を受けて、値段や流通量が不安定になるリスクもはらんでいます。

こうした問題を解決させるためにも、最近では国産の米粉を使ったパンを作る店舗も増えてきており、国産の材料で、いかに「消費者が安心できる」「安定した価格の」美味しいパンを作れるかが、パン職人の腕の見せ所となっています。

これからパン職人としてやっていくためには、時代の変化を見極めながら新しいことに挑戦していく姿勢がより一層求められます。

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