編集者の今後の展望

売れる本と売れない本が明確に分かれる

編集者の今後とは出版社、編集プロダクションの今後とも置き換えることができます。昨今日本人の読書離れが進み、本の売れ行きが伸び悩んでいる現状があります。

これが数十年前ならば、本や雑誌、小説でも出せばそこそこは売れていました。しかし現在は読者が少なくなった上、その読者の見る目が非常にシビアになって、おもしろくない本にはまったく興味を示さなくなりました。

そして起こったのが二極化です。つまり、売れる本とそうでない本とのギャップが激しくなったのです。

出しても鳴かず飛ばずの発行部数しか出さない出版社や編集プロダクションはこれからどんどん淘汰していくでしょう。そして、そこに所属している編集者も辞めざるを得なくなりますし、倒産した会社で働いていた編集者を雇いたいと考える企業も少ないです。

編集者も二極化

しかしながら、編集者としての需要を見ると、そこまで落ち込んではいません。ただ、できる編集者とできない編集者に大別され、できる編集者は生き残り、できない編集者は業界を去るという、編集者業界の二極化が強まっただけなのです。

また、編集者は安い給料で毎日が激務ですので、退職する人も少なくありません。そこで、慢性的な人手不足にも陥っている職種であるとも言えます。

良くも悪くも実力主義である編集者業界、今後もその傾向はより一層強まることが予想されます。自分に任された原稿は外部ライターやカメラマンなどに頼んで、自分は何もしないで椅子にふんぞり返っている編集者もたくさんいますが、そのような人はこれから自然と淘汰されていくでしょう。

与えられた仕事以上のことをこなす

また、小説を発行している業界で例えてみますと、編集者の仕事は作家から原稿をもらってくることに尽きます。もし何カ月も原稿を貰ってこれなかったり、作家を怒らせてしまって、「もうおたくのところには原稿をださない」と言われたりしたら、編集者生命は危機的状況と言えます。

大きな出版社であれば、他部署に異動ということもありますが、そうでない場合は、一切仕事を任されなくなり、コピー取りやお茶くみの仕事しかない毎日が続きます。そして、自分がいまやっていることはアルバイトでもできることだと気付き、編集者を去ることになります。

もちろんこれは極端に悲観的な例ですが、ここで言いたいのは、編集者として自分が何をすべきなのか、与えられた仕事以上をきちんとこなすことができるかどうか、ということが強く問われてくるということです。

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