外務省専門職員試験の難易度、合格率

語学力が試される専門職試験

外交官のなかでも、とくに高い語学能力を武器に、特定の地域の社会や文化、歴史等に通じた専門家として活躍することが期待される職種として「外務省専門職員」と呼ばれている人たちがいます。

この外務省専門職員になるためには、専門の試験に合格しなければいけません。

試験は一次試験と二次試験に分かれています。

一次試験は、筆記試験がメインです。憲法、国際法、経済学に関する試験や、基礎能力試験、時事論文試験、外国語試験が行われ、大学卒業程度の学力を基準として知識や理解力、判断力などの適格性を判断します。

この時点で、基礎能力試験において一定の合格点に達しないと、他の科目の成績のいかんにかかわらず不合格となります。

一次試験に合格した人だけが二次試験に進むことができます。二次試験の内容は、個別面接、集団討論、外国語会話試験、身体検査です。

外国語試験では,英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・オランダ語・アラビア語・ペルシャ語・ウルドゥー語・ヒンディー語・ミャンマー語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・朝鮮語のうちから1ヵ国語を選択できます。

それぞれの最も得意とする言語で勝負に挑むことが可能です。

専門職試験は狭き門

こうした一連の試験は非常に難関の試験として知られています。

平成26年度のデータは下記のようになっています。

・受験申込者数:480人
・第一次試験全科目受験者数:290人
・第一次試験合格者数:73人
・最終合格者数:40人

この狭き門をくぐり抜けることができた最終合格者は外務省専門職員採用候補者名簿に記載され、試験実施の翌年4月に外務事務官として外務省に採用されることになります。