ファンドマネージャーに向いている人、適性

冷静な判断力がある

ファンドマネージャーは、投資家から預かった莫大なお金を運用するという、大きな責任を背負って働いています。そのため、いつ、いかなる状況に陥ったとしても、冷静に正確な判断を下せなければなりません。

たとえば、相場が急落して大きな損失が出てしまったとします。その際にパニックに陥って「損切り(投資対象を売却して損失を確定すること)」するタイミングを逃してしまったら、さらに大きな損失を負ってしまう可能性もあるのです。

したがって、「客観的に自分を見ることができる」「いつでも冷静に最善策を選ぶことができる」といった「自分をコントロールする能力」を持ち合わせている人が、ファンドマネージャーに向いていると言えます。

自信家で説得力がある

グローバル化が進んだ現代の日本ですが、世の中の企業ではまだまだ「人との和を大切にし、仲間と協調して仕事を進める」ことを求められる場が多いものです。

しかし、ファンドマネージャーは周囲に合わせたり、自分の意見をなかなか言えないような人よりも「自信家」タイプの人のほうが向いていると言われます。

自分の投資理論や経済情勢の見通しが正しいと自信を持ち、相手にその正しさを理解してもらい、損失がでたときも納得してもらう力がファンドマネージャーには求められるのです。

しかし、数十億、数百億というお金を運用するファンドマネージャーは、時に一般的な会社員の生涯年収を軽く超えるような、巨額の「含み損(現在の価格が購入時の価格よりも低い状態のこと)」を抱えてしまうことがあります。

そのような状況下においては、もし自信がなければ簡単に自分の心がやられてしまうため、強い精神力を持っていることも大切です。

自分で結果に責任が持てる

ファンドマネージャーの仕事は「結果が全て」です。どれだけ熱心に仕事に取り組み、周囲の人々と強固なチームワークを築いていたとしても、運用成績が悪ければファンドマネージャー失格なのです。

巨大なプレッシャーに耐え、市場を分析してさまざまなアイデアを練り上げて実行し、結果を出すためには、「会社が何とかしてくれる」という他力本願な姿勢では務まりません。

知識や能力は後から身に付けることができますが、少なくとも「自責の念」を持てる人や、強い責任感のもと自分を高めていける気持ちを持った人が、ファンドマネージャーには向いています。

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