ファイナンシャルプランナーのつらいこと・大変なこと・苦労

ファイナンシャルプランナーのつらいこと・大変なこと

お客さまと信頼関係を築く苦労

ファイナンシャルプランナー(FP)は、相談業務を通じてお客さまのさまざまな情報を聞いていくことになります。

このときに大切なのは、まず相手から信頼されることです。

いくらファイナンシャルプランナーが「お金のプロ」であっても、初めて会う人に対して自分の家族や収入、資産、将来どうしたいかといったプライベートな話をするのは、やはり抵抗を感じる人が多いものです。

しかし、ファイナンシャルプランナーの立場としては、ヒアリングをしっかりしてお客さまの状況を正確に把握できなければ適切なアドバイスはできません。

だからこそ、ファイナンシャルプランナーは常に誠実にお客さまと向き合い、心を開いてもらうように努めることが必要です。

初対面の相談者と信頼関係を築き、適切なコミュニケーションをとっていくことは、この仕事の大変なところのひとつです。

継続的な勉強で最新知識を取り入れる

ファイナンシャルプランナーが提案する内容は、常にオーダーメイドのものになります。

家計状況や家族構成、また各種商品に対する考え方、リスクに対する考え方、将来の予定などはお客さまごとに異なります。

数字だけでは最適な答えにならない部分もあるため、一人ひとりに本当にピッタリと合う提案をするのは非常に難しいことです。

生半可な知識では、太刀打ちできないと感じることもあるでしょう。

また、金融商品は毎年新しいものが販売されますし、法改正や新しい制度なども生まれます。

こうした最新情報を得るために、仕事をスタートしてからも継続的な勉強が欠かせません。

独立してからの苦労も

ファイナンシャルプランナーは独立を目指して頑張っている人も多いですが、いざ独立できてからも、集客などの苦労を感じることになるでしょう。

会社の看板がないぶん、自発的に顧客獲得の方法を考えなくてはならず、ホームページの作成・イベント参加・セミナー講師などさまざまな手段を駆使して営業する必要があります。

せっかく独立をしても年収100万円ほどにしかならず、専業でやっていくのは難しい状態に陥る人もいるのが現実です。

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ファイナンシャルプランナーの悩み

ファイナンシャルプランナーは相談業務がメインとなるため、お客さまの予定に合わせてスケジュールを調整する日が多いです。

日中に仕事をされているお客さまと会うとなると、どうしてもアポイントメントは平日の夕方以降や土日中心に入りがちです。

とくに独立系FPや歩合制の保険営業などのファイナンシャルプランナーは、契約数は収入にそのまま直結するため、自身のプライベートの時間を犠牲にしてでもお客さまに会う時間を作ります。

成功すれば収入も増えやすいファイナンシャルプランナーの仕事ですが、仕事に熱中しすぎると家族との時間を作ることも難しくなるのが悩みという人もいます。

ファイナンシャルプランナーを辞める理由で多いものは?

ファイナンシャルプランナーは、お客さまのライフプランをお客さまと作ることを仕事にしていますが、営業的な側面もある職業です。

商品の営業をして利益を得る必要があるのです。

ファイナンシャルプランナーの多くが所属する金融機関や不動産業界はノルマが設定されるケースが多く、営業成績が思うように出ないと、出世したり収入を増やしたりするのが難しくなります。

「新規営業が苦手」「なかなか営業成績が伸びない」など、営業に自信がなくなると、周りからの評価も気にしてファイナンシャルプランナーを辞めたいと考えてしまうようです。