通信会社社員のつらいこと・大変なこと・苦労
通信会社社員のつらいこと・大変なこと
ノルマが厳しい職場も多い
通信業界では、「成果主義」を採用している企業も目立ち、とくに営業職などでは、厳しいノルマが課せられることがあります。
ノルマが達成できないと長時間のサービス残業が発生することもあります。
そうした職場は離職率も高くなりがちです。
慢性的に人手不足を抱えやすく、残っている社員の負担がどんどん大きくなっていくという悪循環におちいるでしょう。
ノルマ自体は、個人のモチベーションアップにもなります。
成果を出すことで給料が上がったり昇進するチャンスを得たりすることもできるため、決して悪いものではありません。
しかし、どう考えても達成できないような無謀なノルマを課せられたり、毎日遅くまでの残業や休日出勤が多発するような職場では、心身ともに不調をきたす可能性が高まります。
新しいことを覚えなければならない
WiFi、5G、IoT(Internet of Things)など、通信関連の技術はどんどんと新しいものが登場してきます。
技術職はもちろんのこと、営業職であっても、最新の通信技術や通信デバイスに精通していなければなりません。
時には帰宅後や休日などに、新技術や新製品の勉強をしなければならないこともあります。
通信テクノロジーにあまり興味がない人は辛いでしょう。
お客さまからのクレームも多い
購入した通信デバイスや、契約している通信サービスに対して、不満や文句を投げてくるお客さまも少なくはありません。
特に、カスタマーサポート・店舗販売員・事務職などの職種は、普段からお客さまと直接やりとりをする機会が多いため、クレームの矛先が向かいやすくなります。
中には暴言や無理難題なクレームを投げかけてくるお客さまもいます。
真面目な性格の社員は、日々クレームを受け続けているうちに精神に支障をきたすこともあります。
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通信会社社員の悩み
体育会系の雰囲気が合わない
通信業界には、いわゆる「体育会系気質」が浸透している会社も少なくはありません。
体育会系ならではの上下関係を重んじる価値観を押し付けられたり、根性論や精神論のようなやり方で働くことを求められる職場もあります。
中には、上司から厳しい暴言などを受けたり、パワハラやセクハラに近い行為が行われている職場もあります。
そのような体育会系の雰囲気が合わず、悩みこんでしまう人も多いようです。
変化が激しい
通信業界は変化のスピードの早い業界であり、そこで働く社員たちも常に変化が求められます。
これまでの担当業務とは違うことにチャンレンジさせられたり、まったく新しい通信サービスの担当に回されたりします。
通信業界では企業同士のM&A(合併・買収)も盛んです。
数年単位で会社そのものが合併や吸収で変わってしまうことや、会社のビジネス方針が一変する場合もあります。
そのように周囲の環境が短いスパンで変わりやすい業界であるため、「自分は〇年後どのような仕事をしているのだろう」、「この会社は〇年後どうなっているんだろう」と将来について不安を感じ悩んでしまう人もいます。
成果主義の悩み
「成果主義」というのは、結果や実力に応じて給料や役職などが決まる評価制度であり、「年功序列」とは反対の制度です。
通信業界ではこの成果主義を採用する企業が目立ち、昇進や出世などにも響きます。
同年代の社員や年下の社員がスピード出世して上司となることもあるため、成果を出せない人は思い悩んでしまうでしょう。
会社によっては、技術職や事務職のように、成果を明確化しにくい職種に対しても具体的な成果を要求されることもあり、苦悩する社員もいます。
通信会社社員を辞める理由で多いものは?
通信業界には離職率の高い会社も多く、中には入社半年や1年ですぐに辞めてしまう人もいます。
辞める理由はさまざまです。
<通信会社社員を辞める代表的な理由>
・会社の体質や方針に不満
・人間関係の悩み
・ノルマがきつい
・残業が多い
・給料や評価制度に不満
・通信技術や通信機器に興味が持てない
・新しいビジネスに挑戦したいが今の会社では難しいため(ポジティブな理由)
・まったく異なる夢ができた(ポジティブな理由)
通信業界には独特の社風や体質をもつ会社が多いため、会社のやり方に賛同できず辞めるケースが目立ちます。
また、新しくやってみたいビジネスがあり、今の会社の体制では実現が難しい場合に、他社に転職したり起業すしたりする人もいます。
もともと「さまざまなことにチャレンジしたい」というバイタリティあふれた社員が多い業界です。
自分のやりたいことと不一致を感じた人は、早々に見切りをつけて退職します。