整体師のつらいこと・大変なこと・苦労

さまざまな人の不調を改善する裏で、整体師は多くの苦労を抱えています。もちろんそこにやりがいを感じる人もいるでしょう。しかし、大変な仕事であることはたしかです。

本記事では、整体師の仕事をこなすなかでつらい・大変と感じることを紹介します。

整体師のつらいこと・大変なこと

体力を使う仕事

自分の身体を使って1日に何人ものお客さまの施術をするため、非常に体力を消耗します。

また基本的に立ちっぱなしの仕事なので、体力に自信のない人は厳しいと感じるでしょう。

整体師の職業病

腱鞘炎

整体師に最も多い職業病は腱鞘炎です。

腱鞘炎とは、腱の周囲の腱鞘が炎症を起こすことで、手足に痛みや腫れが生じ、手足が動かしづらくなる病気のことをいいます。

放置すると炎症が腕にまで及び、最終的に外科的手術を受けなければならないほど症状が進行する恐れがあります。

整体師は指先を使う仕事のため、仕事に慣れていないうちは、どうしても腱鞘炎になりやすくなります。

もし指が痛いと感じたら、早めに治療を受けることが大切です。

肩こり・腰痛

整体師は、お客さまの肩こりや腰痛を治すのが仕事ですが、自分自身も肩こりや腰痛に悩まされるという人は多いです。

腰や肩の痛みを感じたら、休憩を多くとり腰や肩に負担をかけることのないようにすることが大切です。

お客さまのために働くことも大事ですが、自分自身の身体のケアも怠らないようにしましょう。

お客さまからのクレーム

お客さまからのクレームに苦労する整体師も少なくありません。

主なクレーム
  • 施術をした翌日にひどい痛みが出た
  • 症状が緩和されなかった
  • 施術中にセクハラ行為があった

必要に応じて再度の来院や病院での診察を勧めたほうがよいケースもあるため、まずはお客さまの意見にしっかりと耳を傾けることが大切です。

セクハラに関するクレームを避けるためには、施術前にどの部位にどのような施術をする必要があるのかを説明し、あらかじめ了承してもらうことが必要です。

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整体師の悩み

治療方針を理解してもらえない

整体は身体のバランスを整え、自然治癒力を引き出すことでさまざまな身体の不調を改善させる施術方法です。

そのため、即効性という面では病院での診察や薬効に劣る部分があるのは否めません。

しかし来院したお客さまの中には、「すぐに不調を取り除いてほしい」と思う人が多いのも事実です。

継続的な治療を受ける前に「効果がない」などマイナスの判断をされ、トラブルになってしまうケースもあります。

整体師は自身の治療方針をしっかりとわかりやすく説明し、お客さまの理解と信頼を得る努力をする必要があります。

継続して来院するお客さまが少ない

整体師は、来院するお客さまが多ければ多いほど経営の安定を図ることができるため、まずは新規顧客の開拓が第一です。

特に個人経営の整体師の場合は顧客の獲得は重要なポイントです。

しかし、それ以上に難しいのはリピーターの獲得です。

お客さまは症状が和らげば整体院への足が遠のいてしまいますが、整体師としては症状が緩和されても継続的な来院でさらに健康効果を高めてほしいというのが本音です。

お客さまとのコミュニケーション

整体の施術はほぼマンツーマンで行われます。

症状を聞き出したり、日常生活のアドバイスや症状についての知識を伝えたりなど、整体師にはコミュニケーション能力は欠かせません。

しかし、このお客さまとのコミュニケーションに苦手意識を持っている人も少なくありません。

整体師を辞める理由で多いものは?

身体の不調

整体師の仕事は体力勝負であるだけでなく、腱鞘炎などの職業病を併発しやすいため、自身の不調によって離職・転職するという人も少なくありません。

お客さまのために施術をする整体師が不調を訴えていては仕事にならないため、症状を感じたら早めにケアをすることが必要です。

過度のストレス

整体師は人と密に接する仕事でもあるため、人によってはストレスを感じやすい環境です。

勤務先によっても施術の方針やお客さまの年齢層なども大きく違うため、どうしても自分には合わないと感じほかの整体院やカイロプラクティック院に移る、または違う職業に転職するという人も多いようです。

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整体師の苦労のまとめ

整体師は自分の身体を使って施術する仕事であるため、体力が求められる仕事です。

また、多くのお客さまと関わる仕事でもあります。コミュニケーション能力の高い人でなければ苦労することも多いでしょう。

整体師を辞める理由としては、自身の体調不良、対人ストレスなどが挙げられます。