プロジェクトマネージャーへの転職・未経験採用はある?
プロジェクトマネージャーへの転職状況は?
プロジェクトマネージャーへの転職は、基本的に経験者が中心です。
業務未経験者の場合、プロジェクト管理に関する資格保有者や管理職経験者なら、プロジェクトマネージャー候補として採用されることがあります。
この場合は、同じ業界・業種であることがほとんどです。
IT系を中心にプロジェクトマネージャーはさまざまな業界で求められており、人材不足から待遇のよい求人も多いです。
ただし、プロジェクトマネージャーは業務上の責任も重く、業務内容や企業との相性も重要な仕事です。
そのため、満足できる転職のためには下調べに時間をかけ、企業とのマッチングを大切にするよう心がけましょう。
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プロジェクトマネージャーへの転職の志望動機で多いものは?
プロジェクトマネージャーへ転職したい人の動機は、「管理業務にかかわりたい」「給与や待遇のよい職場で働きたい」といった動機が多いです。
ただし、これらの志望動機は企業にとっては自己本位な印象を与えるため、「得意なマネジメントを中心にして企業に貢献したい」など企業にとってのメリットをアピールするように工夫しましょう。
志望動機では、前の職場の待遇や業務内容に対する不満があったとしても、それをそのまま伝えるのはよくありません。
前向きな考えで行っていることや、転職による今後の展望をしっかり示すことを意識しましょう。
また、他の業界・業種から転職する場合や、未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、どのような魅力を感じているのかを明確に示すことが大切です。
未経験からプロジェクトマネージャーになるには
転職によって未経験からプロジェクトマネージャーになるためには、少し時間が必要です。
経験者の場合、同じ業界・業種で実績のある人ならすぐにプロジェクトマネージャーとして採用されます。
しかし、未経験者の場合は「プロジェクトマネージャー候補」としての採用が多く、アシスタントやプロジェクトリーダーとしての業務からスタートすることが多いからです。
その後は、適性や社内の事情などによって数カ月から数年ほどで正式にプロジェクトマネージャーとなります。
知識や実力を示すために「プロジェクトマネージャ」や「PMP」などの資格があると有利に働くため、できるだけ事前に取得しておきましょう。
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プロジェクトマネージャーへの転職に必要な資格・有利な資格
プロジェクトマネージャーへの転職では、「プロジェクトマネージャ」や「PMP」などのプロジェクト管理に関する資格があると有利です。
ただし、これらは難易度が高く、しっかりと学習してから受験しなければ合格は難しいでしょう。
学習に必要な時間は、ある程度プロジェクト業務の経験がある人で、200~400時間ほどが一般的です。
業界によっては、業務の基本になる下位のレベルの資格から始めた方がいい場合も多く、プロジェクトマネージャー候補の採用では十分なアピールになります。
プロジェクトマネージャーの採用では実績が重視され、資格があれば必ず就職できるというものではありません。
しかし、業務で役立つ知識が多く身につくため、勉強しておいて損はありません。
プロジェクトマネージャーへの転職に役立つ職務経験は?
プロジェクトマネージャーへの転職では、さまざまな職務経験が役立ちます。
特に、管理者経験のある人はプロジェクト管理に近い業務を行っているため、高く評価する企業が多いです。
その他、システム開発の上流設計経験や、生産管理職の経験者など、プロジェクトの一部を経験していると役立ちます。
また、関係者との会議や交渉も多く発生することから、営業職を経験しているプロジェクトマネージャーも少なくありません。
技術に関する専門知識がなかったとしても、これらの職務経験があり、高いコミュニケーション力やマネジメント能力を有する人はすぐにプロジェクトマネージャーとして活躍できることもあります。
プロジェクトマネージャーに転職可能な年齢は何歳くらいまで?
プロジェクトマネージャーは一般的には30代から40代くらいの人が多く、転職でもこの年齢層がボリュームゾーンです。
しかし、業種や企業、実績によっては年齢に制限なく、50代でもプロジェクトマネージャーとして採用されることもあります。
プロジェクトマネージャーに必要なのはプロジェクト管理に関する能力であり、この能力が完成されている人であれば年齢は関係ありません。
逆に、経験が浅く、これからプロジェクト管理のスキルを磨く段階の人は、30代前半までには転職していないと難しいでしょう。
知識を習得し、現場で実際にプロジェクト管理を行って経験を積む期間を必要とするため、企業も育成を考えると30前後で候補者の採用を制限していることが多いです。
未経験からプロジェクトマネージャーの転職での志望動機
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、志望動機でプロジェクト管理業務への熱意を訴えることが大切です。
過去の自分の業務経験から、マネジメントによって現場の雰囲気や生産性が大きく変わることなど、その業務の価値をわかって挑戦している様子をアピールできるとよいでしょう。
プロジェクトマネージャーは人気職種ということもあり、待遇や安定性など、業務と関係のないところが志望動機になりやすいです。
しかし、高いスキルが求められますし、責任も重い仕事であるため、甘い考えで転職を考えていると不採用になってしまいます。
プロジェクトマネージャーの仕事についてよく理解し、実際にプロジェクト管理を学習しながら、本気で目指していることをアピールしましょう。